岡真理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子どもに「ガザって何?」「ハマスって何?」と聞かれたら恥ずかしいことに答えられる自信がなく本書を手に取りました。
私自身のためにも読んでよかったです。テレビやウェブから一方的に流されるニュースでは知りえない事実が多くありました。そして、それらのニュースを見聞きして得た認識には誤りがあることも分かりました。
多くのメディアで繰り返し使われる「暴力の連鎖」「憎しみの連鎖」という言葉に私もすっかり惑わされて、ニュースを見て胸を痛めることはあっても頭のどこかで他人事だと思ってしまっていたと思います。情けなく、恐ろしいことです。
この本が出版されたのは2年近く前ですが、残念ながら2025年の夏も何 -
Posted by ブクログ
マンガ「ミステリと言う勿れ」の中で
整くんが言ってました。
“真実は人の数だけあるんですよ。でも事実はひとつです。”って。
わたしはこの本を読んでその言葉を強く思った。
ニュースで流れるその国の出来事を額面通り受け取り
事実だと認識していたけど、
もしかして違ってたのかも。
歪められた真実のうちの一つだったのかも、と思うと
ちまたで流れる報道や、うわさの類いまで、
いったいそれをどこまで信じていいんだろう?と憤ってしまう。
知識のないわたしにとって
ガザとは、パレスチナとは、イスラエルとは?
そしてそれよりもっと昔に起きた歴史の中の事実まで、いろいろ知ることができたのは良かった。
ここで -
Posted by ブクログ
パレスチナ問題によって、過酷な生活を強いられているガザの人々の様子が詳細に書かれている。
日本では当たり前に享有できる人権。占領という暴力によって、パレスチナ人はその権利が剥奪されている。
平和とは?正義とは?パレスチナ問題をとおして著者は我々に考え続けることを要求している。加えて、知らないことの罪深さ、そして無知によって(知らないうちに)加害者側に加担している可能性を指摘している。
パレスチナ問題の初心者向けの本ではないと思った。歴史事実の解説が本文にはほとんどないため、ある程度基礎知識を得た上で読む必要がありそう。だが、読み終わった時には理解がものすごく深まる気がする。多くの人に読んでも -
Posted by ブクログ
・国境と国境の間にどこでもない場所が存在し、そこに難民キャンプがあることもある
・イスラエルの占領は国際法違反
・イスラエルとパレスチナは圧倒的な力の差がある(これまでの日本の報道から互角なんだと思ってた)
・占領下で生きるとはどういうことなのか(イスラム教では自殺は罪だけどそれでも自爆することを選ぶのは未来への希望がないから)、難民として差別される(大学を出てもパレスチナ人は専門職につけない国がある)など、
具体的にどんな苦難があるのかよくわかった。
途中で難しい話が入ってきたり、時系列がバラバラだったりして分かりにくい箇所もあった。パレスチナのことを全く知らなかったので知れてよかった。で -
Posted by ブクログ
刊行された2018年に「人間の想像を絶すると思われたあの攻撃」として書かれている規模と、2024年現在のガザの惨状では想像もつかないほど深刻になっているとわかっているから、読んでいてとても苦しい
2018年の私はパレスチナの状況を全く知らなかった、「イスラム、テロ、アルカイダ」と同列のように感じる文字の並びだった
ハマスのキブツ奇襲作戦が私にパレスチナの存在を知らしめた 岡真理さんの著書に出会った
「ガザとは何か」は中東の歴史に無知な私にも伝わる丁寧であり、緊張感のある説明だったから、その後にこの作品を読めたので理解しやすかった
この作品が難しくて脱落された方は、ぜひ岡真理さんの「ガザとは -
Posted by ブクログ
イスラエルとパレスチナの関係を、この本によって初めて知った。
ホロコーストで家族や先祖を失ったユダヤ人たちが、先住民であるパレスチナ人を迫害し虐殺し、生きている人たちにも地獄の苦しみを与え続けている。絶望に満ち満ちた世界で、人間性を否定された日々の中で、人間であり続けるために冗談を言って、笑い合う。今この瞬間もそんな人たちが存在していることに気づかされた。反開発、構造的暴力、文化的暴力。どうしてそこまで残酷になれるのだろう。「今日を生き延びることが、明日、あるいは数年後に空爆で殺されるためでしかないような、そんな生活」これからは、パレスチナのニュースにアンテナを立てておこうと思う。 -
Posted by ブクログ
岡 真理はアラブ文学研究者だが,ポストコロニアル・フェミニズムという,現代思想の流行のテーマを扱っているため,『現代思想』などにも寄稿していて,いくつか文章を読んだことはあったが,著作を読むのは初めて。
彼女の文章は少し不思議なところがある。もちろん,テーマ的にも難解な箇所があるのに,さらっと読めるのだ。まあ,それは小冊子で書き下ろしという,このシリーズものだからこそかもしれませんが,女性的なのかもしれません(などとフェミニストに対して書くのはどうかとも思いますが)。
本書の中心にはパレスチナ問題がある。はっきりいって私は戦後60年続いているこの問題について知るようになったのは,研究を始めて少