むつみまさとのレビュー一覧
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購入済み
今回も実はアリッサ巻だった
いつもと同じ感じで面白かったです。
大きな展開は無く、つなぎの巻の感じですが、もともと展開で読ませるラノベでもないので、まったく問題ありません。
セシリーが表紙で、登場シーンも多いですが、実は、それほど登場しないアリッサの印象が強すぎる隠れアリッサ巻でした。 -
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ネタバレ二巻目の話は、クロノの『優しさ』が時として人々を傷付けてしまう可能性を孕んでいることを示す物語でした。領主として人々の為に動くクロノですが、それがシオンとすれ違ってしまう原因となるのが面白かったです。
今まで誰にも評価されず報われたなかったことを悲しむ気持ちと、それを易々とやってのけるクロノへの怒りをシオンは抱いてしまう。彼女の背景を知ると、そういった気持ちになってしまうのも理解できる一方で、シオンから嫌われてしまったことを悩むクロノの葛藤も理解できました。苦しむ彼を女将が癒すシーンも良いものだったと思います。
人々にどう領主として向き合うべきか?クロノが精神的に成長する物語でした。とても面白 -
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ネタバレ異世界へと転生した高校生、クロノがエラキス侯爵領の領主として奮闘する物語でした。戦闘よりも優秀な配下を揃えたり、資金調達をしたりと、国の経営に携わる描写が多い物語でした。
嘆かわしい運命に翻弄された者へかける情は持ち合わせているが、時として冷徹で嗜虐的な一面が見える所がクロノの魅力だと思います。
また、ハーフエルフという理由で虐げられてきたレイラが、クロノの優しさを素直に受け止めることができないという始りも良かったです。数々のクロノの優しさを受けて、レイラが彼を慕っていくようになる過程がしっかりと描かれていました。
クロノに助けられたヒロインとのエッチなシーンが添え物のように少しだけ描 -
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ネタバレふおおおぉー、面白かった!1巻がとても面白く2巻への期待度が否応なく上がっていたため、つまらなかったらどうしようと思ってたけど、余計な心配だった。序盤から物語の中にするする入っていける楽しさだった!
基本イメージがフジリュー版封神演義でできているから、イメージがさくさくと思い浮かぶ。キャラクターも個性的だし、主人公の太公望もちょっと枯れてるがいい男。太公望と楊戩が信頼関係をしっかり培っており、あわや結ばれるというところまでいく。二人の甘酸っぱい恋模様もいい。
先の展開が読めなく、気付いたら一冊読み終えていた。1巻からさほど間がなく2巻が上梓されたのも嬉しい。さぁ次巻はまだか。 -
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フジリュー版封神演義の美少女化というかリスペクトというか、懐かしい名前がたくさん出てきて面白かった。美少女化することで、原作では有り得なかった太公望と楊戩のラブコメが発生している。楊戩の意地っ張りと暴力女とツンデレっぷりが楽しい。
ストーリーはフジリュー版封神演義をなぞるようで、太公望ってこういう奴だったよなーと懐かしく感じた。働きたくないでござると言いながら、いざ動き出してみると誰より仲間を大切にして、時には自分を犠牲にしてでも人を守ろうとする。単なる怠け者に見えて、それは見せかけだけではないのだけれど、どこか危うさとリーダー気質を備えている。
元々のストーリーがいいのか、太公望と元始天 -
購入済み
紆余曲折あって
長らく作中のヘイト成分を担っていた彼女がついに陥落。性格がキツくてプライドは妙に高いのに有能というわけでもないあの女。好きか嫌いかを聞かれれば間違いなく嫌いと答えるであろうあの女がついに陥落です。こうしてみると意外とかわいいと感じるから不思議です。あとはアリッサ。あなたの番ですよ。
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購入済み
万感の思いを込めて
10巻。めでたいこの巻に部下たちの叙爵。なんというか、いろんな死線や開拓を共にしてきた彼らの一つのゴールを見れた気がして感無量です。散った仲間もいてそのみんなでここにいるんだと、そう思わせてくれるキャラクターたちに万雷の喝采を。
そして巻を進むごとに格を落とし続ける駄ニート姫さまに敬礼。