岡本純子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
YouTubeのビジネスパーソン向けチャンネルPIVOTの番組で,著者がご出演されているのを拝見した際に,「この本を書いたらオジサマたちから余計なお世話だ!放っておいてくれ!とめちゃくちゃ叩かれたので,今では心が折れてしまった」と仰っていて,その言動がめちゃくちゃ面白かったので,実際の本の方も読んでみるかと思い拝読。
孤独は多くの人から思われている以上に,危険な状態で,タバコや飲酒などよりも寿命を短くする危険性があることなどは,前述の動画内でも説明されていたが,本書ではより具体的に,統計などの研究データなどもふんだんに用いた上で,孤独の危険が解説されていて,やや軽薄なタイトルの印象に比して,新書の中でもしっかりとエビデンス重視で記述されているところは,説得力が感じられて良かった。
(ただし出版からすでに8年近くが経過しているため,使用されているデータは,今となっては多少古く感じる面があるのには要注意。)
中盤までは,孤独がいかに危険で,中でも日本人の中高年男性が,社会構造や伝統的な規範意識の影響によって,孤独に対する対応がいかに困難であるかという説明が淡々と繰り返され,結構深刻さを伴う内容なせいもあってか,読むのにも重苦しい感覚が付き纏った。
終盤では,実際に孤独対策で一歩先を進んでいる,イギリスにおける中高年層の活動,非政府組織などが取り組んでいる中高年男性の居場所づくりの様子などが紹介されていて,読み進めていくほど重苦しさが緩和されていく流れの構成になっていて,少し心も軽くなり,ホッと胸を撫で下ろした。
ものづくりスペースやウォーキングサッカーなど,外国らしい取り組みで,住宅が密集していて広く自由なスペースが取りにくい日本においては,なかなか難しそうな側面も感じられたが,中高年男性に居場所や生きがいが新たに生まれる理想的な取り組みのあり方を知れたのは,自分も迎える可能性が高い「孤独なおじさん」になった際の,対処の取り方や考え方を,少しでも知っておくことができたようで,今後の備えになっていけば良いなと思う。
このように,基本的には素直に,「良い本だな」と,書かれている内容をありがたく受け止められたのだが,一冊通して全般的に,著者の記述のあり方が上から目線というか,ことあるごとに性差によるジェンダーギャップ,ジェンダー差における単純な二項対立へと持ち込んでは,「女性はこのような状況でも,うまく社交能力を駆使してネットワークを構築していけるけれども,その点おじさんたちはてんでダメ」という類の記述が,何度も何度も繰り返されるため,「そりゃあ,この本を読んだおじさんたちは怒るだろうし,放っておいてくれって思っちゃうよなあ……。」とは感じた(笑)
しかも本書の中で著者は,「おじさんたちはプライドを傷つけられることを何よりも忌避しているから,そう感じさせないような創意工夫が重要だ」と,何度も繰り返し述べているにもかかわらず,実際に自分自身でそれをできていないので,「いったいどの口が言っているのだろうか……。」と若干呆れてしまうところはある。
ただし,そのような面には目を瞑った上でも,良い本ではあるし,本書の中でも繰り返し述べられているように,中高年男性側,おじさんたちも人の言うことを素直に聞かないで,今私が書いているこの文章のように,すぐにダメ出しをしてネガティヴなフィードバックをしがちであるという,悪癖があるのも事実だ。
どちらの観点においても,悪いところは反面教師にしつつ,人と人とのつながりを,より楽しく豊かなものへとしていくためには,私たちひとりひとりが,お互いにとって心地好いコミュニケーションをとっていくことを念頭に置いて,努力し続けていくことが大切なのだと思う。
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Posted by ブクログ
まずコミュニケーションにおいて「何を言うか」より「相手をどんな気持ちにさせるか」の方が重要。話すテクニック云々より、自分への執着やエゴを手放すというマインドは常に意識したいです。
著者の話し方講座って、リアルだとなかなか敷居が高い(3ヶ月22万円かぁ)けど、本書でもテクニックや理論は十分学べそう。プレゼンなど人前で話すまえに読むといいかも。とはいえ読んだだけだと身に付くのは難しいから、講座を受講するのが一番手っ取り早いわな。
参考になったのは、エモロジカルに話す「お絵描き話法」。
相手に「絵を見せる」ように話すということ。「情景の浮かばない言葉」 ばかりを使わず、代わりに、ボソボソとつぶやく、小走りで行くなどといった叙景的、説明的な言葉 を使う。アメリカでは小学生から教わるらしいです。 -
Posted by ブクログ
『男はなぜ孤独死するのか』と共通するトピックが多くあった。
現役で働いているあいだは仕事関係や会社内での付き合いが自然と生じるから孤独を意識することはない。顕在化するのは定年後だ。
・中年男性はおしゃべりや世間話が苦手。
・威張る、文句を言う、キレるなどの「暴走老人」の根底には人から構ってもらえない寂しさがある。
・高齢になると前頭葉が収縮して感情の抑制ができなくなるからキレやすくなると言われるが、人間は年を取るほど気が長くなり穏やかになる、という別の調査結果もある。
・「孤独を楽しむ」等、日本では孤独は美化されがち。また言葉にしなくても伝わることを良しとする文化的土壌があり男性はそれに甘えている。
・「男性の友人関係は表面的。お互いのことをそれほど知りたいとも思っていない。話すのは自分のパワーを示すため」
・男性は女性に比べて人を褒めるのが下手なくせに人一倍褒められたがっている。
・女性と比較して男性は人の感情や仕草から感情を読み取るのが苦手。
・一説によると女性が一日平均2万語を話すのに対して男性は7千語。
・女性は面と向かっておしゃべりを楽しむが、男性は横並びに肩を並べて(手作業やスポーツなど何かをしながら)でないとコミュニケーションができない。
・「男らしくあれ」というマッチョ信仰やプライドが、男性が弱音を吐いたり人に助けを求めるのを躊躇させている。
「「孤独を楽しめ」だの「終活」だのと言い、じたばたせずに早々と人間関係を整理し、「人生の店じまいの準備」を勧める声があるが、人生100年時代に、30年も40年も「終活」を続けたり、家で読書ばかりしてはいられないだろう。定年後の長〜い時間に必要なのは「終わるための活動」ではなく、やはり「元気はつらつと生きていくための活動」、例えば、集い、縁を結ぶための「集活」や「縁活」ではないだろうか」 -
Posted by ブクログ
自分の話をするのではなく、人の話を聞く。
ど力。話させて気持ちよくなってもらう。
どう思った、どんな感じ、どこ、どうやって、どっち。
ミカンほうかん。認める、共感する、褒める、感謝する。
あいうえお。挨拶、いいね、うんそうだね、笑顔、お礼。
話す内容は相手の価値のあること。
プレゼンテーションは相手を楽しませる、驚かせる、夢中にさせる。
ストーリーテラーで共感を求める
サンドイッチ。結論→理由→事例→結論。
たとえる。相手に絵を見せる。
ジェスチャーを大きくとる
3つ。
絶対に覚えておいてほしいことは…。
通販の法則。問題→解決。
そうだわ。そうだね。大丈夫。わかる。
?を多様。ですか?ですよね。
インパクトを与える。質問から始める、じつは私、格言…つかみ。
思いを込める -
Posted by ブクログ
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岡本 純子
コミュニケーション・ストラテジスト、「オジサン」(の孤独)研究家。企業やビジネスプロフェッショナルの「コミュ力」強化を支援するスペシャリスト。グローバルな最先端ノウハウやスキルをもとにしたリーダーシップ人材育成・研修、企業PRのコンサルティングを手がける。これまでに千人近い社長、企業幹部のプレゼン・スピーチなどのコミュニケーションコーチングを手がけ、「オジサン」観察に励む。その経験をもとに、「オジサン」の「コミュ力」改善や「孤独にならない生き方」探求をライフワークとする。株式会社グローコム代表取締役社長。
人間は「社会的動物」である。個人は絶えず他者との関係において存在している。古代から、人間が敵と戦い自らの生存を担保していくためには、何より、他者との結びつきが必要だった。敵を倒すために共に戦う。食べ物を共に確保し、分け合う。そのつながりから放り出され、孤立することはすなわち「死」を意味していた。「孤独」という「社会的な痛み」は、のどの渇きや空腹、身体的な痛みと同じ脳の回路によって処理され、同等、もしくはそれ以上の苦痛をもたらす。その 辛 さを避けようと、水を飲んだり、食べ物を口にするように、孤独な人も「苦痛」から逃れるために、自らつながりを求めるようになる。これが人を孤独から遠ざけようとする、本能的なディフェンスメカニズム(防御機構) の基本的な仕組みだ。 社会性を持った動物は、身体的な痛みと孤立、どちらを選ぶのか、という選択を迫られた時、身体的な痛みを選ぶのだという。刑務所において「独房監禁」が最も残酷な罰の一つであることを考えれば、納得がいく。孤独が常態化すると、その「苦痛」に常にさらされることとなり、心身に「拷問」のような負荷を与えてしまう。身体のストレス反応を過剰に刺激し、ストレスホルモンであるコルチゾールを増加させる。高血圧や白血球の生成などにも影響を与え、心臓発作などを起こしやすくする。遺伝子レベルでも変化が現れ、孤独な人ほど、炎症を起こす遺伝子が活発化し、炎症を抑える遺伝子の動きが抑制される。そのため、免疫システムが弱くなり、感染症や 喘息 などへの抵抗力が低下し、病気を悪化されます。
また、いったん孤独になり、自己保身本能にギアが入ると、もう一度、人とつながることを極端に恐れるようになる。一度拒絶された「群れ」に戻ろうとすることは、再び、拒まれ、命の危険にさらされるリスクを伴うからだ。それよりは、何とか一人で生きていくほうが安全だ、と考えて、閉じこもりがちになってしまう。また、慢性的な孤独下に置かれた人は、他の人のネガティブな言動に対して、極度に過敏になったり、ストレスのある環境に対する耐性が低くなる。さらにアンチソーシャル(非社交的) になり、孤独を深めていく、という悪循環に陥ってしまうのだ。中高年の男性は「孤独が好きだ」「孤独を楽しむのだ」と引きこもる人が多いが、それは、傷つくことを恐れる、ある種の自己防衛メカニズムが働くからだろう。孤独はまさにアリ地獄。一度入り込むとなかなか出てこられない。 毎日、食事に気を付けたり、お酒を控えたり、禁煙をしたり、ランニングをしたり……。皆さんもそれぞれに健康には気を遣っていることだろう。しかし、そのすべての効果を打ち消してしまう可能性があるのが「孤独」なのである。そのビール一杯を我慢する前に考えていただきたい。今、あなたは孤独ではないか。将来、孤独になる可能性はないか。
「物理的に孤立していること」と「孤独を感じること」は同一ではない。家族と一緒に暮らしていても孤独にさいなまれる人もいれば、独居であっても友人や近所の付き合いなどを通じて、孤独感を感じない人もいる。独居世帯=孤独、という話ではない。そもそも、ノルウェーや、デンマーク、ドイツなどでは、単独世帯の割合がすでに4割近くに達している。孤独に陥らないために重要なのは、「心から信頼でき、頼ることのできる人たちと、深く、意味のあるつながりや関係性を築いているかどうか」である。そういった意味で、日本は世界一、「孤独」な国民なのです。
そうした「幸福」を感じにくい国民性ではあるが、果たして高齢者はどうか。「年を取るほど幸せ」。これは欧米などの調査で表れる顕著な傾向だ。アメリカのノースウェスタン大学などの研究で、 83 カ国 20 万人を過去 30 年間にわたって調査したところ、人は年とともに人をより信用できるようになり、幸せに感じるようになることがわかった。イギリス政府が行った調査では、「人生で最もハッピーなのは 65 ~ 79 歳」などという驚きの結果も出ている。図2-10 を見ていただくとわかるように、年代別の幸福度を追った調査で、先進国においては、幸せは若いころ高く、中年で低くなり、高齢になって再び上がるというまさにUカーブを描くという傾向を持つ国が多い。一方、日本では年を取るにつれ、幸福度はただただ下がっています。
オックスフォード大学などの研究によると、友人のネットワークの輪は 10 代から 20 代にかけて広がり、 25 歳をピークに、その後は縮小トレンドに入っていくという。この背景にあるのは、生活環境の変化だ。家庭や仕事、睡眠、運動、趣味……。 20 代を過ぎると、日々に追われ、毎日のように会い、何でも話し、悩みを分かち合った学生時代のような友人関係を維持することは難しくなる。また、就職、結婚や出産などライフステージが多様化し、従来の友人とは異なる生活環境に置かれてしまい、連絡をとりにくくなるという事情もあるだろう。オランダの調査では、人は7年ごとに親しい友人の半分を失っていくという。恋人ができると2人の友人を失う、という調査もある。 特に、「プライド」という「鎧」を身にまとった男性は、新しい友達を作ることに抵抗を感じやすい。鎧を「装着」する前に作った友人、つまり、 幼馴染、学校の友人などとは容易に打ち解けられるのだが、問題は、地元を離れてしまった人は、頻繁に会って交流することができないことだ。 それに、日本のサラリーマンはとにかく忙しすぎる。例えば、 50 代以上の「モーレツサラリーマン」であれば、仕事最優先、出世や昇進を目指してがむしゃらに働く中で、社外のコミュニティ活動などなかなか時間がとれなかった。ここのところの「働き方改革」で突如、暇ができても、いったい、自分がなにをやりたいのかわからない、と戸惑う人も多い。「イクメン世代」の 30 代、 40 代の男性たちも、仕事も家事も頑張れと、ハッパをかけられ、自分の時間もままならないこの頃だ。本人は頑張っているつもりでも、妻にはダメ出しをされ、毎日、家庭と仕事の板挟み。結局、友人との時間、趣味の時間を 諦めざるを得なくなっています。
こういった〇〇らしさの縛りは、もちろん、女性にも根強く存在し、「美しくあれ」「かわいらしくあれ」といった圧力はあるものの、伝統的な価値観を抜け出て、女性が強く、自立した「男性的」な生き方を志向することはポジティブにとらえられるようになっている。例えば、女性が、これまで男性の独壇場だったパイロットや科学者、技術者などといった職業で活躍することは、ヒーローのように賞賛される。一方で、男性が、女性が大多数の職業、例えば「キャビン・アテンダント」「バスガイド」などとして活躍する話はあまり聞かないし、日本社会ではいまだに、男性が「女性らしい」言動をすることに、強い偏見のようなものが残されているようにも思います。
そういった「我慢の美学」は確かに欧米にはあまりない。「多くの脳科学研究から明らかになったのは、一生懸命、働いて成功すれば幸せになるのではなく、幸せだからこそ、成功するということ。だから最初に、幸せになることを見つけろ。そうすれば、成功があなたを探してついてくる」。スタンフォード大学の研究者、エマ・セッパラ氏が行った「幸せ」についての研究が最近、米国で注目を集めている。我慢して働けば幸せになれるかもと考える日本人の「生産性」は低い、ということです。
孤独が伝染するように、笑顔も伝染する。幸せな顔の周りに人は集まる。笑顔は人とつながる最強の武器だ。不機嫌そうに見えて、内面はとても柔和で優しい人も多いが、表情で「とっつきにくい」などと印象が決まってしまうのです。
もう一つの特徴として、女性は延々と向かい合って、話を続けられるが、男性は相手との間に何か介在するものが必要な場合が多い。スポーツを見る、ゲームを一緒にする。確かに、何も目的がないままに、おしゃべりに興じる男性というのはあまり見かけない。イギリス・オックスフォード大学のダンバー教授は、高校から大学に進んだ学生を追跡調査し、「女性は、電話で話すことなどを通じて長距離の友情関係を維持することができるが、男性は一緒に何かをすることがなければ、関係を継続することが難しい」と結論づけた。「男性にとって、おしゃべりは何の役にも立たず、サッカーを一緒にする、見る、一緒にお酒を飲む、といった共通体験がないと、関係を維持できない」というのだ。ダンバー教授の言葉を借りれば、「(男性の友人関係は) 去る者は日日に疎し」ということらしい。女性がお互いの目を見ながら、向き合うのに対し、男性はテレビでスポーツを見る時のように、互いに肩を並べて、コミュニケーションをとるというイメージだ。そうであれば、男性は物理的に時間を一緒に過ごす必要があり、何らかのきっかけやアクティビティがないと、関係構築・維持が難しいということになる。つながりを作るためのハードルが極めて高いのです。
男の子同士の交流は、例えば、スポーツや興味がある「モノ」を通じて成立しているため、それほど、「人」に対する気遣いをする必要がなく、関係維持に対してもそれほどの熱意を注ぐことがない。一方、女性は小さいころから、複雑な人間関係を読み解き、お互いの表情や感情を気遣いながら、「共感関係」を構築し、維持する訓練をされ、努力をしている。結果的に、男女の間で、対人関係の構築力に大きな差が出てしまう、というのです。
「こんにちは」。日本語で話しかけてきたジョンさんは 70 歳。大手資源会社のエンジニアとして、天然ガスを運搬する船舶に乗って、世界を回ってきた。だから日本にも何度も足を延ばしたことがあるという。「いつまでも元気でいたいから」と参加の動機を語る。もう一つの生きがいはボランティア。ホームレスのシェルターで、食事を提供する活動を仲間たちと続けている。「たくさんある時間を自分のためだけに使うのはもったいない。いつまでも人の役に立っていたいからね」と目を輝かせます。
ゲームの後には、みんなで近くのコーヒーショップでお茶を飲み、話に花を咲かせる。タクシードライバーから校長先生、ホテルマンからCEOまでと経歴はさまざまだが、サッカーという共通項を通じて簡単につながることができる。小さな「きっかけ」一つで、自分の前にあった「厚い扉」があっという間に開ける。参加した誰もがその手ごたえに驚きと喜びを感じています。
「孤独」に対する調査活動も頻繁に行われている。イギリスの大人の 68%が孤独を感じており、男性の場合、全年代合わせて、800万人( 35%) が「1週間に一度は孤独と感じる」、300万人( 11%) は「毎日が孤独だ」という調査もある。女性のほうが「孤独」を訴える率は高いものの、男性はその苦しみを打ち明けることが少なく、実は、陰で苦しんでいる人が多い、という視点での研究も進んでおり、「男性」をターゲットにした孤独対策キャンペーンも注目を集めています。
ショーペンハウエルやフロイトが、人間関係の 寓話 として用いたことで知られる「ヤマアラシのジレンマ」というたとえ話がある。とげのあるヤマアラシが寒いので、他のヤマアラシとくっつこうとすると、針が刺さって痛い。くっつきたくてもくっつけない、離れたくても離れられないというヤマアラシのジレンマは「自立」と「つながり」という相反する価値をどう両立させるのか、という難しい人間関係の命題を象徴している。要は人間関係の適度な距離感が大切ということであり、少しずつ、近づきながら、針の長さを確認し、時にはそれを伸縮しながら、最も居心地のいい関係性を築いていく努力が必要だということだ。一方で、日本人は、相手の針があたって傷つくことを過度に恐れて、必要以上の距離感を保とうとし、結果的に孤立している傾向があるような気がします。
「ネタ」を見つける三つの視座がある。「夢中になれるもの」「社会が求めるもの」「得意なもの」(図6-1) だ。この三つの要素すべてが満たされればベストだが、一つでも二つでもあてはまるものが見つかれば、候補としてリストにしてみよう。まずは、「夢中になれるもの」。スポーツ、音楽、芸術などの趣味でもいいし、特技でもいい。女性は「習い事」好きな人が多い。ある民間の調査によると、年代別では、 60 代以上が最も習い事をしている人が多かったが、そのうち、女性は 30・7%の人が習い事をしているのに対し、男性は 12・8%に過ぎなかった。 筆者の母もその例にもれず、その人生はまさに「習い事」の歴史と言ってもいいほどだ。手を動かすのが好きな人なので、とにかくありとあらゆる手仕事を習いに行っていた。木目込み人形、 刺 繡、料理、陶器、和紙細工などなど、その数は 30 を超えるだろう。今は習字に凝っていて、週に3回はあちこちの教室に出かけている。何かに「はまる」おばちゃんも大勢いる。「 韓流」「宝塚」「歌舞伎」……。周りを見渡すと、元気にはしゃぐおばちゃんたちの群れはよく見かけるが、趣味に興じる中高年男性グループの姿を街中で見かけることはあまりない。そう考えると、オジサンは集団で、何らかのアクティビティに参加し、絆を強めるという機会が少ないのかもしれない。イギリスのWalking FootballやMen's Shedのような取り組みが日本にも普及すれば、一つの「ビジネス市場」として活性化する可能性もあります。
「年を取れば取るほど、人の話を聞かない……」とよく言われるが、高齢化の進む日本社会は、ますます人が人の話を「聞かない」社会になっていく可能性がある。思い思いに、人々が自分の主張ばかりを押し付ける「クレーマー社会」の兆しは確かに現れ始めている。だからこそ、「聞くことの価値」をもう一度見直す必要があります。
自分が主役になって話すことはセックスと同じ脳内麻薬の分泌を促し、同様の快感を覚えるからだ。それだけに、自分ではなく、他人に主役を譲るのは容易なことではありません。
この「サスペンション」、自分の話がしたくてたまらない「うんちく」「説教」おやじには、地獄ほどの拷問だが、ついつい、人の会話を自分の話に振り向ける「会話泥棒」ほど、嫌われる行為はない。 80: 20 を頭に浮かべて、ぐっとこらえて「聞き役」に徹する努力をしてみてはいかがだろう。「説教」と「自慢話」と「昔話」というオヤジのコミュニケーションの三大タブーを破ることからコミュ上手の道は始まる。耳は二つ、口は一つ。しゃべる量の2倍は、相手の話を聞こうということです。
幸せになる人は、「ないものを数えるより、あるものを数える」。「すべてが許せない」のではなく、「すべてがありがたい」と思える人は多幸感を覚えやすい。つまりは「感謝すること」をくせにしてしまうと、心はぐんと軽くなる。 感謝する気持ちは、幸福感、楽観的な考え方、関係性の向上、健康、目標達成、タスク達成力、身体的な痛みの減少、寛容性と共感性、良い睡眠、自己肯定感の向上など、ありとあらゆるポジティブな効果があります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ超質問力
雑談は話させる
あなたが好きという気持ちはあなたといるときの私が好き、その人といるといい気分になる、その人が自分に与えてくれる力こそが行為のみなもと
アイテをどんなきぶんにさせるか
あなたといる
その人と話しているときの私が好き
なにをいうかよりアイテをどんなきぶんにさせるか
いいきおくをのこす
話さないこと!!!!
相手を主人公にして話させることに集中する
話を聞くことに徹する姿勢
聞いて相手に言わせるリーダー
セルフフォーカス
わたし。あい。にか集中
意識をそとに向ける
幸福感はじぶんを離れたとき
だれかのためになにかのために
親切にしてみよう
誰かに興味をもつこと!
最強の雑談おう
1.5倍うれしいかお
基本ひとが好き
興味目がね!
過小評価し勝ち
好きになってくれる人は本能的にいい印象をもつ
分け隔てなく好意を示し親切にする
キョウミメガネ
相手に興味を向けスポットライトをあてる
話しかけるのはひとのため、相手のために話しかけよう
じぶんから話しかけなさい
相手の話を一生懸命聞く
ははぐまこうか
ハローこうか
二重の縛り
ローパワーの人はははグマのように!
友達のため、他社の利益のために!
縁と運を引き寄せる超協力人間磁石
聞き上手はうなづきじょうず
おなかとあしさきをあいてにむける
足先が重要
てを相手に見せる
子犬のポーズ頭を傾ける
アイコンタクト
3びょうていどあいこんたくと
50あいてをみる、じぶんがはなしてるとき
70はなしをきいてるときはあいてをみる
90りもーと、あいてのめをみる
あいさつする、かべやぶる
いいね、ほめじょうずなる
うんそうだね、みみをかたむける
え、えがお、じぶんもしゅういもしあわせにする
お、おれいをいう、かんしゃする
はなすことへの執着を手放す
あいてにきょうみもつ、しつもんし、あいてのしたいはなしを、りこからりたへ
あいてをいいきぶんにさせる
りたてきにふるまう
りたしてん!
えりくそん
りこからりた
最初の一歩から、最初の一言はじぶんから
五分間の親切好意!!
なにかおてつだいできることはありませんか
なにかおやくにたてることはありますか
おはなしおききしましょうか
みぢかにはなしかける
才能ではなくスキルだからいつでもだれでもみにつける
最初の一歩、最初の一言はじぶんから、その小さな勇気が人生大きく変える -
Posted by ブクログ
耳に残る「話し方のテクニック」がとても良い
前作、世界最高の話し方に続き購入!
こちらも購入して良かったです。
あまり人と話すことが得意でないのですが、ここだけの話、実は、人は話し掛けられるのを待っている、ということや
話した内容は忘れるが印象が残る、ということなど目からウロコの情報がもりだくさんでした!
あいうえおの法則など、耳に残る表現もとてもいいです!
勉強になった箇所
・なぜ雑談はこうも難しいのか それは何より「人は拒絶されることに、とてつもない 恐怖心を覚えるから」
・「遠くの親戚」より「近くの 知り合い(弱いつながり)」こそが最強の財産
・しかし 本来、リーダーの王道は「言って聞かせる」、より「聞いて(相手に)言わせる」なのです
・話を聞いてあげる
↓
相手を 快楽ホルモンで積み込み いい気分にさせる
↓
好感度が上がる
このサイクル を回せば、相手に嫌われる 心配など全くありません
・「ど×5 W 1 H×3お」で簡単に質問が作れる
・雑談ではただ話しているだけでも聞いているだけでもダメ。開始から5分以内に必ず「ど」の質問をするのが 鉄板ルールになります
・雑談 から 会話 対話へ 一気に深化させる一つの質問があります。それは「どう感じましたか?」
気持ちの自己開示、 つまり 気持ちや感情を 共鳴し合うことによって、人間関係は一気に深まるからです
・男性が 雑談を苦手だと感じる理由、「女性は人に興味を持ち、 男性はモノに興味を示しやすい」
・ちょっとだけ質問を狭める魔法の1フレーズ。「どんなところ」はまさにこの「何」と「どこ」を一緒にした言葉というわけです
・相手の心を動かすコツは、とことん 聞くこと
・相手の意図や気持ちをしっかり、理解していることを伝え、 安心感 や信頼感を覚えてもらうためにも「①受け止める」「②言い換える」「③質問する」という 三つのステップをおろそかにしてはいけません
・「聴き手が自分の話に共感しているか 心が動いてるかどうか」を測る目印として、相手から「あ行 かハ行の感嘆詞」が聞こえてくるかどうかを想像してみる
・人は「助けてくれた人」だけでなく「助けてあげた人」に好意を持つ。認知的不協和という作用によるものだと考えられている
・相手が アドバイスを受けれるか。つまり 教えようとする人が明白な 権威を持つその道のプロで、教えられる側もアドバイスを欲しているという状態でなければ何の効果もない
・受け取りやすい会話のボール 相手の関係 感心 価値に関わるものにする
・関係 ネタは、「兼近役員の悩み」と覚えてください。
・関心 ネタは、「深刻な流矢」と覚えてください
・相手の価値を伝える、すなわち それは相手の良さを褒めること。ほめる=「みかん 保管」の方程式
・褒め 力はある おまじないを唱えるだけで速攻でパワーアップします。それが「す・ぐ・き」
・褒め上手 は褒められ上手
いえいえ そんな→ありがとうございます。本当に勇気づけられます
私の成果ではないんです→気付いてくれてありがとうございます
いやー たまたまです→わざわざ 褒めてくださり とっても嬉しいです
と本当に嬉しそうにお礼を言うようにしています
・主人公のビフォー とアフターがよく見えるものが魅力的なストーリー
・コミュニケーションにおいて 人を動かすのは「ロジック」ではなく「(相手を)どんな気持ちにさせるのか」と言う エモーション
・○○さんがね ここだけの話 実は・・・は最強のキーワード
・世界のビジネスエリートはビジュアルの例え の名手。ウォーレンバフェット氏「投資のコツは、しっかりとボールを見極めて ちょうどいいスイートスポットに入った瞬間をとらえること」
・例えのコツは「かけ離れた ジャンルの言葉」を使う。「たとえ」は、音のない白黒の画像に、音や色を付け、脳を瞬時に刺激する、まさに最強の言葉の武器。
・たとえを使う、ストーリーを使う、具体的な話を入れる。そうすることで スピーチにまるで色がついたようですね形容してくださった人もいました
・彼いわく「シャイな人というのは、「人からどう見えるか」と他人の視線 ばかり気にして、目の前の鏡に映る自分の姿だけを見続けてる状態」なのだそうです。だから目の前に人がいるのに、その人のことはそっちのけで、自分の姿ばかり気にする「ナルシスト」2しかないと言われたのです
・スポットライトが当たっているのは自分自身ではなく、 話す 相手
・「自分のことなんか嫌いだろう・・」とついつい 想像してしまうが、一つ目の真理は「実は私は嫌われてないし、案外 好かれている」
・「話しかけるのは人のため」と知る。有名人を集めたパーティー「実は多くの人が誰かと話したがっている」
・母グマ 効果。自分の子供を守る母グマのように、人は「他者のために」声を上げるときに連動の許容範囲が広がり、「自分のために」発言する時よりもより強く自信を持ってモノを言える
・自分に自信を持つための「セルフトーク」。まるで 第三者に話しかけるようにする。私を主語にせず、名前を主語にする「洋平、何でそこでやめるんだ」
・グローバルでは、「有能度」よりも 「好感度」の重要性がますます高まっている
・第一印象で「嫌なやつ」と思われてしまうとその印象を変えるのは容易ではない
・「ちょっとごめん。これ、できないから、手伝ってくれないかな」と素直に言える。そんな「自分の弱さを認める強さ」が実は好感度を大きく上げるのです
・きちんと 相手の話を聞いているということを示すために、お腹と足先を相手に向ける
・リモート会議でも、手を相手に見せる
・アイコンタクトは【3-50-70-90】の法則
・これを実践すれば人生は必ず上向く「あいうえおの法則」
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購入済み
会話とプレゼン力アップに
会話のノウハウも前半にありましたが、それよりも後半のプレゼン力向上の方が面白く読めました。特に例示されている企業のトップの言葉が興味深く、面白かったです。
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Posted by ブクログ
学んだことメモ 何を話すかではなくどんなきもちにさせるか
自分視点を離して、相手が受け取りやすい球を投げる
一流は目と耳を動かす
相手が関心があることを話す
おれすごいではなくあなたがすごい
13文字以内に絞った言葉
話すことのロードマップを伝える 3つあります等
教官ではなく共感
人をいい気分にさせる
ビフォーアフターと気付きを入れたストリートが心を動かす
相手に絵を見せるように話す
丸めない数字でインパクトを出す
話す対象を絞り込んでより具体的にした方がよい場合あり
プレゼンで緊張しない方法はプライドを捨てバカになる
自分の殻を破る ヤッホーを心で繰り返す
。ではなく で話すと効果あり
お礼や自己紹介から始めない 冒頭のインパクト大事
声のメリハリ
身体を大きく見せる 年収と比例
頭を意識すると声が高くヘソを意識すると低くなる
一人ひとりにアイコンタクトしながら話していくイメージ
自信があるフリ 緊張しているはダメ
言い切る表現に カリスマは沈黙も大事にする
言葉にエネルギーをのせる
プレゼンは削ぎ落とす 細かく読ませるのはダメ
自意識を捨てつながる力を