松瀬理保のレビュー一覧
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自身初のコーチング本。初めて読むにはボリュームも読みやすくまとまっていて、内容も分かりやすく実践したいものがいくつもあった。特に自分にとって印象深かったところとして、基本は結論や対策を仮に自分が先に思いついても、相手に気づかせるように問いかけを構築していくべきであること、一度社内セミナーでやったヒーロー・インタビュー、GROW(Goals/Reality/Resource/Options/Will)モデルなど。あと質問の幅を広げる文脈であった戦略的発想のための質問タイプとして「過去ベスト/未トライ/アレンジ/他社事例/視点変更」もアイデア発想力に乏しい自分には非常に有益な情報だった。
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セルフコーチングとは?というところから解説。
前半はやり方の解説があり、後半はケーススタディとしてOL、営業マンなどの登場人物がセルフコーチングする模様をストーリー仕立てで紹介している。
急に軽い小説のようなものが始まるのでびっくりしたが、登場人物の名前がイメージがすぐに浮かぶようにテレビタレントをもじってあって面白い。
そしてこのケーススタディで実際セルフコーチングしてる人の思考の流れを掴めるので侮れない。
まずは自分の強みを振り返ること。そして過去はどういう風に解決してきたか?選択肢を増やすには?その他には?そのためにどう動くか?と自分に質問し導くのがセルフコーチングだと言うことが学べた。 -
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"コーチングを知らずして、マネジメントを語るなかれ"(p12)と冒頭で筆者が言っているように、いまの日本社会でコーチングを活用せずに部下のマネジメントを行うことは少なくなってきたと言っても過言ではないだろう。
いつでも相手方に寄り添って応対し、感情的にならず至って理性的に対処することが求められるのだ。
コーチングする相手はいつも理性的に対処しているとは限らない。
感情と感情のぶつかりは不和や不信を生む。部下の指導や育成に不和や不信があったらうまくいくものではないと思う。
日経文庫だというので、かなり固い内容で占められているのかと思いきや、殊の外読者に寄り添って(笑)手法や -
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本人の潜在的な能力を引き出すコーチングは以前から注目してきたことであるが、これを教育の現場でどのように活かそうかと私は今考えている。本書はビジネスの場面を想定して書かれており、事例はすべて職場であるが、それでもコーチングの基本が書かれている点において十分に応用可能である。
入門書であるので網羅的な説明があるが、一番参考になったのは後半の第7章のケーススタディである。理屈以上に初心者にとっては具体的に知ることの方が全体を掴みやすい。本書は新書サイズであるにも関わらずこの点があるところが評価できる。
さて、教育への応用であるが、まずは個人指導の時間をとること、そして個々の生徒の現状把握が欠か -
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父に勧められ、部下に指導する事が増えたので読んでみた。
「傾聴、質問、承認」
傾聴のかきくけこ
か・環境を整える
き・キャッチャーミットを準備する
く・繰り返し、あいづち、うなずきを入れて
け・結論を急がない
こ・心をこめて
七種類の質問
①Yes or Noで尋ねる
②Yesを引き出す=念押し、確認
③Noを引き出す
④自由回答で意見を尋ねる
⑤自由回答で事実を尋ねる
⑥選択肢を選ぶ質問
⑦数字で答える質問
承認
3つ褒めて1つ叱る
「GROWモデル」
G Goals ベビーステップ、ストレッチ等
R Reality
R Resource 目標達成に使える人、もの、金、情報、時間
O Op