石坂しづかのレビュー一覧

  • 食堂かたつむり

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    料理人の主人公が自然と人と向き合って作る一品。料理の数々は目に浮かぶようだった。
    料理を通じてだんだんと雪解けに向かっていく母と娘のストーリーに引き込まれた。
    フクロウ爺と手紙、、のところは涙なしには読めない。

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    2026年10月06日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    彼氏に捨てられて、声の出なくなった倫子は、仲の悪いおかんのところにもどり、予約制の食堂を始める。出てくる料理はどれも馴染みはないけど、文章を読んでいるだけでおいしそうでほっこりした。
    この食堂の料理を食べると願いが叶うと言われ始めるが、それはひとえに倫子の心遣い、真摯に食材に向き合う姿勢のおかげだと思う。
    登場人物がみんな親切で温かくて、幸せな気持ちになった。

    おかんが急に結婚することになり、そしてなんと余命が近いことを知らされ、おかんのペットのブタちゃんを解体して、披露宴の料理に倫子が変えていく。

    おかんが死んだあと、いつも12時に12回鳴く不思議なフクロウ爺が鳴かなくなる。まさかと思って屋根裏を見ると、そこにはフクロウの目覚まし時計と、おかんからの手紙が。
    手紙にはおかんからの初めての娘への愛がつづられていた。不倫の子だから倫子、ではなかったことも明かされ、倫子はまた食堂を再開する。

    料理がつなぐ人間関係が、丁寧な暮らしのなかにそっと仕込まれて、すごく満足感があったので、珍しく星5にしましたよん。
    倫子が幸せになるといいな!!


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    2026年10月04日
  • 食堂かたつむり

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    食材に対して命をくれたという考え方が凄く良かった
    鶏や牛なども生きたいけど人間の食料の為に命を落としているから、その命を無駄にしない為にも大切に残さず食べようと思えた。

    倫子の本当の名前の由来を聞いて、いいお母さんだなと思ったし倫子の思い込みで、おかんのことを忌み嫌っていて、おかんが亡くなってから仲良くすればよかったと後悔していたので親はいつ亡くなるか分からないからコミュニケーションをしっかり取って思い込みで判断するのは辞めようと思えた。

    最後のハルミくんとサクラちゃんのエピソードもとても素敵でホッコリした。
    ハルミくんの気遣いと言葉遣いにキュンとしたし、見習おうと思えた。

    おかんの希望でエルメスを食べてしまうシーンが悲しかった。でも生き物の食材に感謝して食べようと思えた。鳩を食べるシーンがあって鳩って食べれるんだってなった笑

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    2026年09月04日
  • 食堂かたつむり

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    糸さんの本はご飯の話が多い。そして美味しそう。しかも温かくて優しい気持ちになる。
    お母さんが破天荒すぎる。母の相手が嫌なキャラすぎたがご飯で静かに涙して気持ちを置いていくシーンは良かった。熊さんとくっつくかなと思ったがそうではなかった。フクロウ、そうきたかぁ。手紙がユーモアもあるしほろりとくる。
    おっぱい山の頂上付近はレースのブラジャーをつけたようにうっすらと白くなっていた。とか表現が可愛かったりするところがまた良い。

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    2026年08月14日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    ひとりの女性が、料理を通して周りの人を幸せにし、夢に向かってひたむきに努力する姿に読んでいるこちらが励まされた。倫子さんは魅力的だ。

    エルメスの解体シーンにすごくドキドキしてしまったけれど、これが命を頂くということだよね。普段、何も気にせずに食事をしていたけど、命を貰うことって本来はこれほど重いことなのだよね。

    きっと、昔だったらこの小説はハマらなかった。
    自分が料理をする立場になったからこそ、この小説の良さがわかるようになった気がする。

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    2026年08月08日
  • 食堂かたつむり

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    小川糸さんの本は心が少し弱っている時に読むと言葉一つ一つが暖かくて優しい涙が出てくる。気がつけばボロボロ泣けてふと優しくなれる魔法をかけられた気分になります。

    主人公の倫子はインド人の恋人がぬか床以外の全ての荷物と一緒に姿を消してしまってショックで声が出なくなってしまう。というところから物語は始まって、いろんな人と出会い。苦手だった人の素敵な一面を知ったり、おかんとの仲も少しずつ縮まったり、命の大切さをより一層実感して感謝したり、失ったものを一つずつ拾い集めていくような、大切なことに気付いていくような、素敵なお話でした。
    倫子でいう「料理」のような自分の軸や強みを何か一つでも持っておくべきだなと改めて思いました。その軸が何かあった時に自分に手を差し伸べて助けてくれる時がくるのかなと。それを探すのもまた人生である。みたいな事なのかな。

    おいしそうなお料理が沢山でてきて、読後はいつもよりちょっとだけ手の凝ったお料理を作ってしまいました(笑)

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    2026年07月17日
  • 食堂かたつむり

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    小川糸さん2冊目。小川さんは本当に起承転結がしっかりしていて飽きずに読める。途中頓挫しかけても、また戻ってくる。なんだかジワジワはまる系である。料理(食)を通して人と自分と分かち合いながら生きていくの人間らしくていいです。珍しい食材や調理法が面白かったり、お客さんの人間模様も色々あって良かった。

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    2026年05月25日
  • 食堂かたつむり

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    中学生の頃に読んだけどこの小川糸ブームの渦中、読むしかないと思い再読。最初の数ページで引き込まれる。ごはんも美味しそうだしほろりと泣ける。読んだあとは温かい気持ちになれる。りんごちゃんの性格が大好き。

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    2026年05月19日
  • 食堂かたつむり

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    酸いも甘いも噛み分けた小説だなあと。
    生きていくということは、どんなに優しい世界でも綺麗なことだけじゃないなと思った。

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    2026年10月08日
  • 食堂かたつむり

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    美味しそうな料理いっぱいのストーリーに、どんどん引き込まれて楽しく読めました。本編の読後感は気持ち良く、スッキリしたのですが、その後の番外編は要らなかった…スッキリしたところで、読み終えたかったなぁと。それが正直な気持ちです。

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    2026年10月07日
  • 食堂かたつむり

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     食堂かたつむりの女主人と母親との確執、そして食堂を訪れるお客様との心温まるお話。

    繊細で、自然豊かで、ピュアな表現がたくさんある一方で、下世話な表現も入り混じっていて、少し違和感のある文章だと感じた。

    でも、その違和感も含めて、この作品なのかもしれない。

    人の人生は、美しいことや優しいことだけではない。人には、醜い部分や、目を背けたくなるような一面もある。

    そんな人間の両面を、美しいものと醜いものを混ぜ合わせながら書いているのかもと感じた。

     

     

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    2026年10月06日
  • 食堂かたつむり

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    山で食堂を始めた繊細な女の人の話だったような…と、あまり内容を覚えてなかったので、小川糸さんのデビュー作を久々に再読です( ´Д`)=3

    恋人に何もかも持ち逃げされ、声も失った倫子が、どん底から食堂を開き、料理を通して自分を取り戻していくストーリー。自然の恵みも相まって料理が出来上がると心が温かくなります。
    一方で後半の命をいただく描写は、文章だからどうにか読めたものの、映像だったら目を背けたくなるだろうなと思いました。命の重みを受け止める耐性や器の広さは持っておきたいし、ただ優しいだけではない食・生きることの泥臭さを感じることができました。

    『なるべく静かにしていようと決めた。水の中で魚が動き回れば濁った泥水になってしまうけど、心を穏やかにしていれば、やがて泥は下に沈み、上の方はきれいな水になる。わたしは、きれいな水でいたかった。』

    『もっと胸を張って、堂々と生きなさい。きちんと地面に足をつけて、呼吸をしなさい。あなたみたいに偏屈な子供は、もっともっといっぱい遊んで、恋をして、世界を広げなさい。』

    2026.9

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    2026年09月24日
  • 食堂かたつむり

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    むかーし映画で観た記憶があり、原作読んでなかったなーってうっかりしていた食堂かたつむり。
    食べ物が人を幸せにする話が好きでとても良かった。

    最後、一緒に暮らしてきたエルメスを手にかけて余すことなく料理に仕上げる場面。
    心が痛かった、、、。
    命をいただくことを痛感したし、こんなに度胸のある倫子はたくましくて本物の料理人だし人一倍優しい子だし。

    食物として供養すること。
    命を無駄にしない。
    命をいただくことをありがたく尊く思い、美味しく食べて自分の明日に繋げていけるように。

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    2026年09月10日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    いつか、声が出るときが、くる。

    読みたい本に登録していたけれど読んでいなかった本。
    小川糸さんのエッセイばかり読んでいて、小説はあんまり読んでいなかった。

    カップルの結婚祝いディナーを届けたあと、「誰かのために料理を作れるだけで、本当に、心の底から幸せ」と思えた倫子さん。
    その一文を読んで、幸せってそうか、こんなに身近で日常の中にあるんだった、と思い出させてもらえた。たしかに、誰かのために料理をしている時間や自分のこと、結構好きだったりする。
    そして、力強く「幸せ」と思えている倫子さんを誇らしく感じ、自分もそうありたいと思えた。
    新しい商品の情報や、他人の楽しそうな情報などを目にしていると、頭にその情報が入ってきて占拠されてしまうのだけれど、いま自分が手にしているもの、自分が与えられている(自分にも与える力がある)という事実が幸せであるということを忘れずに毎日を過ごしたい。

    大切に育ててきたエルメス(豚)の解体作業と料理の描写は、まさにこれがいのちをいただくということなんだと、本当の意味を思い知らされた。
    リアルな解体シーン、美味しそうな調理シーン、この2つが1つの物語に存在していること。本当は2つで1つ。別々のことではなく、つながっている。こうしてわたしたちは美味しいご飯にありつけている。
    これもまた、忘れないでいたい。

    同棲していた恋人に出ていかれてひとりぼっちになったときから、声が出せなくなっていた倫子さんが、声を取り戻すシーンも印象的。
    いま、体調が不安定で、心の中がどうなっているのか、自分でもわからないときがある。日々過ごしていれば、ふと、いつか、声が出るようなときはくるのかもしれない。ふんわり、うっすらと、希望を持ってみてもいいのかも。

    偶数ページに2ページ分ページ数振ってあるの、画期的だしおしゃれ。
    コクトーの絵、描けそうで好き(失礼)。
    女系家族の隔世遺伝説。わたしは母とも祖母とも仲がいいが、たしかに趣味趣向は母より祖母の方に似ているような気がする。

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    2026年08月22日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    最初から衝撃的な始まりで、
    そんな事あるの!?とは思ったが、あるのかもしれない。
    その後のラッキーな展開が、ラッキー過ぎて
    またそこでも、いやいやそんなに運がいいことある?と思ったが
    話の続きに料理の描写がある事で引き込まれてしまった。
    隔世遺伝、というのも何となくわかるような気もするし
    最後にはやはり読んで楽しかったと思える小説だった。

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    2026年08月10日
  • 食堂かたつむり

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    糸さんの、解釈を読者に任せるような余韻のある文章

    料理には詳しくないので、想像がついてこない部分もあったけど、読み進めるうちに気付いたらあたたかい気持ちで覆われている

    お茶漬けを作ったシーンからが、特に作者の、そして主人公の熱がこもっていく印象

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    2026年06月30日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    ていねいに描写されており、イメージが湧いてきます。

    少しのすれ違いなどからなかなか関係が良くならないことがありますが、最後はよい形にひとまずなるお話でした。
    インド人はどこへ??

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    2026年06月14日
  • 食堂かたつむり

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    今年2冊目の読書は、小川糸さんの『食堂かたつむり』。同棲相手にすべてを奪われ、ショックから声を失った倫子。一文無しで帰郷した彼女を待っていたのは、長年確執のあった「おかん」だった。
    「自分には料理しかない」と気づいた倫子は、実家の敷地で小さな食堂を始めることに――。

    本作はいわゆる「料理小説」の枠に留まらない。倫子が心を込めて作る料理をベースに、母娘の確執と和解、そして主人公の心の再生が丁寧に描かれていく。

    母との関係にはハラハラさせられるが、村の人々の温かさが物語を優しく包み込んでおり、終始心地よく読み進められる。そして終盤、予想もしなかった衝撃の展開が訪れ、思わず涙があふれてしまった。この感情の揺さぶり方は、さすが人気作家の手腕だ。
    以前観たドラマ『ツバキ文具店』とも通じるエッセンスを感じ、「バリエーション違いの姉妹作」のようにも思える。心に深く残る一冊だった。

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    2026年05月28日
  • 食堂かたつむり

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    初、小川糸さん

    いいなぁ、こんなふうに料理を作ったことがない、私にとって料理は“義務”に近いです
    毎日こんな気持ちで料理できたらシアワセだろうなぁ
    食材や工程の描写がとてもよい、あたたかくて心地よくて気持ちが晴れてゆく
    そして出て来る人が結局みんないい人なのも癒される

    もし食堂かたつむりに行くことができるなら、ビールに合う一皿、ワインに合う一皿、そして日本酒でも一皿、最後にエスプレッソで小さなスイーツをいただけたら最高です!

    また別な作品で美味しそうな料理に出会いたいと思う、初・小川糸でした

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    2026年06月13日
  • 食堂かたつむり

    購入済み

    自然

    都会と田舎。
    生きることと死ぬこと。
    憎悪と愛情。

    飾ること。
    魅せること。
    心を込めること。
    どれもコロナ禍で失われつつあるもの。
    それらがどれだけ心の糧になっていたか,私たちはこれから痛感していくのであろう。

    #感動する #泣ける

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    2021年04月26日