湯浅和夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ単に教科書的な情報を並べただけの知識本ではなく、ポリシーをもって書かれていることに共感を持ちました(その内容によっては共感できない人もいるでしょうが)。
在庫管理、物流管理の領域においては、商品企画、生産、調達、販売の各バリューチェーン毎の担当部門の思惑によって様々な無駄が生じている、ということを前提に、全体最適を目指す部署としてロジスティクス部門の立ち上げを提言している。
そのロジスティクス部門の役割とその他部門と調整すべき内容、そしてその期待効果について端的にまとめられている。
そしてこれを企業間で実現するSCMの視点にまで昇華させている。
しかしその内容は理論(理想)レベルの要素があ -
Posted by ブクログ
「モノを運ぶ、届ける」。
製造業にとっては顧客に直に接する、重要な工程です。
しかし、直接関わっていないと、どのようなことが課題で現在、何が起こっているのかが、わからない分野でもあります。
そこで、題名に「教科書」とあるこの本を、読んでみることにしました。
前半ではまず、物流とは何か、どのような姿を目指すべきかが書かれ、物流を管理する上でのポイントが示されています。
その上で、ロジスティックという言葉を、「必要なものを必要なところに必要なだけ届ける」と定義し、そのために何をすべきかを提起しています。
さらに、物流コストを削減するためにはどのような取組をすべきか、手法を紹介しています。
終盤は、