岡本純子のレビュー一覧
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本書では、雑談の具体的な方法よりも、人前に立ったとき、どのような心構えで臨んだらよいかの記述が、目からうろこでした。
人前で緊張するのは、自分が人からどのように見られているかに意識が向いているからであり(本書では「目の前の鏡に映る自身だけを見続けている状態」と表現)、そうではなく、自分が相手をどう見るかに意識を向けるようにすること、聴衆一人一人にボールを届けるように話すように心がけること、とのことです。
私は、人前に立つと、やはり緊張し、早口になる傾向があります。
一朝一夕にはできることではなく、これも実践あるのみですが、上記のような心構えは知っていると知らないのでは、大違いだと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ一緒に過ごす時間が50時間でカジュアルな友達、90時間で友達、200時間で親友=単純接触効果。
会話の達人とは、話すことではなく、話させること、の達人のこと。
人はみな、話がしたくてたまらない。
自分がしたい話は控えめに。
相手が効きたい情報しか届かない=確証バイアス。
女性は人に興味を持ち、男性はモノに興味を持つ。
相手の心を動かすコツは、とことん聞くこと。=受け止める、言い換える、質問する。
yes and のルールで。
「アドバイスをください」「教えてください」。
アドバイスはするより求めるもの。求められてもしないほうがいい。逆に質問する。
さんまや鶴瓶が面白いのは、話ではなく人の話を面 -
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Posted by ブクログ
初対面の人とでも雑談ができるようになるノウハウを、わかりやすい50のルールで解説した本。
著者は新聞記者出身で、その後独立して企業のエクゼクティブやトップリーダーにコミュニケーションのコーチングを行うようになった。
本書はその経験から導き出された、雑談上手(コミュニケーション上手)になるためのノウハウが詰まっている。
そして、そのノウハウも実践が難しいようなものでは無く、例えば天気や身の回りの一般的な事象についての質問から、それを敷衍させていくことで、相手6割、自分4割くらいの比率で話を進めていくとよい、等々特別な技術や知識は必要なく、すぐにでも実践できる形になっているので、非常にとっつ -
Posted by ブクログ
題名が内容を現している。統計資料を使い、また筆者の幅広い学識と経験から日本の男性の孤独がいかに深刻かを明らかにしている。筆者の説くように高齢男性には孤独の対策が必要であることには強く共感する。しかし日本特有の社会、オジサンの持つ偏屈さを考慮すれば、末尾の提案では到底解消できないのではないかと案じる。オジサンも自分たちが孤独であることを識り、そこから抜け出したいと思っている。しかし現実にはなかなかできないのが、今の日本のオジサンのおかれた状態なのだ。▼でも末尾の提案は頭にとどめて実行を心がけよう。▼孤独にならないために:1.「あいさつ」をする/2.「いいね」ほめ上手になろう/3.「うん、そうだね
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