石坂しづかのレビュー一覧

  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    母とのすれ違い、恋人との突然の別れなど不運があっても前向きに料理を通じて人を幸せにする主人公に魅了された。
    誰かのことを思って料理を作ることの素敵さと仕事に対する熱意を感じて、自分も家事や仕事を頑張ろうと思えた。
    最後に実の母の思いを知れたのはよかったと思うが、生きている間に言葉にしなければわからないこともあるというのを痛感した。
    全体を通して美味しそうな料理が多く、最も気になったのはイチゴのカレーである。ぜひ食べてみたいと思った。

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    2026年03月13日
  • 食堂かたつむり

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    久しぶりに涙がほろほろ、いつの間にか涙が止まらなくなっていった本です。親の計り知れない愛を感じ、また、生きること、食べることといった基本的なことを丁寧にしていこうと思った素敵な本です。

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    2026年03月08日
  • 食堂かたつむり

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    ほんわかした話なのかと思ったら、生き物の生がとても生々しく、目を逸らせないぐらい事実として書かれていて、「食べる・生きる・死ぬ」にシンプルにまっすぐ向き合うしかなかった。
    でもそのシンプルさが心地いい。
    人間は他の生き物を消費するしかなくて、どこまでも自然に生かされてると思う。人間は与えてくれる生き物たちになにをあげられてるんだろう。

    チョコムーン良かったなあ

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    2026年02月24日
  • 食堂かたつむり

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    初、小川糸さん

    いいなぁ、こんなふうに料理を作ったことがない、私にとって料理は“義務”に近いです
    毎日こんな気持ちで料理できたらシアワセだろうなぁ
    食材や工程の描写がとてもよい、あたたかくて心地よくて気持ちが晴れてゆく
    そして出て来る人が結局みんないい人なのも癒される

    もし食堂かたつむりに行くことができるなら、ビールに合う一皿、ワインに合う一皿、そして日本酒でも一皿、最後にエスプレッソで小さなスイーツをいただけたら最高です!

    また別な作品で美味しそうな料理に出会いたいと思う、初・小川糸でした

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    2026年02月16日
  • 食堂かたつむり

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    小川糸さん、ライオンのおやつに続いて2作目。心があたたまる、けれど、、やっぱり悲しい。本作は後半まで美味しそうな料理と素敵なお話で、このまま幸せな気持ちで終わると思っていたのに…。おかんの病気からのエルメス、そして手紙。涙がこぼれ落ちそうになった。悲しい気持ちが強いまま終わってしまったので、巻末に短編小説がのっているんだけど、それは読まず、悲しみから顔を上げた倫子に私も便乗
    。さ、ご飯作ろう!

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    2026年01月28日
  • 食堂かたつむり

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    ライオンのおやつ以来のやさしくて繊細な文章はほんとに感情移入する、豚にも食材にもなれるような感覚
    エルメスが姿を変えてみんなを元気づける、エルメスの命が継承され慈しまれる。
    ふとしたきっかけで今はいろんな感情になってしまう人間だけど、原始から継承されている植物や動物が持つ根本的な力ってのはもっと重んじられてもいいな、慈しまれるべきなのかな、ご飯食べている時くらい全てを忘れて感謝しながら、背景を想像しながらいただくようにしたいな

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    2026年01月23日
  • 食堂かたつむり

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    小川糸さんの「生」の物語。
    恋人に裏切られて声が出なくなった主人公が、ふるさとに戻って食堂かたつむりを運営することで、わだかまりのあった母との関係や自分の声を取り戻していく物語

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    2026年01月04日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    食べることは命をいただくこと。
    私も今まで以上に食材に感謝したいなという思い。
    熊さんのやさしさ、みんな食堂かたつむりの想いを受け取っていい方向に進むところ(これはご飯の力で勇気が出たり活力が湧くからだと思う)が微笑ましかった。
    そして最後のふくろうの謎とおかんからのお手紙は私も大号泣。おかんも倫子も不器用だけど愛があるんだね。

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    2025年12月29日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    テンポが早くて読みやすかった。
    失恋されてからウジウジ絶望する日々が何ページもあると思ったら意外とスピーディーに食堂開いてて、展開が早くて良き。
    途中までほのぼの日常系な話だと思ったら後半から怒涛の展開だった。
    こりゃ感動していけねえや。

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    2026年03月17日
  • 食堂かたつむり

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    情景の表現が綺麗だなぁ。

    『空には玉ねぎの薄皮みたいに半透明の薄い雲の膜が、ぴったりと貼り付いている。』
    『生みたての卵の黄身みたいな、ツルンとした濃いオレンジ色の太陽。』
    『クラゲのような薄い雲が広がっている。』

    夕『焼け空が広がっている。まるで、地球をそのまま巨大なはちみつのビンに沈めたみたいだった。』


    この感性で人の機微を表現しているのだから、読んでいてとても暖かくなる。

    凝り固まっている様に見える女性3代に渡る関係性が料理を通して解れていく。

    その他にも色々な人間関係が温かい心のこもった料理を通してポジティブな一歩を踏み出せる。

    そんな温かい温度を感じる作品でした。

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    2026年03月13日
  • 食堂かたつむり

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    命をいただくことの有り難みを再認識しました。読んでいると心があったかくなったり、苦しくなったりして、感情が忙しかったです。
    最後の番外編もすごくよかったです!!
    私の勘違いで、エルメスはスナック常連の比喩だと思っていたのですが、本当に豚だったのでひっくり返りました(笑)

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    2026年03月13日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    15年ほど前に読んだことがあったものの内容を結構忘れてたので再読。当時と印象が結構違った。良い意味で。

    夢を叶えるため懸命に働き、実現も近付いてきたかと思われた頃にそれまで愛し合った男性が倫子のすべて、本当になにもかも持ち去ってしまう。

    辛うじて残されていた、祖母との思い出が詰まった糠床の存在が救いになったのか直ぐに絶望的な状況から立て直す行動力を見せてくる。かと思えばやっぱりふとした時に涙がこぼれる様子が見られる。そりゃそうだ声も失くしてしまうほどだし。

    料理に対する信念が揺るがない倫子。母の最期の望みとはいえエルメスを手にかけることも食と誠実に向き合う姿勢が素晴らしかった。

    出生の

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    2026年02月27日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    誰かのためを想ってごはんを作ることのあたたかさや愛がたくさん詰まった本。ただ料理のシーンの温かさと、いやーな家族関係の描写や、家畜を絞め殺す場面の描写の落差がきつかった。でも、料理をするというのは命をいただくことだし、嫌な家族関係も、実は知らなかっただけで愛されていたとわかるという、「そうかあこれも込みで人生か」と感じる場面が多い話だった。

    おかんからの手紙はずるいというか、まあずるい、泣かないで読むことはできなかったよ。

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    2026年02月22日
  • 食堂かたつむり

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    10年以上ぶりの再読。書き出しも最後もファンタジー小説みたいで、それを優しい空気とあったかいごはんの匂いが包んでる、そんな印象。

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    2026年02月16日
  • 食堂かたつむり

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    "食"は気づかないうちに生きる中での大切なきっかけとなってるのかもしれない。
    人生=食、絶対に切り離せないからこそ、尊さを持ち、選び、命をいただくことに感謝する必要がある。

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    2026年02月11日
  • 食堂かたつむり

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    本当に大切なことは、自分の胸の中に、ぎゅっと、鍵をかけてきっちりとしまっておこう。誰にも盗まれないように。空気に触れて、色褪せてしまわないように。雨風にさらされ、形が壊れてしまわないように。
    倫子
    大事なものは、なんでも冷蔵庫の中にしまえばいいのよ。そして、必要な時にレンジでチンすれば大抵のものは平気なの。
    ルリコ


    作中に出てくる、大事なもの大切なものの解釈。真面目で慎重な娘とマイペースで大雑把な母親、2人の性格が色濃く出ている場面かなと思います。二人の関係が物語の主軸となっていたと感じます。母と娘の絡まった糸がほどけた証に倫子の声が戻る。とても、幸せな気持ちになりました。

    私にとって母

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    2026年02月07日
  • 食堂かたつむり

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    ストーリーは展開が多少唐突で
    ぶつ切り感が否めないけれど、
    料理の描写だけで読み甲斐があります。
    食材の声が、私にも届くようでした。

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    2026年01月18日
  • 食堂かたつむり

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    あたりまえに食べている毎日の食事は、命をいただいているんだということに気づかされる。
    読んでいて辛くなる場面もあったけれど、食べることが好きな私にとって、そういうことに気づかせてくれる作品は、食事をより価値あるものにしてくれる。

    おかんからの手紙もよかった。

    食が好きだから読み進められたけれど、そうでない人には読むのが辛い作品かもしれない。

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    2025年12月22日
  • 食堂かたつむり

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    生きる、ことを丁寧に 著者の料理および食に対する思いと知識の深さに驚く。この人の小説を読むと、丁寧に生きる=食べる、寝る、掃除するという家事の根本的な大切さと楽しさに気づかされる。本来生きる、とはそれがベースなのだと。
    ストーリーは食以外の部分はあまりそこまで、、って感じ。追加のゲイカップルのお話の方が良かったかな。

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    2026年03月14日
  • 食堂かたつむり

    購入済み

    自然

    都会と田舎。
    生きることと死ぬこと。
    憎悪と愛情。

    飾ること。
    魅せること。
    心を込めること。
    どれもコロナ禍で失われつつあるもの。
    それらがどれだけ心の糧になっていたか,私たちはこれから痛感していくのであろう。

    #感動する #泣ける

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    2021年04月26日