【この歪な恋が少しでも長続きするよう、奈落の深みへと堕ちてく】
司郎を共有する事で関係維持を計る橘さん達の危うい恋の物語。
心が弱いからこそ相手に依存し、一緒に壊れて欲しいと願う彼女らを受け止める司郎。
あかねとひかりとで、彼をシェアする事で、少しでもこの歪な恋が長続きするように藻掻く。
行き先は破滅が確約されたエンドロールだと言うのに。
線路の先の無い特急列車に乗ったように、軋みを上げて堕ちていく。
彼の二番目で甘んじていた恋のレースがいつしか一番でしか満たせない感情が溢れ出し、愛情表現に歯止めがきかなくなるのだ。