【感想・ネタバレ】品切れ、過剰在庫を防ぐ技術~実践・ビジネス需要予測~のレビュー

あらすじ

生活者が必要とするタイミングで適切な量を届けるために「この時、これくらい欲しい」という需要を予測し、商品を生産を適切に導くのが、現代の製造業には欠かせない「需要予測」という仕事である。本書では「統計学」の側面が強い需要予測を、独自の「認知科学」の観点からひもとき、様々な条件によって需要の予測が非常に難しい化粧品業界を実例にとりながら、明日からビジネスに役立つ実践的な需要予測の技術を学んでいく。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

需要予測の方法は要素分解とフレームワーク作りをしておくことがポイントとなる。
ただし、需要予測はモデルを作って終わりではなく、予期せぬイベントなどで予測が大きく外れる、あるいは傾向が変わることがある。例えば売上が急激に上振れたら知らせるようなアラートを作っておき、原因究明、再予測、追加発注量の決定までを素早くすることで問題を最小に抑えることができる。予測で終わらせるだけでなく、このようなフレームワーク作りも重要であると感じた。

0
2022年02月11日

Posted by ブクログ

化粧品における需要予測という著者自らの経験から得た知見をまとめた一冊。統計的な手法を駆使しつつ、認知科学の視点を加え予測精度を上げていった日々の取り組みを中心に綴られている。
きわめて論理的な思考力が高いと思われる著者ならではのことで、なかなか真似しようとしてうまくいくものではなさそうに感じました。
ただ、どのようなかたちであれば仕事をする人であれば先々のことを予測するというシーンはそれなりにあるもの、そんなとき、著者の示してくれた知見や陥りやすいバイアスの罠など多少なりとも参考になりそうな気がします。

0
2019年01月14日

「ビジネス・経済」ランキング