冨原眞弓のレビュー一覧

  • シモーヌ・ヴェイユ

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    本の内容が星3つなのではない。私の理解力の問題で、理解できたとは言えないので星3つとした。とても難しい内容だった。
    とはいえ、シモーヌ・ヴェイユという聡明で行動力のある女性が第二次世界大戦前後に生きたという奇跡に感動した。
    第二次世界大戦のフランスについて、パリ陥落くらいしか知らなかった自分にも驚いた。フランス側からのパリ陥落ではなく、世界史的なドイツ側からみたパリ陥落しか知らず、その内情を知ろうともしていなかったことを恥ずかしく思う。
    今年の夏は第二次世界大戦を考える本を読みたいと思っていた。でもその前に前から読もうとしてたこの本を手にしたのだけれど、全く自分の無知が恥ずかしい。めちゃくちゃ

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    2025年08月10日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    初めて読んだムーミン物語のゼロ巻。ここから始まったんだと感慨深い。
    パパじゃなくてママと冒険。パパは自分勝手に出て行って自分の正義に酔って押しつぶされている。
    ママはしっかり者だけど強くはない。ムーミンが支える。
    短い中にも、子ども心をくすぐる冒険と少しの不穏が詰まっていて良い本だと思った。

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    2025年08月03日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    他の作品と比べても不安の強い作品だった。書き始めた時が第二次世界大戦中だったというから納得だ。それでも最後には幸せになってくれるから、ホッとする。ママは今作では少し感情の波が大きいけど、他の作品に繋がるところも見える。ムーミンは泣いたり甘えたりしていて少し子どもらしい。パパはだいぶ勝手だけど、それは「ムーミンパパ、海へ行く」でも感じた部分だし、家族の事を思う気持ちは強いから、通じるところがあるな。最初の一作から、キャラクターはしっかりできていたんだな。
    最後の解説も読み応えがあった。ムーミンの童話全てに通じている、個人の個性を尊重するコミュニケーションの取り方や、大人も子どもも成長する存在とし

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    2024年11月04日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

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    ヤンソンが、最初に書いたムーミン物語。シリーズの他の作品とは、絵柄や設定が異なるので、出版が遅れたそうな。
    パパは最初行方不明で話が始まり、最後になって一家が揃って、ムーミン谷に行き着く。暗くて面白みはない。

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    2022年10月05日
  • 根をもつこと 上

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    まだ上巻だけしか読んでないんで、読んでいる最中にとったメモを書いておく。

    ・ヴェイユは「キリスト教的世界」と「宗教」をいかにしてつかいわけているか、いないか。

    ・労働に詩情が生まれると、それが同じ労働同じ結果ならば、より純度の高い服従(=隷属的な)になるのではないか。

    ・「思想」というものの硬さに慣れない。

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    2013年03月21日
  • 根をもつこと 下

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    ヴェイユには特に関心を持っていないが、観念論に走ることなく、実際に工場で労働するなど誠実な行動と、その生活実感に基づいた言説には好感が持てる。
    この「根をもつこと」はヴェイユの晩年、第2次大戦下に、ナチス=ドイツに敗北した故国フランスからのがれ、亡命先で故国のための活動を志願したところ、戦後のフランスのために精神的支柱となるような本を書け、と言われて書いた本。ということらしい。
    上巻の第1部では、人間の義務や集団に関して、短い倫理的な考察が並ぶ。その後の章では、歴史における「力」の推移などが考察され、とりわけヒトラーをめぐる記述に興味ひかれる。
    「われわれのいだく偉大さの(誤った)構想は、まさ

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    2012年01月04日