冨原眞弓のレビュー一覧

  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

    Posted by ブクログ

    他の作品と比べても不安の強い作品だった。書き始めた時が第二次世界大戦中だったというから納得だ。それでも最後には幸せになってくれるから、ホッとする。ママは今作では少し感情の波が大きいけど、他の作品に繋がるところも見える。ムーミンは泣いたり甘えたりしていて少し子どもらしい。パパはだいぶ勝手だけど、それは「ムーミンパパ、海へ行く」でも感じた部分だし、家族の事を思う気持ちは強いから、通じるところがあるな。最初の一作から、キャラクターはしっかりできていたんだな。
    最後の解説も読み応えがあった。ムーミンの童話全てに通じている、個人の個性を尊重するコミュニケーションの取り方や、大人も子どもも成長する存在とし

    0
    2024年11月04日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

    Posted by ブクログ

    ヤンソンが、最初に書いたムーミン物語。シリーズの他の作品とは、絵柄や設定が異なるので、出版が遅れたそうな。
    パパは最初行方不明で話が始まり、最後になって一家が揃って、ムーミン谷に行き着く。暗くて面白みはない。

    0
    2022年10月05日
  • 根をもつこと 上

    Posted by ブクログ

    まだ上巻だけしか読んでないんで、読んでいる最中にとったメモを書いておく。

    ・ヴェイユは「キリスト教的世界」と「宗教」をいかにしてつかいわけているか、いないか。

    ・労働に詩情が生まれると、それが同じ労働同じ結果ならば、より純度の高い服従(=隷属的な)になるのではないか。

    ・「思想」というものの硬さに慣れない。

    0
    2013年03月21日
  • 根をもつこと 下

    Posted by ブクログ

    ヴェイユには特に関心を持っていないが、観念論に走ることなく、実際に工場で労働するなど誠実な行動と、その生活実感に基づいた言説には好感が持てる。
    この「根をもつこと」はヴェイユの晩年、第2次大戦下に、ナチス=ドイツに敗北した故国フランスからのがれ、亡命先で故国のための活動を志願したところ、戦後のフランスのために精神的支柱となるような本を書け、と言われて書いた本。ということらしい。
    上巻の第1部では、人間の義務や集団に関して、短い倫理的な考察が並ぶ。その後の章では、歴史における「力」の推移などが考察され、とりわけヒトラーをめぐる記述に興味ひかれる。
    「われわれのいだく偉大さの(誤った)構想は、まさ

    0
    2012年01月04日