石塚由紀夫のレビュー一覧

  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    資生堂が働き方改革、特に子育て世代の女性を中心としたものの取り組みを紹介したもの。
    女性活躍のことを本気で考えたいのであれば、ぜひ一度読んでもらうと良い本だと思いました。特に子育て支援制度だけでは女性活躍とはいえないということを痛感しました。
    読むと考えさせられる部分が少なからず出てくるのではないかと思います。

    女性活躍の施策というと、子育て支援制度になることが多いが、これはあくまでも女性が働き続けることができるのであって、社員のロイヤリティー(忠誠心)とエンゲージメント(帰属意識)を高めることもあるが、限定的である。ここに、やる気とモチベーションを高める施策が加わって、初めて女性活躍の舞台

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    2025年08月18日
  • 味の素 「残業ゼロ」改革

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    働き方改革で長時間労働を是正すべき理由と、企業の経営課題が明確に示されていた。会社の経営者や管理職など上の立場の人にほど読んでほしいと思える内容だった。

    味の素の残業改革の目的と具体的な方法が書かれている。方法論だけでなく、考え方や戦略など、どんな企業でも見習うべきところばかりだと感じた。

    最後の第八章だけでも、会社の人に読んでもらいたい。あわよくば全部読んでもらいたい。それほど心に響いた内容だった。

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    2022年11月13日
  • 働く女性 ほんとの格差

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    少し前の状況ですが、今でもまさにこんな感じの会社や組織は多そう。なぜ、女性活躍推進なのか、ダイバーシティって何、みたいな人におすすめ。
    コロナで非正規雇用の女性は煽りを食らい、女性の自殺者の比率も上がってしまい、女性活躍推進は後退しているのが現実です。2018年刊のこの本の中にも、書かれていますが、形だけの女性活躍推進は意味がない。将来的に人手不足が予想され、その解消に女性活躍が必要で、企業のために役に立つ働き手になってほしいのだとしたら、そのように育てる環境やシステムを工夫しなければならない、という内容には、深く共感しました。
    第6章で紹介している、ダイキン工業の女性活躍推進に関する取り組み

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    2022年01月26日
  • 働く女性 ほんとの格差

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    「正社員の女性の7割が、自分を”負け組”だと思っている」というデータがあるほど、実感が伴っていない日本の女性活躍推進。その原因と対策について、様々な状況の40人の女性たちの本音を取材し、対策を提言する1冊。

    「資生堂インパクト」を書いた日経新聞の編集委員石塚由紀夫氏の2冊目の著書です。女性活躍を取材テーマとしている著者による当事者たちへの丹念な取材によるルポタージュです。

    「女性活躍推進法」のもとでの軋轢、"外れている"と感じる専業主婦や非正規雇用の女性、、、立場や状況によって課題が一人一人異なることは、”ママ”として生活していれば日々経験したり、見聞することですが、非

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    2018年09月03日
  • 味の素 「残業ゼロ」改革

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    従来製造現場で厳しいと言われる在宅勤務や、大胆な残業削減を大企業で実現しているのは珍しい例だ。中途半端な残業削減ではなくやるからには徹底的に実行している点や、あくまで残業削減が目的ではなくグローバル企業になることを目的と定めている点が好ましく思った。仕事は楽しいから好きなだけやりたい人も、知らず知らずのうちに体力や精神がすり減っているので、会社がセーブするのも重要だと知った。

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    2022年12月11日
  • 働く女性 ほんとの格差

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    自分自身、30代半ばでキャリアに迷っているが、辞めた時の社会の冷たさ、正社員とうよのきびしい状況を知った。
    また、マミートラックと言われる、女性のモチベーション低下、業務負荷低減による成長鈍化の負のスパイラルは各所にあることがわかった。
    自分はカメレオン型ですと感じているので、マミートラックに陥らないよう、働きかけ、転職も視野に入れながらキャリア形成をしたい。

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    2021年12月10日
  • 味の素 「残業ゼロ」改革

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    グローバル化の潮流の中で活路を求める大企業の施策となると
    傍目(実際の当事者にしてもか)には荒療治に近いものがある。
    外国人人材を受け入れうる環境を整備するには
    日本的職慣行の急所にメスを入れる必要があるのだから。

    数年来の改革の結実が見える一方で、
    その間で新たなヒット商品が生まれなかったと足元を見つめ、
    労働生産性の壁を打破するイノベーションに舵を切る未来はいかに。

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    2021年11月08日
  • 味の素 「残業ゼロ」改革

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    製造部も在宅勤務などと聞き、気になっていた「味の素」。改革の過程もきちんと記載してあり参考になった。ペーパーレス、フリーアドレスのよい面がわかった。

    ●残業を減らす、できるはずない壁をつきやぶるには、早い段階で労働実態を正確に把握すること。全員に行い、営業の削減すべきは移動と会議ということがわかった。
    →移動の工夫、書類処理の簡易化、ネット会議システムの導入、サテライトオフィスの開設·活用


    ●残業が減らないのは、残りたいという気持ちがあるから→終業時間を16:30とした。夕方使える時間が増えた。

    ●フリーアドレス、テレワークが進まないのは、ペーパーレスにならないから。紙にすると、てにを

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    2020年04月12日
  • 味の素 「残業ゼロ」改革

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    働き方に対する意識が変わり始めたこの時代に、従業員のことを考え、ワークライフバランスを考えた取り組みは素晴らしいと思う。
    それにより生産性も上がりwin winの関係になることが1番の働き方改革だと私も思います。

    全ての経営者にこの考え方を見習って欲しいと思う。

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    2020年01月29日
  • 働く女性 ほんとの格差

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    一気読み。
    日本の実態はこんな感じなのだろう。
    ガラスのハイヒールとはよく言ったもので。
    やっぱり、既得権益は守ろうって無意識に
    思うんだろう。

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    2019年06月11日
  • 働く女性 ほんとの格差

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    ネタバレ

    どうやったって勝ち組にはなれんようにできてるんだろうなあ。女性活躍はつくつく女性の側は考えてないんだなあ。

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    2019年04月16日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    時短=早番はまさしく今後自分の会社で問題になりそうな内容。
    自分も時短に転じる予定の人間だったので、
    就職当初から出世はないものとして考えていた。
    けれど、仕事が好きなのも確かなので、活躍したいという気持ちはある。
    上手く調整出来ればそこそこバリバリ出来る希望があると感じる内容だった。
    まずは夫との話し合いから。

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    2019年03月20日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    良書と思う。子育て支援と女性活用が本質的に異なる問題であることはもっと認識されるべきだ思う。前者は行政の穴を埋めるセーフティネット。後者は多様性の問題であり、解決法のアプローチも異なる。それを正しく理解し伝えているメディアは少ない。そして、資生堂はそのビジネスモデルからその辺の企業より何倍も2つの問題に真剣に取り組んでいるわけで、そこらの企業が彼らの決定を表層だけ真似ても意味はない。

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    2018年08月26日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    資生堂のトップ陣が、交代しても絶え間無く「女性の活用と成長」を掲げ努力してきたことが伺え、女性として涙が出そうになる。政府が唱える女性活用とは数段レベルの違う、本質的な活かし方と管理職への登用など。自分が、男女差なく活用する外資系企業から、古い体質の日本企業に転職し、こんなにも日本のおじさま達は古い考え方なのかと絶望していたところで、一層心に響いた。我が社のリーダークラスの必読書としたい。

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    2016年10月10日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    資生堂は女性社員が多いだけあって、日本の多くの大手企業の数歩先行く施策の様子がよくわかる一冊。
    いかに「粘土層管理職」と制度に甘える/ぶら下がる社員の意識改革を行うか。資生堂が示した経営トップの覚悟と一貫したリーダーシップ、人事部門のコミットメントとリーダーシップは、子育てにやさしいと言われる多くの企業の次ステージへの参考となるのでは。

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    2016年09月04日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    資生堂が、それまで早番勤務が基本であった美容部員(ビューティコンサルタント、BC)に対して、遅番や休日シフトにも入るように要請したことは、賛否両論を呼び、資生堂ショックとも呼ばれた。
    本書は、そのあたりの経緯、および、広く資生堂の女性活躍推進策について触れた本。

    冒頭の美容部員に対する会社の要請が、批判的な意見を呼んだのは、子育て中の女性に冷たいのではないか、とか、それまで女性活躍先進企業と言われた資生堂が、考え方を変えたのでは、といったものであった。

    実情は、少し異なるようだ。
    資生堂は、BCに対して、遅番や休日シフトに入ることを強制はしていない。一人一人の実情を、全て上司が面談で確認を

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    2016年07月25日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    我が社の女性活躍推進は進んでいる方だと言われているが、資生堂の方がはるかに先を行く。そう意味ではベンチマークとしてふさわしい。

    専業主婦の夫が管理職になると、子育て女子社員に甘くなるというのは、うなずける。

    甘くすることは、決して本人のためにはならないのだ、ということが、よくわかったが、マタハラと烙印押されないよう気をつけねばならない。

    世の男性管理職必読かと思う。

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    2016年07月05日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    育児短時間勤務者と非利用者の業務負担の不公平を是正するための制度改革が、単なるトップダウンではなく、研修や意識改革など段階を踏んで実行された過程が描かれていた。
    印象的だったのは、管理職研修で「旦那さんにも家事をやってもらえば」と言うのを禁句とし、「家族と話し合ってみたら」と促す姿勢。コーチング的で実践的だと感じた。
    マミーゴールや1人別育成プランなど初めて知る施策も多く、企業が女性活躍を“仕組み”で支える姿に学びが多かった。

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    2025年11月12日
  • 資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

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    女性活躍に対して常にトップランナーとして国内を牽引する資生堂の意識&組織改革の流れを学ぶ。
    社内で「女性リーダーシップ研修」なるものに参加したもののなぜ女性だけ…という思いは最後まで拭いきれず、経営陣は「これまで女性には適切な挑戦をさせてあげられずにいた反省があったから」などというもののやはりどこか腑に落ちない。
    けれど資生堂のBCをめぐる働き方に大鉈を振るった際の
    ・不公平感平準化
    ・キャリアを諦めさせない
    ・組織(経営陣)も変わらなければ
    といった労使双方の並々ならぬ覚悟を読むにつれほんのり涙が滲む瞬間も多々あり。
    一方を立てれば他方が歪むという一筋縄ではいかない世界でそんな資生堂でもまだ

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    2024年09月15日
  • 働く女性 ほんとの格差

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    女性の働く上で生じている男性社会との軋轢を書く本
    わかりつつも、女性に対して配慮してあげよう。みたいなのが多すぎる気もする。してあげる存在すぎるなあと。フラットに交流したい。

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    2022年03月05日