最所篤子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ印象的だったのは 姉と妹の関係性。
そしてまわりのひとびと。
モーディには私がいなくては。
わたしが彼女でもそう思ったと思います。
彼女の面倒を見なければと思う反面、
なぜわたしが、もしモーディがいなかったら私は、でもモーディが自分から離れていくのは嫌だ。
そんな を救ってくれたのはロッタ。
最初こそあなたは私の妹のなに?と反抗的な気持ちを抱くものの、ロッタは妹はこれくらい1人でできると教えてくれた。
だからこそ彼女は受験に前向きになれのでは?
も彼女の大切な友人。
暮らしは違えど親身にしてくれて、お姉さんのような友人だなと思いました。
そしてバスティアン。
彼女を精神的に支え応援し続けて -
Posted by ブクログ
著者のバックグラウンドを知らないと、なかなか理解が進まないはずだ。
クルド系トルコ人のソンメズ氏は、1980年の軍事クーデターの混乱のなかイスタンブルで法律を学び、人権弁護士として活動していたが、その活動中に警察に襲撃されて瀕死の重傷を負い、その後英国へ亡命。現在はトルコと英国を行き来しながら作家活動をしているが、イスタンブルの街への痛切な思いが、この小説に込められていると言う。
イスタンブルの地下牢獄の一室に、学生のデミルタイ、温厚なドクター、気難しい床屋のカモが閉じ込められていた。苛烈な拷問を待つあいだ、彼らは互いに物語をして時を過ごす。そこに激しい拷問を受けたばかりの老人キュヘイラン -
-