【感想・ネタバレ】興亡の世界史 東南アジア 多文明世界の発見のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年12月04日

なかなか知ることができない東南アジア史、特にアンコールワットの成り立ちが分かったのは良かった。
しかし、アンコールワットに集中しすぎたか?
他の多文明を知りたかった。

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

「アンコールの王国 世襲しない王権」
権力を保持するために、土着の進行とインド由来の宗教的神秘性を視覚的に演出し、君臨した。それが、発信元のインドには見られないアンコール遺跡群の存在理由だそうだ。

作者は、アンコール遺跡調査の学者で、遺跡様式、碑文、回廊浮彫りの研究は勿論、13世紀末中国の周達観の...続きを読む記録「真臘風土記」なども含ませて8〜15世紀のカンボジアの歴史を熱量込めて描いている。

舌を噛みそうな“ながーい”カタカナばかりの中、地理や歴史を大雑把に把握していき、苦労して読み切ると、今までの“誰もいない遺跡”のイメージに“確かに人の営みがあった”ことが少しわかる。

もう少し、他の地域の歴史が知れたらと思ったが、作者自身が最終章で語っているように“東南アジア”という括りが、実はまとまっていないため、どうしても地域ごとの歴史を全て網羅しなければならず、ましてや植民地化と独立の過程も相違していることで、概要としても一冊では無理のようだ。

今後は「海のシルクロード史」や「植民地時代と独立の現代史」など、テーマを決めるのも面白い。
その意味で今回は「アンコール史」だった。

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

アンコール王朝を中心にした東南アジア史、と銘打つも、なかなか東南アジア史をひとくくりにするのは難しいのかな、というのが透けて見える。アンコール王朝の歴史も、資料が限られる(当時の葉に書いた資料は失われ、碑文しか残っていない)故にすべてを語るのは難しいので、どうしても爽快感は少ない。限られた資料からど...続きを読むのように研究を進めるか、という点では面白いところもあったが。

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購入済み

カンボジア史

2019年11月23日

本の題名は東南アジアとなっているが内容の多くはカンボジア史である。
私にとってなじみのないクメール時代のカンボジアを知ることができる本ではあるが、
政治 宗教 経済 美術などの要素が混ざり合い、行きつ戻りつ の書き方になっているので少々読みづらいところがあった。

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