中村恒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「日々たんたんと生きている」という恒子先生の穏やかな語り口にホッと安心できる一冊。各章の終わりのコラムでは先生の波瀾万丈な人生が綴られていて、それもとても興味深かった。
[覚えておきたいこと]
☆ 必要以上に気を張らないで、「ちょっと目の前の人のお役に立てればいいかなあ」ぐらいの気持ちで仕事をしてみる。
☆ 「幸せでなければいけない」と、思わないほうが幸せ。
☆どこに行ってもイヤな人はいるし、100%満足できる環境はない。他人を変える事もできない。大事なのは、「今いる場所で、どうしたら自分が快適に過ごせるのか」を中心に考えること。
☆ 「来るものは感謝していただく、去るものは追わな -
Posted by ブクログ
あったかい毛布みたいな一冊。子育て中のパパママにもぜひ読んでほしい。思っている以上にがんばりすぎているから。メインで出てくる恒子先生は89歳の現役精神科医。いくら医師でも89歳で現役で(しかも雇われで)仕事をするってそうそうできません。定年になって「やっと解放された!」と思う人がいたり「FIRE」を目指すための本が出版される中で、「うまいこと」やれなければ高齢になってもなお雇われて働くことって難しいと思います。
もちろん恒子先生も、順風満帆にいったわけではなく、色々あるのですが、みんなから頼りにされて今に至る。とても素敵な人生だと思いました。
■自分はこんな仕事をすべき人間ではない
そんなこ -
Posted by ブクログ
執筆当時89歳で精神科医70年のキャリアの方。関西弁の語り口調がそのまんま文章になり、飾ってなくて読みやすく、心が穏やかに「これでいいんだ」と、どのタイトルも共感できた。ご自身は戦時中に医師を目指し、大変なご経験をされてきているからこそ、器が大きく大勢の患者さんと向き合って助けて来られたのだと思う。自分もこの著書で救われた。
特に共感したのは
【人を変えることにエネルギーを使わない。
「自分がどうしたら快適に過ごせるか」にエネルギーを使う】
【情は、執着の証】
【一人で生き方を計画したって、そのとおりには絶対にいかない。
だから、細かく計画はしない】
運命=人とのご縁
特に人生を変えるよ