三田一郎のレビュー一覧

  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    大学入試対策(物理でなく英語や国語等)や、物理SFを読む足がかりとしてすごく良い本。ただ、科学者として出てくるのが西洋の、キリスト教信者の、男性なのでそのどれにも当てはまらない属性としては距離感がある…逆に白人の、キリスト教信者の、男性なら自分に近い物語としてニュートンやコペルニクスの話を味わえるの...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    コペルニクス、ガリレオ、アインシュタイン、ボーア、ニュートンなどの理論からなぜ神を信じるのかを説明されていた。人間が解明できない仕組みや考えに基づいて地球の物事の仕組みが成り立っていて、それを解明しようとする過程で自分の想像を超えたことが成り立っていることに気づくから、神の存在を信じるんだということ...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
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    三田 一郎
    (さんだ いちろう、Anthony Ichiro Sanda、1944年3月4日 - )
    日本の物理学者(素粒子物理学)、カトリック教会の助祭。CP対称性の破れとB中間子の崩壊についての研究で、イカロス・ビギ(英語版)とともに2004年のJ・J・サクライ賞を受賞した。東京都出...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    物理学史と科学者たちが神についてどのように考えてきたか(推測も含む)が綴られている。
    4〜5年ぶりに本を読んだ文系おばさんだが、とても読みやすい文章で理解しやすかった。
    最後の思考停止についてが一番の発見だった。最近流行り?の安易に答えや解決法だけを求めることや、浅い理解で他人を言い負かす人(を尊敬...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    簡単な科学史を軸に、一神教の神理解を説いた作品。
    後半の近現代、特にアインシュタイン、ルメートル以降は古典物理学や理論物理学の知識が少し必要になってくるが、図も駆使しなるだけ事実を平易に書くように努められているように感じる。
    ホーキングの理論物理学、特に宇宙論において、「宇宙には始まりもなく、したが...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    私もクリスチャンという立場ですが、この本はクリスチャンでなくとも科学と神の存在を何となく真逆のものとしてイメージしている全ての方に読んで欲しい素晴らしい本でした。特に著者の言葉として同意できるのは、「もはや神は必要ないと考えることこそ思考停止ではないか」というところです。宇宙の始まり然り、生命の誕生...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    神というか道の方が結局しっくりする感じ
    宇宙や素粒子物理学の流れが西洋思想的な観点から語られるのは分かりやすくて良い
    でも結局人格的創造神ではなく、それ以上偉大なものが考えられない創造の源としての神に行き着くのであればそれはどの宗教にも通底するんじゃないかな?
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    コペルニクスからニュートンまでの歴史は理解できたが、アインシュタインからホーキングまでの議論が理解できなかった。

    しかし、宇宙をめぐる物理学史として、よくできている。
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    まさかブルーバックスでこんなに感動する日が来るとは思わなかった。神との対峙、という文脈で科学史を振り返る画期的な試み。とても分かりやすいもののド文系には反物質や超弦理論までくるとやっぱちょっとむり。もっと頭良くなりたいな。ニュートンとかナショジオとか思わず定期購読したくなる本。いや、たぶんしないけど...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    この本の「神」とは,キリスト教の神.
    著者自身も物理学者でありながら,カトリック聖職者であり,科学の発展とともにキリスト教との関わりがどのように変化していったのか,科学史との関係性を持って記されているのがとても面白かった.
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    結論から言うと自然界の法則が科学者によって示されたとしても、その法則があるのは神様が創造したのではないかと。バチカンの地動説で犯したミスを現代のビッグバンへの見解を書いてあり天地創造に対しての対応が興味深く書かれていた。アリストテレスからホーキンスまで示されてきた法則をわかり易い図解で説明されていた...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    何故、神の存在と相反する様な科学の探究に携わる科学者達が信心者でもあったのか
    それを著名な物理学者達の思索と共に感じられて良かった
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    現代までの科学の発展の歴史と、偉大な科学者たちが神をどのように信じてきたかが書かれている。
    高校〜大学の物理レベルの話しも多く、
    苦手意識がある方は読みにくいかも。
    最後の章で、科学と神の関係について著者の意見が綴られており、科学に興味がある方は一読の価値あり。
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    人間と宇宙が存在する意味と目的に答えが見出せた時、初めて神の存在が必要なくなるのでは?だがその時というのは永遠に来ないであろう。このことを知っているからこそ科学者は神を信じるのでは。ホーキングの言葉から自分の中で腑に落ちた。キリスト教信者ではあるが、多様な考えを受け入れてようとする著者の柔軟な思考も...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    特定の宗教の信者でも無神論者でもない自分には、神と科学をどう解釈するかはすんなり入ってきた。どちらかといえば、わかりやすい物理学発展の歴史といった側面で非常に面白かった。
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    著者は物理学者でカトリックの聖職者でもある人。西洋での科学と宗教をめぐる歴史を丁寧にまとめてあって、学ぶところも多かった。タイトルから期待していた内容と違うとガッカリした読者もいただろうが、個人的には必要十分な内容であるように思った。
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    「科学者であるのに、科学の話で神を持ち出すのは卑怯」。

    高校生から投げかけられた言葉から、著者は科学者であることと神への信仰が矛盾しないことの説明をテーマとする。

    歴代の科学者の功績を紹介しながら、「神」という視点をもって科学を眺める。
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    「神」という存在を主軸にして語ってみた「科学史のお話」といった感じの本。
    本の最初の方ではキリスト教や聖書の成り立ちなどの歴史的背景の解説がありますが、あくまでブルーバックスなので全体的に見れば宗教色はあまり強くはありません。それぞれの時代の背景とそれぞれの時代の科学者が、科学や神についてどのように...続きを読む
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    とても興味深い内容。後半は物理学史の色合いが濃くなって、完全文系の身としてはなかなか理解に至らなかった。個人的には、神に人格のようなものを与えるのは難しいように感じる。
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    「オリジン」を読んで、科学者が宗教とどう折り合いをつけているのか興味をもって読みました。科学者の宗教観を取り上げながら、物理学の発展についても概説してくれているので、とても分かりやすかったです。