中村恒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書店に行く度に気になっていた本です。思い切って読んでよかった。腑に落ちるとはこのことか、と想う事ばかり。
本書の中では、『ふと、40代後半になって、「私はこのままでいいのかな」という不安が湧き上がってきて眠れない』という女性を例に『漠然とした不安』について教えてくれます。
○無意識に他人と自分を比べていないかチェックすること
○自分の人生の不完全なところにばかり目を向けないこと
○不安の根っこを探し、それを解消するような行動をする
彼女の場合は、『老後に一人になってしまう不安』という根っこが見つかり、『一生付き合える親しい友達が欲しい』という答えが見つかりました。そして、友だちに誘われて -
Posted by ブクログ
どんなことでも基本的には自分で決めたことと思うことが大切。そういう自分軸を意識して、周囲から刺激をかけ立てられる欲望に囚われないようにすることで、うまいこと老いていけるんだなぁと思った。
見た目の老化にしても抵抗を感じる人が多い中、アンチエイジングの波に飲まれずに自然体で生きることの良さを語られていた。
また私が一番恐れている「孤独」に対しても、上手に向き合われていた。
今の時代はなんでも便利になり、やりたいことの時間がかからなくなった。だからこそ余った時間が増え、余計なことを考えて寂しくなるのかもしれない。
何かに没頭できれば、孤独を感じることも減るのではないか。
また、人に依存しないこと -
Posted by ブクログ
うまいことやれておらず、すがる思いで読む。そうですよねーと思う点も多くあり、少し心が軽くなった。悩んでいる人にオススメの一冊
■学
働くのは食べていくためにお金を稼ぐためと割りきっていい
会社は他人が作ったお金儲けのための箱
自分はこんな仕事をすべき人間ではないなんて考えるから、おかしなことになる、先ずは素直に受け入れて目の前の事を一生懸命する
他人に影響されるのではなく、どうしたら己が快適に過ごせるかを考える
我を押しつけると、相手も自分も辛くなる
相手の都合を大切にする
今大丈夫?都合を確認→やってもらえるかな?どう思う?と常に相手に意見や意思を尋ねながら一緒に考えて、決めていくことが -
Posted by ブクログ
よく言われている事が書かれているだけだけれど、改めて人生の先輩に言われると心がほっとした。
一番心に残ったのは、「今」を大切に生きる!ということ…
つい〈老後に備えろ〉〈残りの人生そのままでいいんですか?〉〈よりよく生きよう〉〈レベルの低い人とは付き合うと時間の無駄です〉〈ミニマムに生きよう〉などの文句に不安を煽られ、色々な物を切り捨ててスマートに生きるのが良いと先導されてしまうが、それぞれ個人のペースで好きなように生きたらいいんだよなと思わせてくれた。
医師が語る、高齢者に対する終末医療のあり方に対しての本音も興味深かった。日本は死ぬことについて、あまりにも否定的すぎると常々思う