草野巧のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
見開きで各宗教での「天国と地獄」について説明している。図解なので解り易い。さまざまの宗教、土着的、伝統的ストーリーなど大変興味深い。難しい本を読むより、こちらの方が断然面白い。
これだけ様々な「天国と地獄」が語られると、絶対的だと主張する宗教的価値観やら民族的価値観は、みごとにひっくり返させられる。
ようするに、それぞれが「信じるもの」を信じているだけにすぎないということが解ってくる。
それはけして悪いことでないと思う。なぜなら、心から何かを信じることができる人は、心安らかに死に向かうことができるから。
それぞれが信じているものを否定はしないが、絶対的なものではないことは自ずと解ってし -
Posted by ブクログ
このシリーズの「パワーストーン」を読んでいて、なかなか良かったのでこちらも読んでみる。
「癒しの伝説と神秘の技法」と副題にあるように、内容はまったくソレなのだ。
イエスの奇跡、アスクレピオス(医学の神)の治療、ルルドの泉などに始まり、世界のヒーリングの神々、ヒーラー、パワースポット、伝統医療について収められている。
多岐にわたってものすごく調べて書かれているな~と感心!
参考文献が最後に掲載されているが、これもまたすごい数。
ヨガ(ハタヨガ)についてもよく調べてはって、一般的にはわかりにくいヨガの身体論にまで及ぶ。
ハワイのパワースポットやカフナ(シャーマンみたいな人)について、セドナのヴ -
Posted by ブクログ
この本には、様々な錬金術が書かれている。
賢者の石とは、「哲学者の石」とも言われており、人間を不老不死にする力をもっているとも言われていた。中国では錬丹術の中にも、賢者の石について書かれていた。また、ホムンクルスというのは、人工的に人間を作るということである。 ウロボロスとは、竜が自らの尾を噛み円を描いている。これは古代の象徴でもある。意味は「不老不死」「死と再生」を表している。
その他、色々な錬金術もある。一見、難しいそうに思えるが、読んでみるととても興味深く面白い本だった。
昔の実験者たちは、様々な実験をやってきたんだなと思った。人工的に人間を作ってしまう技術があるのにすごく驚いた。