石坂しづかのレビュー一覧

  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    祖母の残したぬか漬けの壺以外、全てを失った倫子の絶望感が伝わるところから始まり、引き込まれていった。
    声を失った倫子が熊さんの助けをかりつつ食堂かたつむりをオープンさせる過程にワクワク。希望の光が差し、次から次へと来客した人たちを幸せにすることで生きがいを見つけていく。
    うさぎの話も妾さんの話もほっこりしたと同時に、悩める人がこんなにも多く、そんな人たちを丁寧な料理で元気づけていく倫子の腕もすごいなーと、一度訪れたいとも思った。
    最後はきっと母親に料理を振る舞うのだと思っていたが、まさかこんな結末になるとは…
    母親との敵対心があったが、明かされた真実に倫子は混乱と迷い。
    ふくろう爺はもしやと思っていたけれど、最後の手紙があるとは…!
    エルメスの解体から涙が止まらなかったし、正直苦手な描写もあったが命のありがたみを感じて、いただきますと言わなければと思った。

    声が出なくなったことも、また出せるようになったことも愛情が関係している。恋人を失ったが、母親の愛情、そして母親からのメッセージを託された?鳩を食べた感動を得て生きる希望を見出せた。

    たくさん泣いてほっこりした内容だったが、なんとなくテーマがわからなかったので⭐︎3つ
    同性愛のカップルからは結局何のプレゼントをもらったのだろう。そしてあの夜、倫子は素直に母親に甘えて欲しかったなぁ。

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    2026年10月04日
  • 食堂かたつむり

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    料理を通して人の心が癒されていく物語が温かく、読んでいて優しい気持ちになる。
    食べることの大切さ、人を思いやる気持ちを感じられる一冊。

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    2026年10月02日
  • 食堂かたつむり

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    今はあまり刺さらなかった。
    なんか、食堂かたつむりが商売としてできてることとか、色んなことがおとぎ話みたいで、そんな上手くいくわけあるかい、と思ってしまった。でも、小説に、自分の知識だけでできた偏ったリアリティを押しつけるのは無粋だなとも思う。

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    2026年09月30日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    恋人に全財産を持ち逃げされ、住む場所もお金も、そして声も失った…。
    少々衝撃的な物語の幕開けだったが、故郷で料理を通して倫子が自分を取り戻していく様子に、彼女なりの『生きる』ことへの執念を感じた。母親との確執についてもう少し背景描写があれば、母親との別れに向けて倫子の気持ちが大きく動く様子がもっと鮮やかに感じ取れたのかも?という気もしたが、最後は母親からのメッセージで生きる気力と声を取り戻せて良かった。
    料理の過程では、豚や鳩を捌いて食べる描写が生々しく、『血』や『内臓』の存在をありありと感じて読み進めるのが少し辛い部分もあった。でも倫子がそれだけ『生きる』ことを諦めていないということ、そして、何事も綺麗事だけでは済まされないのだという泥臭さを感じて、この物語全体に力強さと太い軸が加わっていたと思う。

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    2026年09月27日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    柴咲コウ主演で映画化もされた作品。

    見たことも聞いたこともない料理が次々と登場するが、どれもただ美味しそうなだけではない。地産地消や大地の恵みを、その人の人生や想いごと血肉へと変えていくような、特別な一皿だった。

    喪服を脱いだお妾さん。シニョリータに会えた熊さん。施設へ入る前の誕生日会で振る舞われた“大人のお子様ランチ”――。料理はお腹を満たすだけではなく、その人がもう一度前を向き、生きる力を取り戻すための「希望」として描かれていた。

    物語自体は淡々と進むため、好みは分かれるかもしれない。それでも、言葉を失った(たとえ一時的だったとしても)りんごちゃんを、柴咲コウが映画でどう表現したのかはとても気になった。

    母との確執、そして最後の手紙には思わず涙がこぼれた。エルメスのくだりは受け入れにくいと感じる人もいるだろう。しかし、それさえも命をいただくということへの感謝につながる描写なのだと思う。

    この作品を読んで改めて感じたのは、食事とは単なる栄養補給ではなく、あらゆる命をいただき、自分の命へとつないでいく尊い営みだということ。

    最近は「泣いた=名作」と短絡的に結びつけてしまいがちだけれど、作品の価値は涙の量では測れない。この物語は、静かに心へ染み込み、読後にじんわりと温もりを残してくれる一冊だった。

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    2026年07月31日
  • 食堂かたつむり

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    すごくスラスラ読めて興味深い内容であった。
    だが、飼い豚のエルメスが殺されるシーンが私にはしんどかった…そして母の死もしんどく感じれてしまった。

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    2026年07月21日
  • 食堂かたつむり

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    生きることと食べることが深く結びついた物語でした。色んな食べ物が出てくるんですがなかなか想像できない難しい料理で想像しにくかったですが心あたたまる感動の物語でした。

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    2026年07月03日
  • 食堂かたつむり

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    食堂かたつむりに集う人と、その人のためだけに供されるメニュー。思い出との微妙な距離感を近づけてくれる気がした。

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    2026年06月27日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    恋人との別れをきっかけに声を失った倫子が、ふるさとに戻り小さな食堂を開くという始まりはとても魅力的だった。出てくる料理もどれも美味しそうで、食材や調理法ひとつひとつにこだわりが感じられ、「誰かのために心を込めて料理を作ること」の温かさが強く印象に残った。

    物語の途中からは想像とは違う展開になっていき、そこはやや置いていかれる感覚もあった。

    エルメスを自らの手で調理し、人に振る舞う場面は読んでいて辛さもあったが、「命をいただく」ということの重みやありがたさを改めて考えさせられた。

    最後の母からの手紙の場面では思わず涙。母も娘も、素直になれないまますれ違ってしまった。それでも最後に残された手紙によって、倫子が救われたように感じられ、読後感としては温かさの残る結末だった。

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    2026年06月19日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    母親と不仲であった主人公の蟠りが溶けていき、最後にはまた料理を通して誰かを喜ばせたいという生きる希望を見つけられて良かったと思った。
    エルメスが死ぬシーンはなんとも心苦しかったので、この評価

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    2026年06月09日
  • 食堂かたつむり

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    何が起きても生きていける。
    周りを見渡すのが怖い時でも目の前だけを見れば、明日だけを信じて動けばいい。と思えた。
    手に職が無いと。とかそういう事じゃなく、頼れる人って大切にしたい。

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    2026年06月02日
  • 食堂かたつむり

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    うーーん

    前半は楽しく読んでいたのですが、後半は急に話が進みすぎていまいちついていけない感じがしました。
    前半の感じで物語が進んでいけばすごく好きな本なのにと思いました。
    嫌いではないのですが、なんだかモヤモヤする本でした。

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    2020年02月03日