岡真理のレビュー一覧

  • ガザに地下鉄が走る日

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    刊行された2018年に「人間の想像を絶すると思われたあの攻撃」として書かれている規模と、2024年現在のガザの惨状では想像もつかないほど深刻になっているとわかっているから、読んでいてとても苦しい
    2018年の私はパレスチナの状況を全く知らなかった、「イスラム、テロ、アルカイダ」と同列のように感じる文字の並びだった

    ハマスのキブツ奇襲作戦が私にパレスチナの存在を知らしめた 岡真理さんの著書に出会った
    「ガザとは何か」は中東の歴史に無知な私にも伝わる丁寧であり、緊張感のある説明だったから、その後にこの作品を読めたので理解しやすかった

    この作品が難しくて脱落された方は、ぜひ岡真理さんの「ガザとは

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    2024年12月12日
  • ガザに地下鉄が走る日

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    パレスチナ人がどんな境遇にあるのか、この本を読んで初めて知った。なぜもっと世界的な問題にならないのか、放置され続けているのか、現実を知ってショックだった。このような非人道的な考えがまかり通っている理由をもっと知りたいと思った。

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    2020年04月11日
  • ガザに地下鉄が走る日

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    イスラエルとパレスチナの関係を、この本によって初めて知った。
    ホロコーストで家族や先祖を失ったユダヤ人たちが、先住民であるパレスチナ人を迫害し虐殺し、生きている人たちにも地獄の苦しみを与え続けている。絶望に満ち満ちた世界で、人間性を否定された日々の中で、人間であり続けるために冗談を言って、笑い合う。今この瞬間もそんな人たちが存在していることに気づかされた。反開発、構造的暴力、文化的暴力。どうしてそこまで残酷になれるのだろう。「今日を生き延びることが、明日、あるいは数年後に空爆で殺されるためでしかないような、そんな生活」これからは、パレスチナのニュースにアンテナを立てておこうと思う。

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    2019年08月16日
  • 記憶/物語

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    再読。
    記憶が自己に統御不可能なものとして到来するということ、比較しようのない「暴力」を「出来事」として思考するということに開眼させてくれた本でもある。
    再読して特に心に残ったのは、クライストの「チリの地震」に言及している部分である。
    地震という「出来事」の暴力に抗するために、人間自らが暴力の発露を選ばされてしまう、その痛み。
    物語として閉じることなく、新たな「暴力」を生み出さずにはおかない「出来事」を、私たちは今生きているのだと思う。

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    2011年01月06日
  • 記憶/物語

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     初めて読んだのは高校生のとき。「虚構のリアリズム」を授業で。全文を読んだのは大学に入学してから。
     新書はもっと読みづらいイメージがあったのですが(普段ほとんど読まないので…)とても読みやすかったです。文章に熱があって、岡真理さんの主張がストレートに伝わってきます。

      映画や小説に関してこういった視点がある、ということをこの本で知りました。ショックでした。出来事を「物語る」こと、「物語」を読み取ることについてより慎重にならなくては、と思いはしましたが、完璧に実践することは難しい。
     

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    2010年02月22日
  • 記憶/物語

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    岡 真理はアラブ文学研究者だが,ポストコロニアル・フェミニズムという,現代思想の流行のテーマを扱っているため,『現代思想』などにも寄稿していて,いくつか文章を読んだことはあったが,著作を読むのは初めて。
    彼女の文章は少し不思議なところがある。もちろん,テーマ的にも難解な箇所があるのに,さらっと読めるのだ。まあ,それは小冊子で書き下ろしという,このシリーズものだからこそかもしれませんが,女性的なのかもしれません(などとフェミニストに対して書くのはどうかとも思いますが)。
    本書の中心にはパレスチナ問題がある。はっきりいって私は戦後60年続いているこの問題について知るようになったのは,研究を始めて少

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    2009年10月07日
  • 記憶/物語

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    記憶と物語論に関する文献は、もはや多少飽和状態にある気がしなくもない。が、その中でも分かりやすさだけを取り出したらこの本の右に出る物はないだろう。ただし、筆者が多用してくる中東文学の話はぶっちゃけ分かりにくいので、あまり深く考えず、筆者の主張だけを抜き取ってみることをお勧めしたい

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    2009年10月04日
  • 記憶/物語

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    人が嫌がおうにも社会、政治の中で生きているということを感じなくてはいけないと分からせてくれる。湿度がよい。

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    2009年10月04日
  • 増補版 ガザとは何か

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    うーん…わかりやすい本だとは思うが、パレスチナ側の意見しか書いていない。これを読んだら間違いなくイスラエル憎しになると思う。
    意図的にパレスチナに不利なことは排除されている。個人的にはパレスチナ擁護の気持ちがあるので、意見はおおむね賛成できるが、これを入門にするのはおすすめできない。

    まずはもっと中立的な意見の動画などで入門して、一意見として読むのがいいと思う。
    イスラエル側の意見も知っておくべきだと思う。

    この本だけを読んでわかった気になると危ないなと感じた。少なくとも最初の一冊としては思想の偏りがありすぎる。

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    2026年02月14日
  • 記憶/物語

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    パレスチナ人難民の虐殺事件や第二次世界大戦中におけるホロコースト、あるいはいわゆる従軍慰安婦に関する問題などを手がかりに、記憶の表象可能性の限界を指摘するとともに、そうした限界を超えて語ることへの希望を示そうとする試みです。

    ガヤトリ・スピヴァクの『サバルタンは語ることができるか』以来の問題設定を踏襲しており、こうした議論に食傷ぎみの読者は不満をおぼえるかもしれません。たしか内田樹も、そうした批判を展開していた記憶があります。とはいえ、個人的には本書で紹介されているいくつかの議論を通じて、記憶と物語をめぐる問題のさまざまな切り口を見ることができて興味深く読みました。

    バルザックの『アデュー

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    2018年06月01日
  • 記憶/物語

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    [ 内容 ]
    或る出来事―しかも、暴力的な―体験を物語ることは、果たして可能だろうか。
    もし不可能なら、その者の死とともに、その出来事は起こらなかったものとして、歴史の闇に葬られてしまうだろう。
    出来事の記憶が、人間の死を越えて生きのびるために、それは語られねばならない。
    だが、誰が、どのように語りうるのか。
    記憶と物語をめぐるポリティクスを、パフォーマティヴに脱構築する果敢な試み。

    [ 目次 ]
    1 記憶の表象と物語の限界(記憶の主体;出来事の表象;物語の陥穽;記憶のポリティクス)
    2 表象の不可能性を超えて(転移する記憶;領有することの不可能性;出来事を生きる)
    3 基本文献案内

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    2010年07月14日