氏原英明のレビュー一覧

  • 甲子園は通過点です―勝利至上主義と決別した男たち―(新潮新書)

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    タイトルに引かれて読んだ。確かに通過点だとは思うし、その事例が紹介されている、またサッカーの取り組みも紹介されている。ただ、夏の甲子園で優勝した智瓣和歌山高校が紹介されているのは、違和感を持った。

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    2022年02月21日
  • 甲子園という病(新潮新書)

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    15年のフリーランス取材経験があるスポーツジャーナリストが、日本の高校野球界に身を置いたことのある選手や指導者たちへのインタビューを通し、日本の高校野球界にまつわる不合理なシステムや問題点についてあぶりだす。

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    2019年10月20日
  • 甲子園という病(新潮新書)

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    勝利至上主義の指導者、肩や肘を壊してもエースに投げさせるシステム…。甲子園の魅力と魔力を知り尽くしたジャーナリストが、甲子園の「病理」を徹底解剖し、「甲子園改革」を提言する。

    投手の酷使をはじめ高校野球の弊害はさんざん言われてきたが、今年ようやく延長戦でのタイブレークの導入などがあった。でも米国などに比べれば少年虐待ともいえる実態は変わらない。高校野球ファンとしては何とももどかしいく、NHKも朝日新聞も高野連も動かざるを得ないような何か画期的な提案が本書にあったらよかったのに、と思う。(Ⅽ)

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    2018年12月11日
  • 甲子園という病(新潮新書)

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    元々阪神ファンなので甲子園に興味はあるのですが、それ以上に、虐待というイメージを持っている高校野球への関心が、読むきっかけになりました。P86 態度や行動は人の心を変える。マウンドや普段の生活でもやることを一定にさせていくと、気持ちも一定になっていく。人としての姿勢が向上すると、成長が伴う。P96 日本では指導に対する機軸が無いので、指導者は、経験論でしか語ることができない。それが、プロ野球の監督を指導未経験の人物が勤めることや怒号・罵声を響かせる少年野球の指導環境へとつながっているのではないか。P134 元阪神のマートン「一つのことに集中する日本人は、野球の練習を8時間することもある。
    半面

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    2018年09月29日
  • 甲子園という病(新潮新書)

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    もっとも暑い季節に、
    もっとも暑い月に、
    もっとも暑い場所で、
    もっとも暑い時間に、
    行われる全国高校野球選手権大会。

    夏の高校野球開催中の放映される「熱闘甲子園」。
    そこに描かれるのは「勝敗」を超えたところにある、
    仲間との友情、控えで終わった3年間、怪我で裏方に
    回り仲間を支えた…と言ったものが格好のネタとなる。
    悲哀・明暗・陽陰、勝負の裏にあるコントラストを
    情感たっぷりに「爽やかさ」という文脈ですくい上げる。

    この視座はメディアに限ったものではない。高校野球
    ファンしかり、今や国民感情にまで昇華していると
    言っても言い過ぎではない。

    夏の甲子園大会は100回を経た今も「感動」「清

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    2018年09月26日