ジョン・ドーアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
組織に所属するメンバー全員が、目標に向かって前進するために有効な手法の一つであるOKRを紹介している書籍。
Objectives Key Results 目標と主要な結果 を意味する頭文字がOKRだ。
目標管理制度と似たものだが、人事処遇とは切り離して運用する点が大きく違う。とはいえ、目標管理制度のまま本書の手法を活用することもできると感じた。
もう一つの特徴は、全従業員のOKRは公開されており、従業員であれば誰のOKRでも見ることができること。
企業での導入実績が紹介され、後半でOKR活用時の留意事項や陥りやすい失敗事例が学べる。
このOKRを運用する上で、車の両輪ともいえるものがCFRだ。 -
Posted by ブクログ
ドラッカーの「現代の経営」、ゴールドラットの「ザ・ゴール」と同じように何度も読み返し、使いこなすべきマネジメント本を読んでしまった!
重要なことにフォーカスして成果を上げ続ける仕組みを具体的に例示した本としては、最強かもしれない。
スタンフォード大学の学生だったラリーペイジとセルゲイブリンがGoogleを立ち上げたばかりの頃に、1千万ドルの小切手を切った伝説のベンチャーキャピタリスト、ジョンドーア。彼が彼らに指南したマネジメント手法こそ、本書で解説されるOKRだ。
著者は、テクノロジービジネスの実務に詳しく、金だけでなく、人的にも投資先をサポートしている。それだけに投資先のOKRの実例を -
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Posted by ブクログ
※評価基準
想定される読者ターゲットが、アウトプットする際の再現性が高そうか?のみ。
(内容が素晴らしくても再現性が低いと感じれば1とし、
逆に内容が微妙でも再現性が高いと感じれば5にしています)
※以下内容は内容をまとめたもの
▼ 想定される読者ターゲット
駆け出しマネージャー
▼内容
目標設定のハウツー
▼ アウトプットする際の再現性
・課題
やたら頑張ってるのに成果ぎでない要因特定をできていない事。
・解決
ストレッチを効かせる(安易に達成できる目標設定は、
却って本質からずれるリスクをもたらす。
・事例
youtubeのOKRは視聴時間を増やす事
失敗ー視聴回数をOKRに置いた事。
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Posted by ブクログ
目指すべき目標と、その達成状況を示す主要な結果であるOKR(Objectives and Key-Results)。
OKRを組織の隅々にまで浸透させるためのCFR(Conversation, Feed-back and Recognition)。
本書はその2つを軸に、なぜその手法が好ましいのか実際の事例を交えて紹介されている。
数年前に出版された「How Google Works」では比較的あっさりと紹介されていたOKRだが、
本書を読む限りはGoogleの信じられないような発展の原動力であったことがうかがえる。
巻末の付録にあるガイドラインはとても実用的。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ内容メモ
◯明確な計画が必要
・ルーズベルトが第二次世界大戦で書いた紙ナプキンのようなもの
・対象が絞られ、なすべき行動が明確で、測定可能な計画
・OKR: 気温上昇を1.5度以下に留める、に設定
1. 交通の電化
2. 電力の脱炭素化
3. 食料の見直し: 土壌に炭素を回復、牛肉を減らす
4. 自然保護
5. 産業をクリーンにする: 特にセメントと鉄鋼
6. 炭素除去
・インパクトの大きい順に戦略
1. 削減 排出量を減らす
2. 節約 エネルギー利用の効率化
3. 除去
◯メタンの漏れが非常に大きい
・ガス圧力に応じてメタンを放出するよう設計されたバルブを使っていることによる漏れ、バ -
Posted by ブクログ
しかし正直なところ、このような警告を聞いても大方の人は地球を救うために動き出すことはないだろう。80年先の予測など人間の脳が理解するには遠すぎる。たかだか2~3℃温暖化が進むと言われても、不安を感じるほど深刻なことには思えない。これが最大の障害なのだ。ロードマップ(行程表)を示さなければ、多くの人はなかなか変革にコミットしない。真の変化を起こすには、明確で実現可能な計画が必要なのだ。
「交通の電化」とは、ガソリンやディーゼル・エンジンをプラグイン式の電動自転車、自動車、トラック、バスに転換することだ(第1章)。
「電力の脱炭素化」とは、化石燃料から太陽光、風力など排出ゼロの電源に転換する -
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Posted by ブクログ
Intel元CEOアンディ・グローブ氏が生み出し、Googleのムーンショット的成長に貢献したOKR解説本。ORKは「フォーカスとコミットメント」「アラインメントと連携」「トラッキングとストレッチ」機能があり、それらをCFRで回すことにその優位性がある。OKRは非常に意欲的な枠組みである一方、社員のモチベーションや能力の高さが求められる部分はあり、評価・報酬との位置付けをどうするかは課題に思える。常にNo.1だった天才揃いのGoogleではKPIや相対評価よりチャレンジングなOKRのほうが機能したのが窺える。KPIと混同しがちだが、達成率の赤・青・黄のなかで赤色と青色が多すぎてはBadでほぼ黄