【感想・ネタバレ】図解 天国と地獄のレビュー

あらすじ

世界のどんな宗教にも存在する、死後の世界を図解で分かりやすく解説します。ゲヘナやヘブンなどお馴染みのキリスト教の世界観から、その原型になった古代オリエントやエジプト、コミックや小説で人気の北欧神話、もちろん日本神話や仏教の世界も紹介。古今東西のバラエティ豊かな天国と地獄を紹介する本書は、人間の想像力の逞しさが楽しめる一冊です。

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Posted by ブクログ

見開きで各宗教での「天国と地獄」について説明している。図解なので解り易い。さまざまの宗教、土着的、伝統的ストーリーなど大変興味深い。難しい本を読むより、こちらの方が断然面白い。

これだけ様々な「天国と地獄」が語られると、絶対的だと主張する宗教的価値観やら民族的価値観は、みごとにひっくり返させられる

ようするに、それぞれが「信じるもの」を信じているだけにすぎないということが解ってくる。

それはけして悪いことでないと思う。なぜなら、心から何かを信じることができる人は、心安らかに死に向かうことができるから。

それぞれが信じているものを否定はしないが、絶対的なものではないことは自ずと解ってしまう。

そういう意味では、この本は、けして声高に主張するわけではない。むしろ淡々と列挙して示しているだけ。

でも結果として読み手に大きな影響を与える素晴らしい本だといえるだろう。

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2012年11月07日

Posted by ブクログ

神話だけでなくて、哲学者の考えた冥界というのは、なかなか今まで知らない世界でした。

しかし、どこでも、人間って、そんなに違うことを考えているわけでもないなぁと思います。

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2009年11月19日

Posted by ブクログ

様々な宗教や土着の思想から生まれた、天国と地獄について解説した本。図解は簡単なものですが本当にありがたいです。
あまり具体性を持って冥界をイメージしたことがなかったのですが、これを読むと、死者の世界も生者の為の思想であることを実感します。で、やっぱり真に具体的なイメージはつかめない…ひとつ世界観を構築するという事がいかに創造性が必要なことか。こんなところでダンテ(神曲)のすごさを実感したり。

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2009年10月04日

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