三田一郎のレビュー一覧

  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    テーマは「神様」VS「科学」
    ※ここでの神様は主にキリスト教のGodを指します

    こんなもん絶対面白いに決まってるやん!思って読んだら、ウルトラ面白かった!

    果たして科学の進歩は神様の存在を否定するのか?!

    宇宙の成り立ちを解き明かしてきた天才科学者たちコペルニクスからホーキングまで、間にはもちろんガリレオにニュートン、アインシュタインなどなど、もう科学の歴史に名を残すきら星の如きスーパー科学者たちが発見した法則を超絶分かりやすく解説してくれた上に、それぞれの神様との向き合い方を紐解いてくれてます

    ヤバいっす!これほんとヤバいっす!
    (神様の前に語彙力がひれ伏す)

    で、神様どうなん?っ

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    2025年10月13日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    物理学の歴史を丁寧に解説しながら、科学者たちが神についてどう考えていたのかを読み解く本。
    かなり知的興奮を味わえて面白かった。
    著者がカトリック教会の助祭になるほどの宗教家であり、最先端の理論物理学者であることが説得力を底上げしている。

    アインシュタイン、プランク、ド・ブロイ、ディラック、シュレディンガー、ハイゼンベルグ、パウリが登場するソルベイ会議の夜の問答がよかった。
    各々が神に対する違った意見をはっきり持っていて、決して神を無視できない、なあなあにできないということが、逆に彼らが神の領域に踏み込んでいるということを示している。
    アインシュタインvsボーアの激論も映画化とかしたらかなり映

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    2025年08月20日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    読みやすく理解しやすい文章で、本当に楽しく一気に読み切った。
    天文学から量子力学までの科学の発展に携わった科学者をを一本の線のように解説し、それぞれの発見はキリスト教的世界観ではどのような影響があったかを簡潔に教えてくれる。

    元々科学者の思想が気になり買った本だが、期待していたより多くの気づきと驚きがあった。

    もし私がこの本に学生の頃出会っていたら、専攻する分野が違ったかもしれないなと思う。

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    2025年08月05日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    科学の歴史について、神との関わりから俯瞰していく。ガリレオやニュートン、アインシュタイン。一度は聞いたことのある科学者同士の関係性、さらにはその時代を生きた肌感も伝わってくるようだ。

    神とは何か、人とは何か。
    何かを考え続ける無限の営みこそが科学であるとわかる主題であった。否定せずに肯定し、受け入れるために知ろうとする、本書を通じてそうした誠心や姿勢を大切にしたいと思った。

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    2025年06月10日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    大学入試対策(物理でなく英語や国語等)や、物理SFを読む足がかりとしてすごく良い本。ただ、科学者として出てくるのが西洋の、キリスト教信者の、男性なのでそのどれにも当てはまらない属性としては距離感がある…逆に白人の、キリスト教信者の、男性なら自分に近い物語としてニュートンやコペルニクスの話を味わえるのが多いなる特権。

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    2023年10月08日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    コペルニクス、ガリレオ、アインシュタイン、ボーア、ニュートンなどの理論からなぜ神を信じるのかを説明されていた。人間が解明できない仕組みや考えに基づいて地球の物事の仕組みが成り立っていて、それを解明しようとする過程で自分の想像を超えたことが成り立っていることに気づくから、神の存在を信じるんだということかなと思った。ただそれは人間の奢りでもあるし、人間がいなくても宇宙世界は存在したわけで、まだまだ私たちが信じている常識が覆されることはあるだろうし、これからも神の存在は信じ続けられるのだろうなと思う。有名な科学者より先に新たな発見をしていても発表していなかったり、処刑されしまったりして名もなき科学者

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    2023年09月24日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    三田 一郎
    (さんだ いちろう、Anthony Ichiro Sanda、1944年3月4日 - )
    日本の物理学者(素粒子物理学)、カトリック教会の助祭。CP対称性の破れとB中間子の崩壊についての研究で、イカロス・ビギ(英語版)とともに2004年のJ・J・サクライ賞を受賞した。東京都出身。中学2年のときに父の転勤で渡米し、以後、1992年に帰国するまでアメリカに在住していた。横浜市の私立サレジオ学院中高出身。1965年6月にイリノイ大学工学部物理学科卒業。1969年6月にプリンストン大学大学院博士課程を修了し、Ph.D.を取得した。コロンビア大学研究員(1971年から1974年ま

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    2023年09月07日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    物理学史と科学者たちが神についてどのように考えてきたか(推測も含む)が綴られている。
    4〜5年ぶりに本を読んだ文系おばさんだが、とても読みやすい文章で理解しやすかった。
    最後の思考停止についてが一番の発見だった。最近流行り?の安易に答えや解決法だけを求めることや、浅い理解で他人を言い負かす人(を尊敬すること)は思考停止に近いと思っているので、なぜを大切にし自分で解決するよう努力できるようになりたいと改めて思ったし、そうやって努力する人が宗教や神を信じていてもちゃんとした科学者になれると理解した。

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    2023年02月05日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    簡単な科学史を軸に、一神教の神理解を説いた作品。
    後半の近現代、特にアインシュタイン、ルメートル以降は古典物理学や理論物理学の知識が少し必要になってくるが、図も駆使しなるだけ事実を平易に書くように努められているように感じる。
    ホーキングの理論物理学、特に宇宙論において、「宇宙には始まりもなく、したがって終わりもない、だから神はいない」との論のなか、彼自身の晩年の論文「無限螺旋からの脱却」の中に見られた神理解は興味深い。
    著者の「旧約聖書の創世記を再解釈することが許されるならば」との中で、「神は最初に物理法則を造られた。...」の所は面白い。
    かなり良書だと思う。

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    2021年11月27日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    私もクリスチャンという立場ですが、この本はクリスチャンでなくとも科学と神の存在を何となく真逆のものとしてイメージしている全ての方に読んで欲しい素晴らしい本でした。特に著者の言葉として同意できるのは、「もはや神は必要ないと考えることこそ思考停止ではないか」というところです。宇宙の始まり然り、生命の誕生も、進化論も、詰まるところ納得出来る証拠はなく解明されてはいないのです。そうであれば、「神はいない」という初期条件を付する必然性もそこにはないということになります。神を考慮に入れようとする時よく「非科学的」という非難を受けます。しかし、確たる証拠もなく「神はいないと思いたい」という感情から発せられる

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    2020年08月25日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    科学史として秀逸。科学者と神の関係の歴史としても、またとない書物になっている。しかし、科学者はなぜ神を信じるのか?というテーマには納得いく答えは得られていない。「信仰と科学の両立は矛盾しない」というぐらいが適切なタイトルか。

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    2025年11月21日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    科学の歴史と、科学者と神の関係をとても興味深く知ることができた。
    ただ後半の現代物理学が難解すぎて、なるほどね〜虚数時間か〜と思いつつ何一つ理解していなかった。

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    2025年09月17日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    科学の話し8 : 宗教の話し 2 な割合の内容でした。

    想像よりも物理学や量子力学の話しが多くて、理解が追いつかないところも多々ありましたが、結論としては、神の不可知や、無知の知(不知の自覚)を自覚する事によって、信仰に向かうという話しかと思いました。

    小林秀雄も言っていましたが、知れば知るほど分からなくなる、というのが知性の本質なのではないでしょうか。

    ソクラテスやキリストはやっぱすげーなーってなる。

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    2025年08月02日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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     宗教と科学との両立について,なんだか気になっている今日この頃。
     自分のその好奇心で手に取ったブルーバックスだ。

     門徒総代を引き受けてからというもの,なかなか自分の中で整理がつかない「宗教と科学」の問題。そういう内容に関係する数冊目の本を読んでみた。
     まず,思わぬ収穫だったのが,本書はちゃんと「物理学史」をたどってくれているということ。副題には「コペルニクスからホーキングまで」とあるが,歴史的には,もっと古くから遡って,当時の主流だった学問と宗教との関係を紐解いてくれる。特に,物理学については,量子力学の成立あたりまでしか知らなかったので,その後の宇宙論の最先端を知れてよかった。
     一

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    2025年07月06日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    アニメの「チ。」が面白かったので、関連の書籍として話題に出ていたこの本を読んだ。
    学生の頃は物理が全く解らなかったので、本書は知らない知識がたくさんあり面白かった。
    「チ。」のキャラクター・バデーニのような聖職者で研究者としてコペルニクスやブルーノなど多数登場する。火あぶりの歴史もある。
    地球が時速10万キロで移動している、というのは驚異的なスピードだ。(新幹線は時速300キロ程度)
    この本は近現代まで整理されているので、有名なアインシュタインやホーキング博士、ハッブル、シュレーディンガーがどんな研究をしていたかも触れられていた。

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    2025年03月29日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    「理系目線で散るこの世界のあり方」系の本の中で、一番分かりやすかった
    分かりやすくなるよう大事な所をカットしてる感じはするけど、そのおかげで凄く読みやすかった
    まあそれでも後半 特に6章は、高校の物理基礎で躓いた自分にとって意味不明だった。

    科学者が神を信じる理由としては、その理論が関係つで美しかったり、その理論が発生するには神のような存在が必要だからなのかな?

    以下記憶の取っ掛り用箇条書き
    ・イザヤ書は聖書の写本とほぼ同じ内容だった
    ・ピタゴラス学派は地動説の始まり、10にこだわるあまり対地球を作った
    ・ローマ人は、ギリシャの文化をしいたげた
    ・ルターもコペルニクスを批判してた
    ・ガリレ

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    2024年11月04日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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     この本は2018年に第一刷が出版されて僅か5年で13刷が出版されているという、この類の本としてはすごいヒット作である。読んでみると、その内容はとても深いのだが、わかりやすい。やはり名著には理由があるのである。科学者がなぜ宗教を信じるのかは、私も不思議に思っていたことであるが、どんなに科学で解明しても、宇宙の始まりは誰が創ったのか?たとえ宇宙には始まりがないという理論が証明されたとしても、その法則は誰が創ったのかということまで考えると、神は不要であるとまでは言えないことになる。とにかくこの世界は驚きの理論に包まれているのだ。

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    2024年09月06日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    結論から言うと自然界の法則が科学者によって示されたとしても、その法則があるのは神様が創造したのではないかと。バチカンの地動説で犯したミスを現代のビッグバンへの見解を書いてあり天地創造に対しての対応が興味深く書かれていた。アリストテレスからホーキンスまで示されてきた法則をわかり易い図解で説明されていたが70を超えた文科系の人間には難しかった。きつかった。

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    2023年08月04日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    何故、神の存在と相反する様な科学の探究に携わる科学者達が信心者でもあったのか
    それを著名な物理学者達の思索と共に感じられて良かった

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    2023年03月27日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    現代までの科学の発展の歴史と、偉大な科学者たちが神をどのように信じてきたかが書かれている。
    高校〜大学の物理レベルの話しも多く、
    苦手意識がある方は読みにくいかも。
    最後の章で、科学と神の関係について著者の意見が綴られており、科学に興味がある方は一読の価値あり。

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    2023年03月01日