あたそのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
機能不全家族…なるほど。うちの家族かと思った。友人関係、深くてメモメモ!!
p.38 式が終わってからは、相変わらず一度も連絡を取り合うことはない。祖母の親式で2日間一緒に過ごしたときの弟は、やはり言葉数は少なく、何を考えているのかよくわからない。食事をしながら話を聞くと、「子どもが欲しい」と言っている。あの弟が父親になるのか。同じ環境で育ったはずの弟が、どんどん私の先を歩いていく。自分の足で。お嫁さんと一緒に。私は、自分に似た子どもを愛せる自宿がない。両親のように最力を振るい、不用意な言葉で傷つけてしまいそうで怖い。「子どもが欲しい」「育ててみたい」だなんて思えない。でもきっと、弟は、過 -
Posted by ブクログ
本屋さんで見かけて、とても心ひかれるタイトルだったので読んだ本です、
作者は、友だち誰かと一緒にライブや買い物に行く面倒くささを考えるなら、一人で行ってしまうという行動パターンの持ち主です。海外旅行行くのにも一人。お互いが我慢の時間を持つくらいなら一人で行動するのです、
その気持ち、よく分かります。特に買い物についてはよく分かります。過去に一緒に買い物に出かけた友人がいい品をみつけ、「ますいけと買い物に行くといいもが見つかるからありがたい。」と複数の人に言われたものです。そんな私は一人で買い物に行く派なのです。欲しいものは決まっているので、あとはそれをどこまで理想形に近いものを見つけるかとい -
Posted by ブクログ
想像してた内容とは違った。
何か悩みに対する答えを得られたわけでも、感銘を受けたり、知識を蓄えれたわけでもない。けど今まで言語化できてなかったモヤモヤが「まさに!」という形で表現されていた。
そしてそのモヤモヤ達が表層に出てくるごとに、「私がなぜ今の私になったのか」をかつての私達が刻々と訴えて来るような、すっかり忘れていた哀しみや寂しさを思い出させるような不思議な気持ちにさせられた。
これを読んだって何も解決しないし、正直元気にさせてくれるわけでもない。けど、悩んでも時間は過ぎてくし、自分は自分でいたいとグルグルスタート地点に戻る迷路の中、1人じゃないんだと共感させてくれる。
女を忘れられるな -
Posted by ブクログ
数年前、病気を発症してすぐの頃に読んだ本。懐かしくなり、再読。
作者は女性。仕事も楽しくやれていて、趣味もあって充実している。その状況が僕にはとても羨ましく思える。でもそれは自分が男性だからなのかもしれない。女性の場合、結婚や出産というのも重要なことだと思うから。
作者と自分は似ている所が多い気がした。一人が好きな所や、人間関係を継続する努力ができないところが。逆に、自分の意見をはっきり表明できるのは羨ましい。
文中のなかで印象に残った内容は、セクハラ上司の「マウントおばさん」の話。色々イヤなことを言われ、「うるせぇな!」と言い返す場面は、読んでいて気持ちが良かった。自分がその立場でもそう -
Posted by ブクログ
あっさり読みやすい文体で作者のコンプレックスや不安を綴ったエッセイ。すごくパンチが効いてるわけでもなく本当に淡々としていて、外連味があるものを期待してると肩透かしを食らうかもしれない。
コンプレックスって自分では思い悩むけど外から見れば「なんだ?そんなこと?」って思われるんだろうな〜という印象その通りな本。
作者のあたそさんとわたしは育った環境も家庭もまったく違うんだけど、不思議とめちゃくちゃ共感する部分が多かった。
女であるということの息苦しさとか、なんとなくいつも死を考えているところとか、この先結婚も出産もしないまま世間に置いて行かれるんだろうな、とか。わたしが普段感じているもやもやした -
匿名
ネタバレ 購入済みブログまとめ的な?
試し読みだから、作品の最初の部分だけが読めるのだけれど、どうにも読みにくいと言うか、読むほどにイライラして情報処理を拒む感覚がある。
同じような境遇の人が、ブログを読んで賞賛してみたいな何かを感じた。