泉賢太郎のレビュー一覧

  • 地球と生命の歴史がわかる!うんこ化石

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     肛門みせてふりむくティラノサウルス、その肛門のまえには生うんこ!の表紙です。ほとんどのページに「うんこ」の文字が踊ります。おもしろかったです。説明が簡潔で、ていねいです。たかが「うんこ」されど「うんこ」のうんこ化石の世界をシリました。
     著者の泉賢太郎さんは千葉大の先生です。地球環境の変化の歴史を知ることができるうんこ化石には、うんこ化石にしかない魅力があり、うんこ化石にのめりこんだそうです。

     どうやら、うんこ化石をみるときは、うんこ化石の太さが大切なようです。長さはさまざまでも、お尻の穴は同じなので、うんこ化石の主(ぬし)を探すときの手がかりになるようです。
     うんこ化石から得られる情

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    2024年12月21日
  • 化石のきほん:最古の生命はいつ生まれた? 古生物はなぜ絶滅した? 進化を読み解く化石の話

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    タイトルどおり基本的なことばかりなのだろうが、きれいなイラストとともにわかりやすく説明されているので、これまでよりももっと化石を見るのが楽しくなりそう。古生物学者になんとなく憧れていた子どもの頃にこの本があれば、本気で古生物学者を目指していたかも。

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    2024年08月21日
  • 古生物学者と40億年

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    古生物学は、化石を扱うことがメインである。
    でも、それでは、できることが限られる。
    化石からはわからないことが多い。
    そのために、生物を化石目線で研究する手法や、数理モデルを活用して推測する方法がとられる。

    同じ研究テーマに対して、みんながみんな地質学のアプローチしかとれないとしたら、確かに多様性がない。ダイバーシティって、研究においても重要だ。

    学部が小さく先生たちの専門性の幅が小さいと、いろんなアプローチのトレーニングが受けられない。それって、やはりマイナスだなぁ、と思う

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    2024年06月02日
  • ウンチ化石学入門(インターナショナル新書)

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    生痕化石というとりわけ地味な分野で研究を進める著者の奮闘記。
    研究はあくまで途上だが、過去現在未来をつなげる熱意と、マニアックな分野に身を置いた覚悟、キャッチーなタイトルで世間に訴える。

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    2022年02月06日
  • 6億年の博物旅 1巻

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    「お、帰ってきた。おかえり、ジュラ紀はどうだった?」

    という、タイムマシンが出来たので、あちこちの時代に行って生き物全部記録してやろうという壮大すぎる計画をゆる〜くやってるお話。
    白亜紀でアンモナイト食べたり、デボン期で釣りしたり、ジュラ紀で小型翼竜連れ帰ってきたり…誰もが「ちょっとやってみたいな」と思うようなことを実現してしまう楽しい話です。

    現代だけでも手に余るのに、6億年分も情報あったら人類の許容量超えそう。機械知性に引き継いでもらいたいプロジェクトだな。

    感染症とか毒とか生態や環境への影響とか生身でデボン紀行って呼吸とか大丈夫なのかしらんとか、危なそうなのは全部未来技術でクリアさ

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    2025年10月14日
  • 古生物学者と40億年

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    子供の頃、恐竜をはじめとする古生物を図鑑で眺め、「この頃の地球はどんな風景だったのだろう」と、想像して楽しんでいました。
    しかしその後、大人になるにつれて、この分野から離れてしまいました。
    ところが近年、生物全般や生物学への興味が高まったこともあり、生物の進化の歴史にも目が向くようになりました。

    そんなタイミングで、この本のことを書評で知り、読んでみることにしました。
    本書は全六章で、構成されています。

    第一章の最初で著者は、「本書は古生物学の研究成果をピックアップしたものではなく、古生物学者の普段の研究現場の様子を紹介する内容である」と、宣言しています。

    その上で第二章以降に、古生

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    2025年05月26日
  • ウンチ化石学入門(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  生痕化石とは何か?
    第2章  ウンチ化石からわかること
    第3章  ティラノサウルスと首長竜のウンチに挑む
    第4章  ウンチ化石研究者が目指しているもの
    第5章  生痕化石が地球の未来を語る?
    第6章  地層ブラブラ:身近な楽しみとしての生痕学

    <内容>
    当初は縄文時代などの人の「ウンチ化石」を研究している人の話だと思った。しかし、もっとはるかに昔の恐竜の時代の「生痕化石」、特に無脊椎生物のものの研究者の話だった。この本から学べるのは、そういう「化石」系のはなしと、理系の研究者になるには、その地道な研究のスタイルについてだ。

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    2021年05月07日