松浦正浩のレビュー一覧
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《第1部 ビジネス交渉》
●第1章 交渉の心がまえ 上司との休暇取得交渉
●第2章 BATNAという考え方 取引先との発注交渉
●第3章 多者間交渉のキホン 社内会議での交渉
《第2部 プライベート交渉》
●第4章 すべての話し合いは交渉である 恋人との旅行計画交渉
●第5章 かけひきの正しい進め方 引っ越し業者との価格交渉
●第6章 代表者同士の話し合い 同窓会の企画交渉
<サマリ>
BATNA、ZOPA、利害調整、優先順位、そもそもの目的からブレイクダウン
「白か黒か」ではなく「相手が何故白にしたいのか」「自分は何故黒にしたいのか」立場と利害という背景情報を探って落としどころを見つける
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<感想>
まず、交渉が学問になっていることに驚いた。
漫画を織り交ぜた表現で、初心者にも概念が理解しやすい内容になっている。経験的に行っていた行動を体系立てて理解できる。
<構成>
・「利害」と「立場」の視点から双方のギャップを自覚し、交渉で埋めていく。
・「取引費用」と「機会費用」の視点で、交渉すべきかどうかを判断する。
・BATNA(選択肢)を用意する。
・ZOPA(合意可能領域)を見定め、より良い条件で合意する。
<アンダーライン>
・交渉学では、表面的な要求を「立場」、そして背後にある理由を「利害」と呼んで区別しています。
・取引費用と機会費用
・「ワーキング・リレーションシップ」 -
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ネタバレ【どんな本?】
仕事、プライベート限らず自分と相手やグループでの合意形成を得るためのマインドやテクニックがシナリオベースでまとめられた一冊
【どんな人におすすめ?】
・自分の意見をがうまく相手に伝わらない(自分の望んだ結果にならない)
・話 会議などで話が進まず無駄な時間を過ごしてしまう
【感想】
仕事で定期的にMTGを行うが、個人的によくあるのが議案はあるが終着地点がいつまでも見つからないこと。
みんな私はこう思う…ばかりで、合意形成の難しさを感じていた私にとって非常にタイムリーな1冊でした。
特に印象に残っているのが、相手のBATNA(合意を得られなかった場合の代替案)を意識すること -
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おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門
著:松浦 正浩
交渉とは、複数の人間が未来のことがらについて話し合い、協力して協力して行動する取り決めをすることである。
日常で起こる幅広い交渉について考える学問が、「交渉学」であり、それは「なぜ人の話し合いがまとまらないのか」や「話が通じないと思われる相手と、どうやっておとしどころを見つけるか」を考える学問である。
本書の構成は以下の6章から成っている。
①交渉の心がまえ
②BATNAという考え方
③多者間交渉のキホン
④すべての話し合いは交渉である
⑤かけひきの正しい進め方
⑥代表者同士の話し合い
日常で毎日直面する交渉、単独で答え -
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トランジション 社会の「あたりまえ」を変える方法
著:松浦 正浩
トランジションとは、「世の中の仕組みが変わる、仕組みを変える」ということである。
たとえば化石燃料を使い続けると今後、気候変動が悪化する可能性が高いので、化石燃料を使わない社会にしようと世界中の国々、人々が努力している。もっと身近なところでは、小学校のPTAの仕組みを変えようと努力している人たちもいる。いろいろな場面で仕組みを変えるときに、どうすればよいのか、その疑問を本書では以下の5章により解説している。
①現代社会の諸問題
②トランジションの可能性
③トランジション・マネジメントのステップ
④トランジション先進国・オラン -
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【交渉とは】
・交渉=利害をすり合わせること=お互いにハッピーになれるおとしどころを見つけるゲーム!
・感情的になった時点で交渉失敗
・あくまで 「自分の」利害を満たすことを目的とする
【考え方】
・立場と利害に着目
・交渉にかかる取引費用(労力等含む)と 交渉しなかったときの機会費用 を比較
・BATNA(交渉が決裂した場合の最善の代替案)を考えておき、交渉時に比較
※相手にBATNAを知られたら負ける!
・落としどころの見取り図を作成(合意可能領域=ZOPAはどこか?)
【実践策】
・どっちも譲れないとき
→コレをするから、アレをしてほしい(統合型交渉)
→利害の「理由」を冷静に見