伊勢武史のレビュー一覧

  • 生物進化とはなにか?

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    自分の気持ちや感情でさえ、良い遺伝子を残す為に湧き上がってくるものという考え方を知り、感情的な時ほど冷静に考えることが必要だなと学んだ。
    生物は皆(人間ももちろん)それぞれの環境で、ベストを尽くした結果、今の形があるということを知り、自分が存在するのは私の先祖がずっと環境から選ばれ続けたからと考えると、私も自分なりにベストを尽くして自分の遺伝子をより良く残していくことが大切だと思った。(それでもどこかで私の遺伝子は途切れるかもしれないがその過程を大事にする)
    説明の難しい自分の感情や行動は何に基づいてるのか、知りたい方におすすめの本。

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    2023年07月16日
  • 生物進化とはなにか?

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    これを読んで、色々な生物だったり自分自身に対する見方がガラッと変わった。自然淘汰によって生物進化が繰り返される。今の自分を表している形質全ては、それを乗り越えてきたものだと考えるととても面白かった。
    自分は遺伝子にコントロールされてるのか笑
    これを知ると何だか楽にありのまま生きられそう
    是非他の本も読んでみたい!

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    2023年06月24日
  • 生物進化とはなにか?

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    ネタバレ

    ・DNAはハードウエア、遺伝子=設計図はソフトウエア
    ・ソフトウエア転記時にミス発生したのが突然変異
    ・遺伝形質(元の髪は黒)、獲得形質(金髪に染めた)
    ・環境とは、その生物の生活に影響を与えるすべてのもの
    ・自然淘汰では、生存と繁殖の総合力が問われる
    ・生物達の歩く道の先にはしばしば崖がある。歪に進化した恐竜とはそこでお別れした。人間もこの先待ちているのは恐竜と同じ運命かもしれない。進化とは何かが良くなるという能天気なものではなく、たとえ滅ぶとしても進むしかない道のこと。
    ・約1万年ほど前から農業や牧畜などで人間の生活は安定していき、生きるか死ぬかと言うシチュエーションは減少。これにより知能

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    2023年07月16日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    2050年の地球を予測する ─科学でわかる環境の未来。伊勢 武史先生の著書。伝染病の拡大や異常気象の発生は地球環境悪化の前触れかもしれない。このまま環境問題が解決されなかったら2050年の地球はどうなってしまうのでしょう。大気汚染に海洋汚染に森林破壊。大気汚染に海洋汚染に森林破壊が日々起きている現実から目を背けても事態は悪化するだけ。一人一人が地球環境問題に真剣に取り組む姿勢が求められている。私利私欲は捨てないと2050年の地球は悲劇しかないかもしれないから。

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    2022年08月04日
  • 「地球システム」を科学する

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     この本で,伊勢武史さんの本は3冊目。地球をシステムとして捉えることの難しさと奥深さを教えてくれる素敵な本。読んでよかったです。 
     地球システムとは…。

    地球とは,地球を構成する要素(岩石・海洋・大気・生物)がそれぞれ関わりあいながら、全体としてまとまりを持って動いている「システム」なのです。このようにシステムという言葉の意味を考えると,地球システム科学では地球を構成する要素同士のつながりを重視することがわかりますね。(本書p.17)

     あっちもこっちも考える…それができないと生態系の維持や持続可能性などを議論することはできません。そういう意味で,本書は,まさにSDGsの入門書とも言えま

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    2022年06月01日
  • 生態学者の目のツケドコロ

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     伊勢武史さんの本は,これが2冊目。前回読んだのが大変読みやすくて,内容も濃かったので,本書も買ってみた。
     本書は,著者の研究分野(生態学)を紹介しながらも,身近な出来事について綴っている,ある意味,エッセイ集のようなものだと感じた。
     これまでも,科学者の書いたエッセイは読んできたが,伊藤さんもなかなか面白震いで,ファンになってしまった。著者が触れる話題が,大変幅広くて,生態学とそれらが繋がっていくのも心地よい。
     著者が触れている単語を挙げてみると次のような言葉がある。
    生態系エンジニア,レジリエンス,コロナウィルス,満員電車通勤社会,科学リテラシー,遺伝子の乗り物,レジ袋有料,物質循環

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    2022年05月05日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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     生物学者の著者が中高生向けに環境問題を科学的視点で解説したもの。現状を概観するのによい。注目すべきなのは現実主義的な環境問題対策を説いているところ。糾弾するだけでは問題解決にはならず、価値観の異なる人々にも利益をもたらす活動であると考えさせなくてはならないという。若者には知らせておく考え方だろう。

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    2022年04月18日
  • 生物進化とはなにか?

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    生物進化についての基本を、科学的でありながらもかなり平易な文章でわかりやすく解説した本。

    ここまでなら良書ですね、と★4つで終わるのだが、7章で哲学と宗教の生まれた理由ですら生物進化のなせる技であると論じたところをプラスで評価したい。
    著者の論でしかなく、浅い考察で留まっているものの、哲学・宗教をきちんと科学的な観点から論じていくというのは大変重要なトピックスだと思う。できればこの章を深めた内容でもう1冊本を書いてほしい。

    その環境で有利に生きることのできる能力の高低は遺伝子のランダム性によるもので、個体自身の努力は関係ないということを淡々と説く。筆者が自然界の冷徹な現実を正しく捉えること

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    2021年05月30日
  • 「地球システム」を科学する

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    著者の専門は陸域生態系のシミュレーションモデリング(温暖化、森林生態系)。地球温暖化は二酸化炭素排出に注目されることが多いが、本著は二酸化炭素を含む炭素循環やその他の様々な要因が気圏、地圏、水圏、生物圏の地球システムの中でどの様なフィードバックでお互い影響、バランスを取っているかを難しい数式を使わずにやさしく解説している地球システムの入門書。又正しいデータの見方等も指南。
    【興味深く、面白かった点】
    ・アルベド(地表面の白っぽさ、反射率)もフィードバックの大きな要素。
    ・温室効果気体の中で最大の効果を持つのは水蒸気。但し水蒸気は二酸化炭素と異なり、地球全体で混ざり合う前に消える性質のため、温室

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    2025年02月08日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    科学的な視点から環境問題について述べていたのがよかった。

    環境問題は人間の利己的な感情で生じたものだが、改善していくと言う意味では、感情論では解決できない問題もあるよなぁと思った。
    科学的な視点から環境問題を考えるということが今の世代には必要なのでは。

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    2022年10月04日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    生命は利己的。
    人間も利己的。
    自分のものであれば、先々のことを考えて使う。
    共有地は、そうはいかない。
    我先にと使わなければ損をしてしまう。

    環境問題は、まさにこれ。

    解決するためには、禁止するだけでなく、
    メリットを与え、行動に移してもらうことが大事。
    これがナッジ。

    環境問題は、正義を振り翳しても解決しない。
    落とし所をさぐっていくしかない。

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    2022年04月22日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    個人的には既知の内容だったので目新しい学びは少なかったが、言っていることは正しいと思う。
    環境問題に対する若年層向けの入門書としては良書だと感じた。
    しかしタイトルがキャッチー過ぎるな。

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    2022年03月06日
  • 生態学者の目のツケドコロ

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    生態学者の専門図書ではなく、生態学者が社会を見たときに考えたことを綴ったエッセイ。
    途上国が先進国並みになること、ならないことを想定したCO2排出量の比較などがあるのも興味深い。
    環境関係のことが多いと思うが、専門家目線の考え方を知ることができたのは価値がある。

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    2021年12月31日
  • 生物進化とはなにか?

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    この本を読んで、生物の見方がガラッと変わりました。進化生物学の入門として、言葉もやさしく、とても読みやすかったです。

    中学時代から生物は好きでしたが、さらに興味を持ったので、今後関連の本を読んでいきたいです。

    どの生物も熾烈な自然淘汰が行われていることや、人間とチンパンジーとは同級生、決して高等生物でもなく人間も生物の一種なのだというのが印象的でした。

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    2020年11月12日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    環境問題は短絡的位に結論を出したり感情論で突っ走ったりせず、落ち着いて考えることが大切
    ということで
    環境問題を考える際の、ヒントとなるような様々な視点からの知識を教えてくれる本。
    環境(地球温暖化防止や生態系のことなど)にとって1番大切なことは、「多様性を保こと」とのこと。持続可能にするためには、多様性が鍵を握る。
    環境問題は、私の生きている間に解決するものではないけれど、私のできることとしては、「多様性を意識して、考え続けていくこと」だなと思った。

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    2025年05月09日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    本書は、学生の学びに役立つ内容や、大人の学び直しに対応した「ちくまプリマー新書」の393。そうしたシリーズであるだけに、現在地球が抱える諸問題を、これからの人生の生き方と合わせて説いていく構成となっている。環境問題、公害、生物、地球温暖化、未来予測の5つの章に加えて、最後の6章では「幻想を捨てて学ぼう」とまとめている。年齢を問わずわかりやすく近未来を俯瞰するのに適した手引書と言える。

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    2023年04月27日
  • 生態学者の目のツケドコロ

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    骨太の進化話かと思って本を手に取ったが、エッセイだった。
    内容はおもしろかった。
    窒素固定の話が多い。窒素固定の話は好き。

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    2022年11月05日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    環境問題への取り組み方、考え方を提示していく。
    とても分かりやすい。ただし正解があるわけではない。
    これは、その通りなんだろうけど間に合うかな?
    人間の根源的な罪深さが解消されることはないだろうから、変化した環境の下で、どうやって生存していくかが、鍵になるんだろうな。

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    2022年03月13日
  • 2050年の地球を予測する ――科学でわかる環境の未来

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    小中高の若い人向けの啓蒙書。細かい話はなく、浅く広く分かりやすくに徹している。期待したような若者向け入門書の体をしつつも、大人も勉強になるような内容ではなかったのが残念。

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    2022年01月29日
  • 「地球システム」を科学する

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    うーん。私はあまり新しい気づきがなかった。
    地球温暖化、特にco2以外のこともシステム思考で解き明かして欲しかった

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    2020年12月20日