ジョーイデのレビュー一覧

  • IQ2

    Posted by ブクログ

    IQことアイゼイアが主人公となる黒人カルチャー満載のギャングスタミステリ。本作は黒人のみならずヒスパニックや中華、アフリカンなどが入り混じり、それぞれの社会の闇が産んだ「悪党」たちが対立する。
    単純にIQはオタクっぽいし、風情は違うけど、自分は人種間問題を織り込んだジェイムス・エルロイ的暗黒小説と読めた。あれよりだいぶ救いは有りますが。スピード感があり、ミステリとして単純に面白いのも肝。

    0
    2024年10月12日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    数年前に評判になった一冊。途中までは面白かったんだけど、だんだんよくわからなくなる。黒人版ホームズを期待すると、ある意味そうなんだけど、ミステリーというよりはクライムノベル。

    0
    2021年05月21日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    相棒もの、好きだ…。相変わらず横文字が苦手で、登場人物の名前がなかなか覚えられない+ラッパーの専門用語?が全然分からなくてリタイアか…と思ってた自分!ばかもの!この小説には愛が詰まってるぜ…ちょっと下品な表現が多いけど、それはサーッと読めばいいんだ。

    0
    2020年03月26日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    大なり小なり登場人物はすべて悪党だ。
    現在と過去を行ったり来たりしつつ物語が進んでいく。
    そんな悪党のなかにも、自分の中にルールを決めて守り抜くのが主人公。それが、悪党世界の常識から外れてでも、矜持を持って行動する。
    登場人物は誰も彼も何かしらの問題を抱えている。一癖どころか二癖ある輩たちの物語。とても面白いシリーズだと感じた。すでに2巻目が発売されている。早速今日から読み始める。

    0
    2019年08月08日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    ギャングスタラップの世界に潜り込むシャーロックホームズ的な面白さ。トリックを暴くタイプではなく、状況を読み解き、論理的に原因を突き止める所もホームズっぽい。
    本国ではすでに第3巻まで刊行されているようなので、邦訳も続いてくれることを願う。

    0
    2019年02月18日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    ラッパーが多く出てきて面白い。
    ギャング、ドラッグ、いかれぽんちでハードボイルドに近い。はたしてここに出てくる黒人文化はどこまでリアルなのか。

    0
    2023年01月09日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    IQ1に引き続き兄マーカスを殺害した犯人探しを軸に、ジャニーンとベニーのギャンブル中毒カップルを助けたり相棒ドッドソンとシェリースの出会い話などのエピソードが絡んでいく。ドッドソンとシェリースが教会で出会いとジャーニンがアイゼイアの友人デロンダ宅で匿われている間の会話は最高に楽しいです。ドッドソンやデロンダなどの助演だけでなくジャニーン・ベニーのゲスト陣も強烈なキャラクターで読ませますが、主人公アイゼイアも一人でミステリーパートを受け持ち楽しませてくれます。どちらかだけでもつまらなくなるし良いバランスでは無いでしょうか。今回でマーカスの死について解明され、それによって尊敬する兄が聖人ではなかっ

    0
    2022年06月29日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    IQシリーズ。亡き兄の元彼女から依頼を受け、中国ギャングと相対するアイゼイア。それと交互して死んだ兄の事件の真相を追う。終盤に2つの物語がつながるまでどういう時系列なのかわかりにくかった。
    しかしアクションあり、推理ありでエンタメとして気軽に読める作品と思う。またアイゼイアやドットソンが少しづつ成長していくのも読んでいて楽しい。

    0
    2022年06月09日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    青年探偵が犬を使う殺し屋を探し出す仕事を請け負い。殺し屋とその雇い主を探す話。また合間に探偵になる契機挿入し、交互にすすめている。スピード感がありエンタメ性にあふれた作品て映画を見ているような感覚だった。じっくりした推理を目当てにしているならこの作品は向かない。元犯罪者の主人公は人を選ぶかもしれない。

    0
    2022年05月22日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スクラップ場で兄のマーカスを轢いた車両を発見したアイゼイアは、事故は偶然ではなく明らかな殺意をもって計画された殺人だったと確信し、執念深く調査を再開した。そんなとき、かつてマーカスの恋人だったサリタから「妹を救ってほしい」と依頼される。昔からサリタに密かな片想いをしていたアイゼイアは張り切り、フィアンセの出産を間近に控えたドッドソンを再び相棒に誘って、サリタの妹ジャニーンがいるラスベガスへ向かう。だが、それはカジノの高利貸しと中国系マフィアとメキシコ系ギャングの三つ巴に足を突っ込んでいくことを意味していた。〈IQ〉シリーズ第2作。


    前作のクールなアイゼイアから一転、今回のアイゼイアはコンプ

    0
    2020年09月17日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    LAのロングビーチで探偵を営むアイゼイア・クィンターベイは、頭文字をとって“IQ”と通称されるほどのキレ者。とある事情でまとまった金が必要になったIQは、かつて同居していた腐れ縁のドッドソンと共に、〈ラッパーを襲う巨大ピットブル事件〉の謎を追うことに。18歳のときに目の前で兄を亡くし天涯孤独になったIQは、ドッドソンの誘いで“悪さ”に手を出し、取り返しのつかない事件の加害者になってしまった過去を持つ。罪を犯した2005年と、償いのため街の人びとの悩みを解決しようと奔走する2013年のエピソードが同時進行し、IQという探偵が生まれたわけを解き明かす、ポップな探偵シリーズ第1作。


    「現代アメリ

    0
    2020年09月13日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    「新しい私立探偵」というふれこみで読んだ前作がおもしろかったので読んだんだけど、うーん……。
    主人公アイゼイアの印象が薄かったような。
    メキシコ系、中国系、アフリカ系のギャングの話が絡み合って(アフリカ系の話はあまり知らなかったので興味深かったんだけど)、わけわからないうちに進んでいったような。

    そして、なんだか、すべての結末が想像とは違っていて、なんとなく腑に落ちない、というか……。
    アイゼイアの兄マーカスが轢き殺された理由は、なにかすごい陰謀があったり、だれかを守ったりしたから、ということでなくて。
    そのマーカスの恋人で、アイゼイアのあこがれの女性サリタはそこまですばらしい人っていうわけ

    0
    2020年06月16日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    割と爽やかな読後感で良かったんですけれども、なぜだか読むのに時間がかかりましたね…難しい表現とかないし、スラスラ読めるはずなのですが…なぜだろう! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、翻訳物でして舞台も向こうだし、そういった馴染みのなさが読み進むのを阻害していた感じが否めませんね…。

    結局、ミステリしていたのかどうか判然としませんが(!)、映画を観ているような感覚もあり、日本の小説では味わえない感じを味わえましたね!

    続編も出ているようなのでまあ…100円で手に入れば読むかな…さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    0
    2020年05月27日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シャーロック・ホームズのトリビュートものは映画なりドラマなりで多くある。この書籍もその一つ。
    登場人物の心情を深く掘り下げ、行動に理由づけるところがコナン・ドイルのシャーロックらしい。
    テンポの良い展開だったが、登場人物の描写が丁寧で散りばめられた付箋がしっかり回収されていくところはミステリーとして楽しい。続編もあるとのことなので読んでみたい。

    0
    2019年10月12日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作との比較をすると、スケールが大きくなり、何度も死んでもおかしくない場面が多数描かれている。兄の元カノが、アイゼイアを危険な仕事へといざない、前作からの謎である兄の死の真相を探りつつ物語が進む。

    移民の国アメリカのアフリカ系黒人、ヒスパニック、アジア系の悪人がそれぞれの理屈で行動を起こす。
    小説とはいえ、アメリカという国が抱える一面を描いたものになる。銃が身近にある社会での生活は、常に生死を分ける選択の連続。人生の落とし穴、成功とは何か?それぞれの価値観を軸に登場人物が行動する。
    そして読者の睡眠時間が削られていく・・・

    0
    2019年08月18日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    LAのゲットーを舞台に青年探偵「IQ」の活躍を、ブラックカルチャーのリアルな描写を交えて描き出した前作。これが、めちゃ楽しかったので、読み切った翌日に2作目の「IQ2」を買ってしまった。

    今作は、メキシコ系マフィアやチャイニーズマフィア、ルワンダ移民も登場し、前作よりもさらに登場人物が入り組んでいる。悪党どもが所属するコミュニティや彼らが背負っている文化的バックグラウンド、どうやってアガリを得ているかなどがしっかり描写され、そこに「多様性」を読み取れる仕組みになっている。「多様性」がテーマでありながら、「家族をどう築いていくか」の話でもある。それをテンポ良く切り取っていく手つきは、いまのアメ

    0
    2019年07月29日
  • IQ2

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2弾。アイゼイアの兄の死亡事故の原因や兄の元恋人からの依頼と過去との繋がりが見えてくる今作。中国系ギャングが絡み命を狙われながらの調査。激しさを見せる展開とアイゼイアの推理、過去との対峙。人と深く付き合わず距離を置くなかで飼い犬のラフィンの存在がかわいくて和ませてくれる。過去と現在の間にあるわだかまり、不安、孤独、そういうものが少しずつ変化していく今作でラストには次作が早く読みたくなる場面もあったりと楽しみ。

    0
    2019年07月23日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    面白かったけどミステリとして読むより、アクションとかサスペンスとかそういう要素の方が強いと思うのでそのつもりで読んだほうが楽しめるかも。

    作者はホームズが好きらしく、黒人のホームズというようなことがいわれてたけどホームズ感もそんななかったと思う。
    バスカヴィル家の犬を彷彿とするような場面もあったりはするし、主人公が頭が良くて腕っ節も強いという点ではホームズ感はあるけど性格は似てないとおもうので。

    でもそういうのは特に考えず読めば十分に面白かった。
    現在のラッパー殺しの事件と、過去のアイゼイアやアイゼイアの兄、ドッドソンにまつわる事件とが交互でえがかれる。
    スラングの多用やアクション要素もあ

    0
    2019年07月06日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    過去に何かを抱えているらしき主人公の、その過去の何かが明かされていく章と現在進行形の事件が書かれる章が交互に出てくる。少しずついろいろ分かってくるので、読み終えた後にもう一度最初に戻って確認して納得する。
    コイツほんとに腹立つわーと思っていた「相棒」がいいとこを見せるラストが爽やか。お兄さんの敵討ちはどうなるのかなと思っていたらこれもラストに仕掛けがあって、続編が楽しみである。おもしろかった。

    0
    2019年05月12日
  • IQ

    Posted by ブクログ

    読みやすそうな表紙だけど、スラングや
    人種独自の感覚、場面の切り替わり方とか
    翻訳物初心者には少し読みづらいかもしれない。
    (読む価値はある)

    「低所得者と犯罪の多い地区のシャーロックホームズ」
    読む前はラッパーが絡むし、黒人なので勝手にラップを聴く明るめの探偵なのかと思い込んでいた。
    ジャズを聴くし、常にクール(冷静)
    観察眼も冴えるIQという名前の探偵が主人公

    事件はラッパーが殺し屋に狙われるよくある感じの設定なんだけど、命を狙ってくるのが「猛犬使いの殺し屋」ってのもなかなか面白かった。

    ただ場違いな環境に生まれた天才が活躍するって話ではなく、「何故、彼は探偵をしているのか?」がわ

    0
    2019年05月10日