はやせやすひろのレビュー一覧
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何の前知識無く購入しました。
てっきり、はやせ氏とクダマツ氏の共著怪談集かと思いきや、はやせ氏の取材活動をクダマツ氏が文章化したものでした。
「別冊文藝春秋」に不定期掲載されたものをまとめた1冊。
はやせ氏の著書は、文章がYouTubeチャンネルでの語りの面白さを上回りはしないのですが、これは文章ならではの面白さがありました。
クダマツ氏の文章が非常に綺麗で、セリフも美しいので、はやせ氏が登場しているのにはやせ氏ではないような、不思議な感覚になります。
特に「岡山最強の拝み屋夫婦」では舞台が岡山の山深い集落というのもあり、「黒い蔵」では最後のはやせ氏の洞察の鋭さもあり、十代の頃に、夢中で横 -
購入済み
お試しを読んだところですが、半ばオカルト、半ば人コワ系で、二重の意味でなかなかに怖い作品でとてもいいホラーでした。また実話っぽい演出なのもいい。他の話も読んでみたくなりました。
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YouTubeで都市ボーイズのはやせさんの怪異話をいつも楽しみに聞いていたので、今回本が出るというので購入して読みました。動画で聞いていた話ではありましたが、すごく面白かったです。怖い話のはずなのにはやせさんのツッコミが面白くて笑ってしまいました。特に黒いモヤに取り憑かれた少年の話が好きです。はやせさんが怪異話を聞きに行ったり呪物を引き取りに全国を駆け回るその動機が動画を見るより丁寧に書かれていて、はやせさんの集めたストーリーというより、はやせさんという人物を主人公にした物語を読んでいる気持ちになりました。
アニメ化とか映画化とかされたらいいなぁ、と思います。
第2弾とかも期待してます。 -
Posted by ブクログ
怪奇ユニット「都市ボーイズ」はやせやすひろ氏の、第2単著。2025年作品。
前作『闇に染まりし、闇を祓う』同様、自身のYouTubeチャンネル内で語っていた内容の文章化作品です。
はやせが氏が取材した7つの話が収録されています。
序章で語られる、足の悪いお友達の話や、ラストに収録された「幸せのおまじない」は、クライマックスの登場人物の大声セリフではやせ氏の語り言い回しが脳内に蘇ります。
今作、人間の厭な部分が垣間見える、厭な話が目立ちましたね。
先に挙げた二つ以外も、「ダムでコックリさん」「地獄井戸」は、動画で見てだいぶ印象的だった厭な話です。
ただ、はやせ氏が語る以上のインパクトは、 -
Posted by ブクログ
怪異を収集する2人が、それぞれ生い立ち、取材時の様子、所有する呪物紹介などを書いた一冊。2024年作品。
怪談とは縁が無さそうな、『週刊実話』の日本ジャーナル出版から刊行されています。
はやせ氏の文章と田中氏の文章とが、交互に掲載されていますが、海外取材や親子関係などに共通する部分もあり、途中から続きを読むとどちらか一瞬わからなくなるくらい、似た部分がある2人です。
自ら出演するYouTube動画内で、個人的な事をあまり隠さず話をする2人なので、読んで特に驚きがあるような内容ではなく、2人の人柄を愛おしみつつニヤニヤしながら読むような内容で、読み終わる時には本が終わってしまうのがちょっとさびし -
Posted by ブクログ
都市ボーイズファンとして。実際ほぼ配信で聞いた話だったけど、やっぱり好き。文体がそのまんまだから、脳内再生されて良かった。結局人間が一番怖くねェ?って話ばかり。お気に入りはやっぱり、ありがとうございますと、神棚かな。初見情報としては、自呪神!最後のエピソードが最低胸糞。でも死ぬまでに体験したい。もっと未知の世界を知ってから死にたい。そうしたら、死ぬことが怖いものじゃなくなるのかもしれないし。いつかライブに行って、この本にサインもらうんだ。
※点数は、うーん、これは物語としてではないのでね。ファンとしては100点なんだけど、ほぼ知っている話だったので。