あらすじ
部下の可能性を引き出すほめ方・叱り方のコツがわかる
「傾聴」「質問」「承認」など具体的なコミュニケーション方を伝授。
ロング&ベストセラーの最新版。
人間の可能性を信じ、それぞれの個性を尊重しながら信頼関係を築き、部下を自律型人材へと
育てていくためのコミュニケーション・スキルであるコーチングの入門書。
どのようにコーチングをしたら良いか、重要スキルを実践的に解説。シナリオ形式で具体的な
改善点を説明したり、ワークシートの例も掲載するなど、すぐに使える内容になっています。
日本におけるコーチングの活用状況に合わせて改訂。「依存心の強い若手社員に自立心を
もたせる」「シニア人材のやる気を出す」など、近年対応が必要になったビジネスシーンの事例も
追加しています。
著者は、コーチングの日本への普及に長年携わってきた第一人者です。講演会、セミナー、実地
指導などでよく出される代表的な疑問についてのQ&Aも新たに収録しました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
良書 シンプルで、分かりやすい
コーチングとは ビジネス、パーソナル、エグゼクティブの3つの対象、傾聴、質問、承認、アプローチと実践になっています。
最後に、学習とコーチングとの章が、わざわざ設けられていて、学習とは何かという問題提起がありました。
Posted by ブクログ
自身初のコーチング本。初めて読むにはボリュームも読みやすくまとまっていて、内容も分かりやすく実践したいものがいくつもあった。特に自分にとって印象深かったところとして、基本は結論や対策を仮に自分が先に思いついても、相手に気づかせるように問いかけを構築していくべきであること、一度社内セミナーでやったヒーロー・インタビュー、GROW(Goals/Reality/Resource/Options/Will)モデルなど。あと質問の幅を広げる文脈であった戦略的発想のための質問タイプとして「過去ベスト/未トライ/アレンジ/他社事例/視点変更」もアイデア発想力に乏しい自分には非常に有益な情報だった。
Posted by ブクログ
"コーチングを知らずして、マネジメントを語るなかれ"(p12)と冒頭で筆者が言っているように、いまの日本社会でコーチングを活用せずに部下のマネジメントを行うことは少なくなってきたと言っても過言ではないだろう。
いつでも相手方に寄り添って応対し、感情的にならず至って理性的に対処することが求められるのだ。
コーチングする相手はいつも理性的に対処しているとは限らない。
感情と感情のぶつかりは不和や不信を生む。部下の指導や育成に不和や不信があったらうまくいくものではないと思う。
日経文庫だというので、かなり固い内容で占められているのかと思いきや、殊の外読者に寄り添って(笑)手法やその発話に至るまでを実践会話例も交えながら解説されている。
>「傾聴の5つのポイント」→かきくけこ
>質問のスキル→7つの質問を駆使
>承認のスキル
>コーチングのアプローチ→GROWモデル
主に上記の部分が特に解説されるキーワードだ。
コーチングは難しくない。日常的に気を配る項目を少し増やして、実践して、目標数値や持続した組織作りに生かしていこう。
Posted by ブクログ
本人の潜在的な能力を引き出すコーチングは以前から注目してきたことであるが、これを教育の現場でどのように活かそうかと私は今考えている。本書はビジネスの場面を想定して書かれており、事例はすべて職場であるが、それでもコーチングの基本が書かれている点において十分に応用可能である。
入門書であるので網羅的な説明があるが、一番参考になったのは後半の第7章のケーススタディである。理屈以上に初心者にとっては具体的に知ることの方が全体を掴みやすい。本書は新書サイズであるにも関わらずこの点があるところが評価できる。
さて、教育への応用であるが、まずは個人指導の時間をとること、そして個々の生徒の現状把握が欠かせないことを実感した。現状では一斉教育の傍ら行わなくてはならないという問題点がある。もう少し研究してみたい。
Posted by ブクログ
父に勧められ、部下に指導する事が増えたので読んでみた。
「傾聴、質問、承認」
傾聴のかきくけこ
か・環境を整える
き・キャッチャーミットを準備する
く・繰り返し、あいづち、うなずきを入れて
け・結論を急がない
こ・心をこめて
七種類の質問
①Yes or Noで尋ねる
②Yesを引き出す=念押し、確認
③Noを引き出す
④自由回答で意見を尋ねる
⑤自由回答で事実を尋ねる
⑥選択肢を選ぶ質問
⑦数字で答える質問
承認
3つ褒めて1つ叱る
「GROWモデル」
G Goals ベビーステップ、ストレッチ等
R Reality
R Resource 目標達成に使える人、もの、金、情報、時間
O Options 過去ベスト、未トライ、アレンジ、他社事例、視点変更、ワンモア、イフ
W Will
Posted by ブクログ
コーチングを始めて学ぶ段階だったので、非常にわかりやすい本だと思った。ビジネスの場での上司と部下の関係に絞った話だったのが少し残念で、それならタイトルにもそう書いておいて欲しかった。
Posted by ブクログ
入門書なので初心者の私でもわかりやすく手法を学ぶことができました。
ただ、この本は上司対部下という設定の本で、私自身もっと広いコーチングが必要になってくる日がくると思います。
本当の意味での就社ではなく、就職になるにつれ、終身雇用がなくなり、意思決定が増え、それにともない迷うことも多くなる。だからこそ、コーチングでのサポートが必要になるかなーと。
Posted by ブクログ
会社でも学校でも家庭でも、ティーチングよりもコーチングの方が、一人一人の特性に合わせて人を育てることができる。傾聴、質問、承認のスキルを磨くことは大切だそうだ。理論としては理解できたが、身に付けるには実践が必要だと感じた。入門書らしく、簡潔にまとまっている。