石澤良昭のレビュー一覧

  • アンコール王朝興亡史

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    碑文の解析や発掘調査等の最新研究成果も踏まえ、600年に及ぶアンコール王朝の歴史をたどる一冊。宗教との相互依存関係にある王権の在り様や、当時の社会・経済の復元内容、研究を取り巻く社会情勢など興味深い内容が多かった。

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    2023年07月23日
  • 興亡の世界史 東南アジア 多文明世界の発見

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    なかなか知ることができない東南アジア史、特にアンコールワットの成り立ちが分かったのは良かった。
    しかし、アンコールワットに集中しすぎたか?
    他の多文明を知りたかった。

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    2019年12月04日
  • 興亡の世界史 東南アジア 多文明世界の発見

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    「アンコールの王国 世襲しない王権」
    権力を保持するために、土着の進行とインド由来の宗教的神秘性を視覚的に演出し、君臨した。それが、発信元のインドには見られないアンコール遺跡群の存在理由だそうだ。

    作者は、アンコール遺跡調査の学者で、遺跡様式、碑文、回廊浮彫りの研究は勿論、13世紀末中国の周達観の記録「真臘風土記」なども含ませて8〜15世紀のカンボジアの歴史を熱量込めて描いている。

    舌を噛みそうな“ながーい”カタカナばかりの中、地理や歴史を大雑把に把握していき、苦労して読み切ると、今までの“誰もいない遺跡”のイメージに“確かに人の営みがあった”ことが少しわかる。

    もう少し、他の地域の歴史

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    2024年03月28日
  • 興亡の世界史 東南アジア 多文明世界の発見

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    アンコール王朝を中心にした東南アジア史、と銘打つも、なかなか東南アジア史をひとくくりにするのは難しいのかな、というのが透けて見える。アンコール王朝の歴史も、資料が限られる(当時の葉に書いた資料は失われ、碑文しか残っていない)故にすべてを語るのは難しいので、どうしても爽快感は少ない。限られた資料からどのように研究を進めるか、という点では面白いところもあったが。

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    2020年04月05日
  • 興亡の世界史 東南アジア 多文明世界の発見

    購入済み

    カンボジア史

    本の題名は東南アジアとなっているが内容の多くはカンボジア史である。
    私にとってなじみのないクメール時代のカンボジアを知ることができる本ではあるが、
    政治 宗教 経済 美術などの要素が混ざり合い、行きつ戻りつ の書き方になっているので少々読みづらいところがあった。

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    2019年11月23日