三田一郎のレビュー一覧

  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    人間と宇宙が存在する意味と目的に答えが見出せた時、初めて神の存在が必要なくなるのでは?だがその時というのは永遠に来ないであろう。このことを知っているからこそ科学者は神を信じるのでは。ホーキングの言葉から自分の中で腑に落ちた。キリスト教信者ではあるが、多様な考えを受け入れてようとする著者の柔軟な思考も素晴らしい。

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    2022年06月17日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    特定の宗教の信者でも無神論者でもない自分には、神と科学をどう解釈するかはすんなり入ってきた。どちらかといえば、わかりやすい物理学発展の歴史といった側面で非常に面白かった。

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    2021年08月21日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    著者は物理学者でカトリックの聖職者でもある人。西洋での科学と宗教をめぐる歴史を丁寧にまとめてあって、学ぶところも多かった。タイトルから期待していた内容と違うとガッカリした読者もいただろうが、個人的には必要十分な内容であるように思った。

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    2021年06月25日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    ネタバレ

    キリスト教徒ではないが、読んだ。
    少しこの解釈は無理やりすぎないか?という部分があったが、歴史をなぞりながら読めたのは楽しかった。

    「ついに人間は宇宙のはじまりを、神を持ち出さずに全て理解した。もはや神は必要ない」の反論が、作者の一番言いたいことなのかなと思った。

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    2025年11月08日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    科学と宗教はしばしば対立的に論じられるのでこのタイトルがあるわけだ。著者も理論物理学者であり、キリスト教徒でもあるのでそういう問いに晒されるらしい。そう、科学と宗教は二項対立的でありながら、両立させる人は心の中では対立することはないようだ。昔サイモンシンの「宇宙創生」を読んだ時に、宇宙膨張説提唱のルメートルが神父でもあることに驚いた。当時の自分は完全無宗教的だったのでまさにタイトル通りの疑問を心に抱いたわけで、この本はとても興味深く読んだ。ガリレオなどの一般的に流布している内容の間違いというか盛られすぎな現実なども知られて面白い。でも期待に反して、著者がキリスト教だからか、やはりなんで神という

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    2025年06月01日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    序盤は宗教と科学のことがバランスよく書かれていたが、やはりブルーバックスなこともあってか、後半は著名な科学者たちの理論の紹介が大部分を占めていた。科学史と割り切れば面白く読むことができるが、本書のタイトルに関して納得のいく答えはなかったように思う。強いて言えば、科学と宗教が両立することは不思議なことではないということか。宗教が科学の発展に良くも悪くも密接に関与していることを知れたのはよかった。

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    2024年10月16日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    前半は面白いと思って読んでいたが、途中から難しい物理の説明がほとんどわからず、その部分はサラッと読むだけになってしまった。それが分かる理系の人にはより面白く読めるかもしれない。
    対立するかのように思える科学と信仰は、決して矛盾するものではない。むしろ、科学的探究心は神の創造の業をもっと知りたいという純粋な信仰から湧いてきたものなのだ。
    著者は「宗教」や「教会」と「神への信仰」は別物であると捉えている点も興味深かった。

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    2023年05月05日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    たまたま「物質は何からできているのか」に続いて読んだこちらの「科学者はなぜ神を信じるのか」。科学と「神」の関係性について、素粒子物理学者であり、カトリックの助祭である著者が書いている。コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、ボーア等量子力学・物理学者たち、ホーキングらをピックアップしている。コペルニクスからガリレオやニュートンまでは神の存在を疑っていなかった=科学は神の御技を理解することとしていたのは認識していたので、アインシュタイン以降はどうだったのか興味があったのだけど、「科学法則自体は誰が作ったといえば神である」というスタンスでの著作なので、アインシュタインもホーキングも神

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    2023年04月24日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    タイトルからどんな展開になるのかと思っていたが、キリスト教の基本から始まり、その後現在も尚一部で論争のある宇宙の起源や、地動説に関する科学者の見解の歴史の話。更に著名な物理学者の発明、発見した法則や事実等のベーシックな説明と続く。
    そして神との関係では、そういう彼らは神を信じていたかが書かれている。

    ただ最終章を読めば分かるが、美しい科学の法則がなぜ成立するのか、そこには神が存在するのだろう とある。

    膨大な宇宙や我々の理解を超越する自然の前では、所詮ちっぽけな存在だと思われる人間が、色々な現象を物理学や数学で説明してしまうと言うのは、人間が優れているのか、それとも神と言って良いのか分から

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    2023年03月08日
  • 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

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    科学と神は矛盾しない。

    科学者は疑問を突き詰める人々であり、必ずしも神を信じていないわけではない。
    神は宗教的なものに限らず、自然のなかに見出だしているひともいるし、思えば自然の中の法則が数学的に表されるのは不思議なことだなと。
    個人的にはそういったところで創造主がいてもおかしくないかなと、そう思う。

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    2021年02月14日