化粧品における需要予測という著者自らの経験から得た知見をまとめた一冊。統計的な手法を駆使しつつ、認知科学の視点を加え予測精度を上げていった日々の取り組みを中心に綴られている。
きわめて論理的な思考力が高いと思われる著者ならではのことで、なかなか真似しようとしてうまくいくものではなさそうに感じました。
ただ、どのようなかたちであれば仕事をする人であれば先々のことを予測するというシーンはそれなりにあるもの、そんなとき、著者の示してくれた知見や陥りやすいバイアスの罠など多少なりとも参考になりそうな気がします。