冨原眞弓のレビュー一覧
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本の内容が星3つなのではない。私の理解力の問題で、理解できたとは言えないので星3つとした。とても難しい内容だった。
とはいえ、シモーヌ・ヴェイユという聡明で行動力のある女性が第二次世界大戦前後に生きたという奇跡に感動した。
第二次世界大戦のフランスについて、パリ陥落くらいしか知らなかった自分にも驚いた。フランス側からのパリ陥落ではなく、世界史的なドイツ側からみたパリ陥落しか知らず、その内情を知ろうともしていなかったことを恥ずかしく思う。
今年の夏は第二次世界大戦を考える本を読みたいと思っていた。でもその前に前から読もうとしてたこの本を手にしたのだけれど、全く自分の無知が恥ずかしい。めちゃくちゃ -
Posted by ブクログ
他の作品と比べても不安の強い作品だった。書き始めた時が第二次世界大戦中だったというから納得だ。それでも最後には幸せになってくれるから、ホッとする。ママは今作では少し感情の波が大きいけど、他の作品に繋がるところも見える。ムーミンは泣いたり甘えたりしていて少し子どもらしい。パパはだいぶ勝手だけど、それは「ムーミンパパ、海へ行く」でも感じた部分だし、家族の事を思う気持ちは強いから、通じるところがあるな。最初の一作から、キャラクターはしっかりできていたんだな。
最後の解説も読み応えがあった。ムーミンの童話全てに通じている、個人の個性を尊重するコミュニケーションの取り方や、大人も子どもも成長する存在とし -
Posted by ブクログ
ヴェイユには特に関心を持っていないが、観念論に走ることなく、実際に工場で労働するなど誠実な行動と、その生活実感に基づいた言説には好感が持てる。
この「根をもつこと」はヴェイユの晩年、第2次大戦下に、ナチス=ドイツに敗北した故国フランスからのがれ、亡命先で故国のための活動を志願したところ、戦後のフランスのために精神的支柱となるような本を書け、と言われて書いた本。ということらしい。
上巻の第1部では、人間の義務や集団に関して、短い倫理的な考察が並ぶ。その後の章では、歴史における「力」の推移などが考察され、とりわけヒトラーをめぐる記述に興味ひかれる。
「われわれのいだく偉大さの(誤った)構想は、まさ