コルソンホワイトヘッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多数の受賞が本作の評価を確固たるものとしている。それでも、黒人奴隷の歴史に馴染みのない日本人の私にとって、読書中の没入感は今ひとつだった。いや、ひょっとすると、その原因は題材ではなく、重要な登場人物の心の1人である奴隷狩人の心の機微に首を傾げながら読んだからかも知れない。制度の瑕疵と評する逃亡奴隷の娘に対し、自分の心情を吐露しながら長々と興味深く会話ができるのかどうか。報酬をふいにしても自分の手で殺したくなるのではないか。
主人公は逃亡中に地下鉄道の関係者に匿われる。「見えない鎖」に自由の意味を自問する場面がある。毎日、満員電車に揺られながら会社に通うサラリーマン諸氏にとって、格別新しい問い -
Posted by ブクログ
先にドラマを見ていたから、その場面を思い出しながら読んだけど、映像よりもおぞましく感じる表現もあり、先がわかっていても、いやわかっているからこそか、すごく怖かった。
コーラの母のエピソードは、ドラマでもかなり辛かっらけど、小説はまた違った悲しさがあった。
逃げられたかと思えば、追ってに追いつかれ、黒人が自由に暮らせているかと思えば、それを許さない白人たちに襲撃され…。
自分の肌の色や生まれた土地によって奴隷にさせられたり、命を狙われたり、非人間的な扱いをされることが本当に怖いことだと思った。
勝手に連れ去られて、奴隷にさせられるて、鞭で打たれて…この歴史は本当に恐ろしい。
そう感じながらもスリ -
Posted by ブクログ
入り口は、とても分かり辛かった。
翻訳のせいなのか、ふりがながないせいか、主語がないから誰のことを話しいるのか読み解くのに苦労した。
ただ、抜き差しならない酷い事実が伝えられようとしてる事だけは感じ取れたので読み進んだ。
これまで19世紀のアメリカを背景にした映画やアニメでよく登場する優しそうな黒人乳母や使用人の姿は、黒人以外の人種が描いた物語に差し支えない仮の人物像でしかない事を知った。表面の3%くらいがその黒人の人物像としてイメージ化され、しかも物語の重要度としてもいつも3%くらいにしかなっていなかったのだろう。
この凄惨さはどの程度事実だったのか、歴史として知るべきだと思う反面、ここ