岡真理のレビュー一覧
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もちろんガザ地区の事は知っていたし、パレスチナ問題だって関心が無いわけでは無かった。TVで流れる映像を見ていたし、中東の問題を書いた本だって読んでいた。
しかし僕は何も分かっていなかったし、知識としてさらりとなぞっただけで、同じ人間が苦しんでいると受け止めていなかった。
今ガザで生きている人々は最初から難民としてガザで生まれ、そして死んでいきます。将来に何の希望も無く、死ぬ為に殺される為に生きているような毎日。ようやく生活基盤が出来家族も増えてきた頃に、必ずやってくるイスラエルの大規模な軍事行動。それは戦争ですらなく民間人に向けられた一方的な虐殺でしかないのです。
彼らに40年間関わり続けた筆 -
Posted by ブクログ
ホロコースト、戦争、震災・・・<出来事>の他者と共有化は、様々なメディア(小説、映画、ルポ)を通じて常に「リアリティ」が重視された物語として「表象」されようとする。しかし、その「リアリティ」や「リアリズム」への傾斜によって表象される<出来事>の物語が、作り手の目論見通り「リアリティのある物語」として受容されるたびに、それは逆説的にも<出来事>の忘却へと繋がり、<出来事>の表象不可能性を露わにしてしまうというパラドックス。表象とはある出来事の側面を「可視化」をもたらすと同時に、別の側面の不可視化をもたらし忘却させ、総体としての出来事を見えなくしてしまう極めて暴力的な行為なのだ。
しかし、それでも -
Posted by ブクログ
ネタバレ知らなかった。パレスチナとイスラエル、どっちもどっちだと思っていた。
考えること、調べることをやめた者は中立の立場を取って、判断を保留にするしかなくなる。
でもそれは抑圧者(イスラエル)に加担している。
正直イスラエルにも言い分はあると思う。
ただ、やり方がひどすぎる。
パレスチナの人の足をわざと狙って障害者にしたり、配給場所を攻撃をしたり(飢えた人々が物資目掛けて殺到したところを狙撃)、物資を止めたり。
だから次回はイスラエル側の歴史の本を読みたいと思う。
そして、根本的な原因として、ヨーロッパ諸国やアメリカなのではないのか?
ユダヤ人にシオニズムを焚き付けて、ホロコーストを行った懺悔 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私はガザで何が起きているのかあまり知らなかった。イスラエルとパレスチナは私が生まれた頃から戦争しており、ガザについて考える習慣を持っていなかった。今回この本を手に取ったのは、ウクライナ戦争や現在進行しているイランとイスラエル・アメリカの戦争に興味を持ったからだ。本書は、イスラエル国家の成立とパレスチナの関係が事細かに書かれており、イスラエルの見方が変わった。イスラエルによるジェノサイドは、人をただ殺すだけでなく、文化や封鎖を通じて、パレスチナ人を苦しめていることに衝撃だった。言葉がでなかった。酷すぎて、この事実を今まで知らなかった自分に落胆した。私ができることは、この話を多くの人に伝え、イスラ
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Posted by ブクログ
なんでイランへの攻撃にイスラエルが参加したんだろう?なんとなくアラブとの確執があるからだよねとめちゃめちゃ軽い認識でいたがそんな確執とか軽い話ではなかった。
知らないことの罪を説いてくる本。
大量殺戮することだけではなく文化も破壊するということがジェノサイド。
凄惨さに読みながら自然と背筋を正して読み切ってしまった。ガザという監獄というか狩場というか、そう、地獄。地獄の中で生きるパレスチナの人たちのことを知ることから始めないといけない。
そして福音派が力を持つアメリカである以上この状況を止める事はものすごく難しいように思う。
すごく読みやすく理解の深まるみんな読んだ方が良い本。
手塚治虫 -
Posted by ブクログ
ネタバレパレスチナ周辺で現在起きている事柄を知る手助けとなる1冊。
ニュースなどで見てはいたものの、内容をよくわかっていなかったため、購入。
非常にわかりやすく説明していてためになる。
そもそもパレスチナやイスラエル、などは頭の中で「中東」ひとくくりで違いを説明することすらできなかったので、対立しているのかそうでないのかすら知らなかった。
この問題の大きな契機となったのはホロコースト以後発生したユダヤ系難民の受け入れ先の解決案だった。国際連合により決定されたのは、パレスチナという国の中に、ユダヤ系の国家を建設するというもの。これは国際憲章に違反しているとの声が上がったが、なぜかその案が違憲のまま通 -
Posted by ブクログ
パレスチナ問題の歴史がわかりやすく解説されており、この1冊で大まかな流れが理解できる。
ガザの視点で語られる本書は現地の惨状をつぶさに伝え、痛烈にイスラエルを批判している。著者の岡氏は「中立の立場でさえジェノサイドに加担している」と、かなり左翼に偏った発言を展開しており、最初は忌避感を抱いた。
しかし、これまでメディアで報道されたパレスチナ問題はハマス政権がイスラム過激派集団のように伝えられており、私自身も本書を読む前はそのような認識だった。つまり、イスラエル側の視点で伝えられるものが多かった。ともすれば、岡氏の過激な解説を聞くことはパレスチナ問題を考えるにはある意味フェアなのかもしれない。 -
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Posted by ブクログ
パレスチナ問題によって、過酷な生活を強いられているガザの人々の様子が詳細に書かれている。
日本では当たり前に享有できる人権。占領という暴力によって、パレスチナ人はその権利が剥奪されている。
平和とは?正義とは?パレスチナ問題をとおして著者は我々に考え続けることを要求している。加えて、知らないことの罪深さ、そして無知によって(知らないうちに)加害者側に加担している可能性を指摘している。
パレスチナ問題の初心者向けの本ではないと思った。歴史事実の解説が本文にはほとんどないため、ある程度基礎知識を得た上で読む必要がありそう。だが、読み終わった時には理解がものすごく深まる気がする。多くの人に読んでも -
Posted by ブクログ
・国境と国境の間にどこでもない場所が存在し、そこに難民キャンプがあることもある
・イスラエルの占領は国際法違反
・イスラエルとパレスチナは圧倒的な力の差がある(これまでの日本の報道から互角なんだと思ってた)
・占領下で生きるとはどういうことなのか(イスラム教では自殺は罪だけどそれでも自爆することを選ぶのは未来への希望がないから)、難民として差別される(大学を出てもパレスチナ人は専門職につけない国がある)など、
具体的にどんな苦難があるのかよくわかった。
途中で難しい話が入ってきたり、時系列がバラバラだったりして分かりにくい箇所もあった。パレスチナのことを全く知らなかったので知れてよかった。で