NHK<ラジオ深夜便>制作班のレビュー一覧

  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    ネタバレ

    絶望している時こそ絶望名言を、という考え方が健康的だなと思った。
    特に好きだった名言は
    「人間は昼と同じく、夜を必要としないだろうか。」(ゲーテ)
    「あの人の弱さが、かえって私に生きて行こうという希望を与える。」(太宰治)

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    2022年10月15日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    休職中に友人の勧めで読んだ。抑鬱状態のときにちょうど良い本なのかもしれない。
    複数人の文豪の言葉が出てくる中で、ゲーテの言葉が一番しっくりきた私はやっぱり凡人なんだろうなと思った(笑)
    読書好きでも文豪のと呼ばれる人が書いた本に読みづらさを感じてしまうので、誰かの解釈がついている方が挑戦しやすいと感じた。

    後書きの『言葉にすると絶望と少し距離ができます』という言葉がすっと心の中に入ってきた。

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    2021年12月28日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    ネタバレ

    ラジオ深夜便で放送してたのを書籍化したもの。
    ラジオを聴く習慣がなく、夜に聴きたくないというのもあって本を購入。
    いわゆる文豪さん的な人の言葉や小説からネガティブな言葉を集めてそれについて対談を行うという形式。


    この本では、カフカ、ゲーテ、ドフトエフスキー、シェイクスピア、太宰治、芥川龍之介、とぱっと見それっぽいような方々が選ばれてます。著者の専門である第1回目のカフカは揺るがない。この人が最初じゃなくて誰が最初だ(笑

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    2021年06月09日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    中島敦、ベートーヴェン、向田邦子など、ネガティブな名言を集め、解説している。
    「絶望名言3」を期待する。

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    2021年06月02日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    カフカに始まりシェークスピアまで6人の名言が頭木さんの書評のように語られている。どちらかと言えばネガティヴ思考の私に刺さるものがある。2も読みたい。

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    2021年05月17日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    絶望した人に寄り添う言葉が集まっています。
    カフカや太宰なんかは笑えるぐらい弱くてネガティブ。
    希望がもてない、消えたい、死にたいときにはまたこれらの本を読もうと思います。

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    2021年05月07日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    失恋した時は失恋ソングが聴きたくなる。絶望した時には絶望の言葉の方が心に染みる。その通りだと思います。15年前に精神的に大変厳しくて、不謹慎ですが死んでしまいたいと思っていたことがありました。会社の同僚からは「元気出して」とか「がんばれ」とか気持ちが明るくなるような本を読んだらとか映画を観たらとか善意のアドバイスを貰いました。ますます凹みました。そんな時、お世話になっていたメンタルクリニックの先生から、ヴィクトルフランクルの「夜と霧」でした。何度も読みました。気持ちが少し救われました。それが正しかったのかなと実感させてくれる作品でした。良い本です。

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    2021年05月04日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    あの人もこの人も、病気をしていた!
    苦悩の中にあり、絶望に浸りながら、けれど決して1人ではないことを感じることのできる、貴重なコンセプトの本。

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    2020年07月11日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    今回はベートーヴェンと、ゴッホの章に胸を打たれた。どちらも芸術の道を歩みながら、到達した先は芸術は心を癒すためにあるのだ。その行き方は2人は正反対であったにしても、同じところにたどり着いたのにはなんか感慨深い。
    また自分の外に籠やら壁があって動けないというのはよくわかる。

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    2020年03月21日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    ラジオ番組の文字起こしなのでサラサラ読めます。
    カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰、芥川、シェークスピア。

    ゲーテ
    人間は昼と同じく夜を必要としないだろうか
    光の強いところでは影も濃い

    芥川の地獄はルールがあるから現世よりマシってのもいいですね。

    「弱いから強い」とかいうよくある安い慰めを二人の語り手は優しく否定します。弱いまま、弱いからこその気づきというか。
    どうしようもない人だからこそどうしようもない人ならではの危険を察知してカバー出来たりするのかもよと。なるほどね。たまにはそういうこともあるでしょう。

    日常の瑣末なことに美を見出したり出来る人は瑣末な事に傷ついたりもするっての

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    2025年10月29日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    勇気づけられるというより、「普通」でいられることが確認できて、少しホッとしました。

    頭木さんの解釈がほんとうに優しい。優しすぎる。ラジオでは聴いたことがありません。今も続いているみたいなので今度聴いてみたいと思っています。

     ふさわしい人生を生きるということ自体が、なかなか難しいですよね。人はどこかで、ふさわしくない人生を生きているんだと思います。

    根田さんのあとがきも良かったな。
     私には小さな子どもがおり、日々、保育園や学童保育への送り迎えをしていますが、保育士さんやお母さん方、お父さん方と交わす会釈にずいぶん救われています。そして、「おはようございます」、「きょうは暑いですね」、「

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    2024年09月26日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    目には目を、歯には歯を、絶望には絶望を、ということなのですね。
    落ち込んでいるときに嫌な話を読むとさらに落ち込んだりすることもあるし、「自分はコイツよりマシだ」と思うための材料を探しているみたいで嫌だったのですが、そんなことはないようです。
    片思いしてるときには片思いの歌が、一人暮らしを始めたらそういう歌が、異様にこころに染みるのと同じことなんだ。
    いまは落ち着いてるときに読みましたが、手元に置いておいてめっちゃ落ち込んだときに手に取ってみたいと思いました。

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    2024年07月02日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    NHKラジオ「ラジオ深夜便」の1コーナーを書籍化したものです。タイトルに惹かれました。

    番組ディレクター根田さん曰く
    「死が救いに思われるほどの絶望をすくいとって言葉にしていく」
    傷口に塩を塗る名言ばかりですが、なぜか笑ってしまいます。あれ、まだ絶望までいってないのかな、って。

    象徴的なカフカの名言を。
    「将来にむかって歩くことは、僕にはできません。
    将来にむかってつまずくこと、これはできます。
    いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。」

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    2024年05月26日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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     『絶望名言』その2。
    今回は″ミニ″もあり、より多くの人の名言を知ることができた。
     特に、黒澤明やゴッホについては、初めて知ることばかりで興味深く味わった。
     古今亭志ん生の、貧乏は味わうもの。
     向田邦子の、一番欲しいのは「普通」ということである。
    と言うのは、シンプルであり、じわじわ沁みる言葉であった。

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    2024年02月01日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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     先日読んだ『変身』の作者、カフカの言葉について書かれていたので手に取った。
     ラジオ番組のひとつのコーナーを、そのまま書き起こしていて、さらさらと読みやすい。
    しかし書かれていることは、絶望を体験しなければ気がつくことない言葉ばかりで、心に響く。
     カフカだけでなく、太宰治や芥川龍之介などの作品も紹介されており、かつて読んだ時に受けた言葉の印象は、今違う捉え方に変わったことに気づいた。
    その時々で、心に寄り添ってくれる言葉は変わる。
    その違いを知り、生きていく杖となる言葉を心に留めたいと思った。

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    2024年01月27日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    能天気なほど絶望的。

    ってな事で、頭木弘樹の『絶望名言』

    文学紹介者の頭木さんとアナウンサーの川野一宇さんがNHKの深夜ラジオ便での放送を活字化したもの

    絶望名言の著名者カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰治、芥川龍之介、シェークスピア達の絶望名言をお二人が解説、掘り下げる内容。

    お二人共、絶望的な経験をしている中で、励ましや労りの言葉は、実は全く癒されることは無く、絶望感の中に堕ち込んでいる時こそ絶望的名言の方が心を癒して労わってくれたそうです。

    読んでるうちになるほどなぁと思う事に。

    絶望の中は実は生きたい欲望が強く、もがいている時ではないのかと

    数ある名言の内、わしに響い

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    2024年01月22日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    絶望名言というラジオ番組が書籍化されたもの。落ち込んだ時に暗い曲を聴くように、絶望した文豪が形にした言葉を取り込む本です。
    紹介されていた中では芥川龍之介の「侏儒の言葉」が好きでした。些細なことで幸せを感じる人は、ささいなことで辛さも感じてしまう。芥川はすごい。

    またディレクターによるあとがきがよかった。
    「1人の苦しみを突きつめていくと普遍性を持つものです。この番組はそのプロセスの実践です」
    「言葉の限界を越える絶望が確かにある、その事実に謙虚でありたいと思っています」
    綺麗な言葉だと思いました。

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    2023年12月04日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    『絶望名言』から続けて読んだ感想。
    一冊目に比べると名言そのものだけでは、わかりづらい絶望という印象。物語の前後や筆者の状況などの情報があってこその絶望名言かなと思いました。それでも充分面白いし、興味深く読みたい本も沢山出てきましたが一冊目の名言だけで、ハッとするようなものは少なかったかな。
    中島敦さんの言葉は自分には痛くて、嗚呼…、と落ち込んでから、是非読みたい!となりました。
    本の紹介本としてとても良かったです。

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    2023年08月27日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    絶望したときには、絶望の言葉のほうが、こころに沁みることがある。
    興味をひかれて読んでみると面白いことがたくさん書いてあった。
    つまづくことしかできず、たおれたままとか。
    成功した人の話は世の中にあふれているが文学の中には挫折や失敗がたくさんあるとか。
    駄目さを否定せずに共感して笑うとか。
    弱さには弱さの価値があるのだ。

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    2023年06月17日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

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    文豪たちが書いた「絶望の言葉」について語られた本。失恋したときに失恋ソングを聞くように、落ち込んだ時に落ち込んだ(絶望の)言葉を読むと、ぐっと来てしまう。共感してしまうもの。文豪たちが書いた絶望の言葉(愚痴?)に、「ああ成る程、わかるかも」と面白さを感じる一冊でした。

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    2021年05月18日