グレアム・グリーンのレビュー一覧

  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    スパイ小説ではありますが、派手な撃ち合いも激しい駆け引きもなく、終始淡々と進行します。主な登場人物は全員心の弱さを抱えていて、祖国を裏切ったはずのスパイですら悪人ではなく、敵対する立場の人物の弱さに共感を抱いたりもします。
    言ってみればスパイ小説の形を変えた人情もので、読後感は非常にしんみりとしています。

    文学的な香気があふれる作品ですが…残念ながら僕の好みではありませんでした。

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    2011年10月19日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    イギリス情報部で、極秘事項がソ連に漏洩した。二重スパイは一体誰か? 上層部が特定を進める中、主人公カッスルは・・・。

    グレアム・グリーンの『二十一の短編』に収録されていた「廃物破壊者たち」は、通学中の電車内で読んで、「駅を乗り過ごしてもいい!」と初めて思った短編だった(結局ちゃんと降りてしまったのだけれど・・・)。
    しかし、この「廃物~」以降の短編は読んでもよく頭に入らず、一冊読み終えた感想は「一番最初のだけめちゃくちゃ凄かったのにな」だった。

    というわけで、グリーンの本が自分に合うのか合わないのか、いまいちよくわからないまま、この本を手に取ったところ、これもちょっと違ったらしい。
    確かに

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    2011年07月21日