尼丁千津子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原書のタイトルは『blown to bits』、その後にyour lifeやらhapinessやらと続く。つまり、デジタルにより幸せの既成概念が崩れ去るという事。bitsは、断片などの単位的な意味だが、ここではコンピュータの情報単位であるビットとかけているのだろう。中々示唆的で挑発的なタイトルだ。何故、デジタル講義という和訳になったのか。ややチグハグな感じがする。
例えば、ハイアービューという会社が採用面接に活用可能なアルゴリズムを開発。応募職種にふさわしいか否か、共通しているパターンを検知するが、すでに面接の現場で使われているらしい。アルゴリズムの透明性が確保されなければ、経験則から差別を -
Posted by ブクログ
近年、長足の進歩を遂げ、活用が進む人工知能(AI)。そのスタートから、現在の能力、倫理的・道徳的な問題まで、ビジネスパーソンが知っておきたい基礎知識を解説した書籍。
「人工知能」という用語の名づけ親は、数学者ジョン・マッカーシーである。
この分野の可能性を楽観視した彼は、1956年に「人工知能の研究会」を催し、1960年代初め、「10年以内に完ぺきな知能を持つ機械を実現する」という目標を掲げた。
AI分野では、「バブルと崩壊」のサイクルが繰り返されてきた。
新しい発想があると研究者は楽観的になり、画期的な成果が期待できると主張し、助成金を申請する。だが、成果は出ず、助成金は削減。こうした現