三森ゆりかのレビュー一覧

  • こども話し方教室 なぜ「相手に伝わる話し方」が大切なのかがわかる本

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    タイトルに「こども」とあるけれど、大人が読んでも読みごたえ十分!
    むしろ、大人向けのハウツー本には、難しい言葉やこねくりまわした表現を使っていて「正確に伝える」という面で本末転倒になっているものも散見される気が…。
    それならば、こちらを読んで根幹になる部分をスッキリと理解&土台を築いていく方が良い、少なくとも自分にとってはこの本と出逢えたことが大きなプラスになりました。

    PREP法、意識しようとしても気がつくととっちらかってしまうことが多いのがずっと課題。気をつけよう。

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    2024年09月14日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    日本人同士の会話は曖昧不確かに感じる事がある。
    日常使いの日本語を元に他国語を使おうとすれば不都合が生じる。
    日本語教育再考には私も賛同である。
    他国語だけでなく日本語使いにも良い効果を生むのではないか。

    ただし再読したら賛同しかねる事項もあった。
    会話であれば矢継ぎ早な質問に対して、ゆっくり話してもらっても良いのでは。
    道案内は質問されて答えるものと私は考えているので
    「これから説明します」という口上は不要なのでは。

    目次と補足
    第一章 外国語と日本語の違いを意識する
    1.日本の国語教育では外国語の習得に対応できない
    2.国語教育の弊害
    3.言語感覚の違い - 四カ国語の説明 →日英中韓

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    2024年05月16日
  • ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門 プレゼン・レポート・交渉の必勝法

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    書籍の表紙からは、ノウハウやテクニックを紹介するような印象を受けるものになっていますが、全ての日本人が習得するべき「言語技術」だと感じました。国語の授業で広く習得していくべきものです。
    第1章で、言語技術とは何かが記載されていますので、抜粋します。

    言語技術 ゲンゴギジュツ language arts ある目的のために言語を効果的に使いこなす技術。人間がコミュニケーションの手段として言語を用いることのできる力を言語能力(language ability)といい、それは、(1)理解・受容する能力(a聞く能力 b読む能力)(2)表現・発表する能力(c話す能力 d書く能力)というふうに分けられるが

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    2024年02月09日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    母国語でできないことは、外国語でできない。当たり前のことが理解されずに、小学校での英語必修化となった今、読むべき本の一つだ。まずは、母国語で伝える技術を身につける必要があると再認識した。そうした力を身につけるための術が、とても分かりやすく書かれている。外国語学習をしている大人にもお勧めの本である。

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    2022年08月23日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    外国語を上達させていくためにはまず母国語を身につける必要がありが外国での言語の学び方との違いや実際のプラクティスなどが紹介されていて参考になる

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    2022年07月09日
  • ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門 プレゼン・レポート・交渉の必勝法

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    言語技術について詳しく書かれた本。海外と日本の国語学習の違い。分かりやすく話すルール。物事を分析する重要性。など詳しく論理的に分かりやすく書かれた本。神本。 

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    2022年02月25日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    日頃から、私はなぜ人と会話が噛み合わないのだろう?とか、この人はなぜこちらの質問に答えずに違う話ばかりするのだろう?とか、コミュニケーションでの悩みのモヤモヤが一気に晴れた。日本以外の国の教育課程で必ず行われていると言う言語技術が、なぜ日本で行われず、情緒的な日本語鑑賞が優先されているのか。その一方で試験では論理的思考力が試されており、その剥離に疑問を持っていた。外国語習得努力と並行して、ちょっとこの方の著作を深追いしようと思う。

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    2019年04月30日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    外国語を話そうとするとき、ふと自分が話している日本語そのものに欠陥があることに気付くことがある。「あれ」や「なんとなく」などという曖昧な言葉を使ったり、とりあえず思いついたことを思うままに喋ったり。母国語だからこそそれでなんとかごまかせるが、外国語という自分では不自由な道具を使うときにはそれらが障害となってしまう。

    本書は外国語を話すためにはまずは日本語そのもの(話の構成の仕方や問いに対する答え方など)を立て直さなくてはならない、という考え方が根底にある。つまり、外国語を身につけるための「日本語」レッスンなのであって、この本には外国語そのものは出てこない。そのかわり、欧米人が当たり前に身につ

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    2015年09月18日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    ネタバレ

    文字通り、外国語特に欧米系言語を身につけるための中間日本語のレッスンのうち、表現形式のレッスン。これを外国語教育として日本語でやるのは素晴らしく意味があると思う。が、日本語に主語と目的語を導入せよ、は今一つ同意できないし、話題がかみ合わずに延々話すコミュニケーションが無意味だとも思わない。試験としては、これらの言語技術教育はやはり外国語教育及び科学教育であり、日本語教育とは別物のように思う。(国語の時間を減らして言語技術教育にあてることがあってもよいとは思うが。)

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    2015年08月09日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    ネタバレ

     日本人と欧米人では考え方が根本的に違う。思考は言葉に影響される。英語やドイツ語などでは主語が無ければ文が成立しないのに対して、日本語は、主客合一の、曖昧で、抽象的な文が成立し、むしろそこに価値を見いだすことがある。
     したがって、日本人は曖昧を好み、欧米人は明確を好む。たとえば絵画鑑賞をしたときに日本人は「きれいね」という感想を述べるだけで満足するが、欧米人は、どこが「きれい」だったのか、あるいは、どこが「きれい」ではなかったのか、分析的に対象を捉えるのである。
     現代のグローバル化された社会の中で、日本人は欧米人のスタンダードに合わせる必要がある。そのためには、欧米人の思考を司る言語技術を

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    2013年03月17日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    日本と海外(主に欧米)での言語教育の違いを紹介し、外国語を話すためには、まず外国語に訳せる日本語を身につける必要があると主張している。
    ・主語や目的語を省略しない
    ・結論を先に述べる
    ・根拠を明確にする
    ・説明の順序(全体から部分へ、とか)
    などなど。
    非常に納得のできる内容で、今後、会議や報告会での言葉の選び方には注意しようと思わされた。

    ただ、日常会話では日本語の曖昧さが便利だと思う。
    「最近どう?」みたいに曖昧な質問をする時は、大抵話のとっかかりを探している事が多く、具体的に質問したい内容がある訳じゃないからね。

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    2012年09月29日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    英語を身につけるための本ではなくて、英語でもコミュニケーションを取れるようにするために日本語のコミュニケーションスキルを身につけるのが目的。
    僕が高校までの国語教育に対して抱いていた疑念に見事に応えてくれていて、英語スキルの肥やしにしようと思っていたが、なぜか国語教育の改革の必要性を確信してしまった。

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    2012年06月04日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    この年で外国語を身につけたいというよりは、自分は日本語もまんざらにできないのでは?という危惧と猪瀬さんの「言葉の力」、田嶋さんの「「言語技術」が日本のサッカーを変える」で引用されていて、ぜひ勉強しなくてはと手にした一冊でした。
    内容は「目からうろこ」の記事がいっぱいで、このような教育を小さいうちからできていれば、私の「国語嫌い」もかなり、違った方向に進んだのではないかと思います。
    日本文化を客観的に見直すとともに、言語技術を身につけるために、多くの日本人に読んでいただきたいですね。

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    2011年11月13日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    これを読む前後で、自分の喋り方を意識する度合いがだいぶ変わる。なかなか主語を付けるの難しい…ってほら何か抜けてる。

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    2011年01月12日
  • ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門 プレゼン・レポート・交渉の必勝法

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    【星:4.5】
    小・中・高と合わせて12年もの間、国語の授業を受けてきたのに、上手く書けない、深く読めないのはなぜだろう、そもそも国語教育とはなんだったんだろうという疑問を長年持ち続けてきた。

    そんな私の疑問に対して、1つの答えを与えてくれた1冊として高めの評価とした。

    昨今、論理的思考力、ロジカルシンキングという言葉をよく耳にするが、我々人間は思考するためには言語を用いるしかない。
    そして、この言語を扱う技術を高めることこそが、思考力を高めるための重要なポイントであり、この技術を著者は「言語技術」とし、国語とは、母語によりこの言語技術を高めるための教科だと著者は説く。

    ドイツの国語教育

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    2025年11月18日
  • ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門 プレゼン・レポート・交渉の必勝法

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    言語技術の重要性が学べた。言葉を操る力は、生きていく上で必須なので、言語技術の力をつけることができれば、人生が豊かになると思います。全ての知的生産活動の土台となる力ですね。

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    2025年04月23日
  • こども話し方教室 なぜ「相手に伝わる話し方」が大切なのかがわかる本

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    他者とのコミュニケーションの取り方の基本。
    大人でも読んで為になる。再確認できる。
    見開きで半分は絵なので、読みやすい。

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    2024年07月09日
  • ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門 プレゼン・レポート・交渉の必勝法

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    教育者の著者らしく、「言語技術」をいかに教育機関でトレーニングするかという内容(日本ではあまり見ず、それによる課題感も見られる)。したがってこれを読んでも何かが身につくわけではなく、一方で独学でこのトレーニングをするのも難しく、その意味ではタイトルは適切でない気もする。
    が、さすがは教育機関の手法であり、自分が日頃読むビジネス書とは一線を画していて新鮮。願わくばこれからの学生たちにはこうしたトレーニングをする機会があらんことを。

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    2024年02月25日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    英語学習のサポートをする仕事を始めたため、目に止まった一冊。外国語を身につけるためには、日本語能力がないと意味がないとある人から指摘をうけ心に引っかかっていたことも読もうとおもったきっかけだ。印象に残っているのは、語順、要不要な品詞の違いから、そのまま翻訳した単語を当てることでは、ニュアンスは伝わらないということだ。

    当たり前に日本語会話の中で使うセンテンスを、そのまま英語の中に持ち込むと、全く何を伝えたい/聞きたいのかが分からなくなる...の例は深く肯いてしまった。

    言葉や文化の特性をしり、母国語(私なら日本語)との感覚の差を理解して初めて、相手に伝わる外国語(英語など)^_^が使えるよ

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    2020年06月04日
  • 外国語を身につけるための日本語レッスン

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    2008年か2009年ごろに当時の会社の先輩から紹介されて購入した本。その後海外への引越し等で紛失。どこに行ったのかと思ったら、偶然発見。

    現在、海外で生活し、英語を日常的に使う環境にある。著者の指摘する日本語と外国語の違いを感じていたが、それを見事に言い当ててくれている。
    ナンバリング、ラベリングはビジネスの現場で言語に関係なく重要なものである。その他第3章、4章は外国語習得だけでなく、正しくコミュニケーションを日本語で行うためにも必要最低限なスキルである。

    本が見つかってよかった。

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    2017年08月01日