RobertC.Martinのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「クラフトマンシップとは、何かをうまくやる方法を知っている状態である。」
クラフトマンシップについて扱ったアンクルボブの新著は、前半の少なくない分量をTDDの解説に割いている。なぜTDDなのか、あとからテストを書くことの弊害、TDDによりコードが洗練されていくさまが丁寧に書かれており、このパートだけでも多くのエンジニアに読んでいただきたい代物だ。
そして、後半の「いい仕事」をするための心構えについてはいろいろ考えさせられた。自分の仕事の影響は、利用者が受ける。そのあたりまえのことを忘れずにクラフトマンシップをもって臨むことが大切なのだ。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレエンジニアになったときからアジャイルが当たり前にあったので、アジャイルの目的や手法について詳しく学んだことがなかった。この本で目的や手法についての把握ができてよかった。以下まとめ。
## アジャイルとは
- 開発プロセスを効率化する方法論
- ソフトウェア開発を予測可能、実行可能、管理可能にする方法論
## 第1章 アジャイル入門
ソフトウェア開発の4つのよりよい手法として以下があげられた
- プロセスやツールよりも 個人と対話を
- 包括的なドキュメントよりも 動くソフトウェアを
- 契約交渉よりも 顧客との協調を
- 計画に従うことよりも 変化への対応
### 鉄十字とは
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Posted by ブクログ
設計・アーキテクティングについて書かれた良書。他にアーキテクチャの本を余り読んでいないので比較対象が少ないが、何度も読んで身に着けよう、と思わせる本だった。
自分が理解できる事例に当てはめたり、実際にOOPしてみないと消化しきれないのだろうなぁ。
描かれている事例ではスッキリとはわからない感じ。それはまだ自分の経験が乏しいから?
行う責務を一つに絞ったコンポーネント化とか、それらコンポーネント間の依存関係の方向とかがメンテナンス性に大きく影響するのは本当にそうだろうな。
アーキテクチャにフレームワークやデータベースは登場しないとか。
MSAのデメリットについて語られているときの「サービ -
Posted by ブクログ
長い年月をかけて複雑化するプログラムと、その複雑さを制御するために生み出されてきたアーキテクチャに関する、現段階で最新の知見。構造化プログラミングから抽象データ構造、オブジェクト指向、UML分析、ドメイン分析というエンティティを巡る歴史と、三層構造アーキテクチャからMVCなどのフレームワーク、ポートアンドアダプタを経て、マイクロサービス・アーキテクチャに至るまでのコンポーネント化の歴史を俯瞰した上で、太古の昔から最新の流行までを貫いて変わらないものとしてクリーンアーキテクチャの原則(単一責任、オープンクローズド、依存関係逆転、コンポーネントの保守性と再利用性のトレードオフなど)を提唱する。「フ
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Posted by ブクログ
アジャイル開発をどれだけ実践できるだろうか、実践できていだろうかと考えて、本書を手に取った。
アジャイルの考えやプラクティスがたくさんケーススタディできるようになった昨今において、アジャイル失敗しているなどあるがWF vs アジャイルを見かけることもある。
アプローチの違いでしかないので、どちらがいいか悪いかはない。
この本を読んでいて、アジャイルマニュフェスト自体を誤解していたなと思った。アジャイルを本格的に導入実践するにあたって参考にしていきたい。
そして、アジャイルに失敗したことがある人こそ一度読んでみてほしい。そもそもアジャイルというものを誤解していたから失敗したということがあるかもし -
Posted by ブクログ
ネタバレ一年前のアプリケーションを手に取ることがありました。
一年前よりも知識やアプリケーション対象の事象に対して理解が深まって、再度作り直したいという気持ちを抱くことは幾度となくありました。
ただ、闇雲に直すのではなく、観察すること、代替可能にすること、テストができることなどなどを用いて改善活動を行います。
どこに問題を抱えているのか、どうしてそのような道をたどることになるのかを把握すること。どんな価値を与えているのかを読み解くこと。
未来の人が読み解くこと、負担を下げること。
そこからその価値を提供するための枠づくりが始まる思考材料を提供する価値ある書籍だと思います。