福地貴子のレビュー一覧

  • 図解 中世の生活

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    塩野七生さんの小説を読んでいて、中世について知りたくなり、読みました。部分的に記述が足りない/やや記載が怪しいところ目ありますが、右側のページに左側ページの内容が図解してあり、全体が理解しやすいです。
    中世のことを導入として知りたいなら、買って損はないです。

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    2021年09月19日
  • 図解アイヌ

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     さまざまな角度からアイヌ民族の歴史・風俗・習慣が図解される好個の一冊。
     山川草木その他もろもろをカムイとしている中、シカやクジラが外されているのは興味深い。前者は数が多すぎて、ありがたみが薄いせいだろう。
     北海道出身なので、地名の由来が解ると楽しい。思えば小学校の校歌の一節が♪野を拓きたるピンネシリ
     ピンネシリは「男の山」という意味だったのか。

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    2021年01月06日
  • 図解 潜水艦

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    「黒い海」を読んで潜水艦に興味を持ち、手に取った一冊。
    最初は軍事的過ぎて難しいかったが、中盤以降は潜水艦乗組員の厳しい勤務状況に驚き、印象に残った。
    世界中の海に潜水艦が潜んで隠密活動を行なっているのを知り、海が怖くなった。

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    2024年10月15日
  • 図解アイヌ

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    アイヌの信仰、風俗、食事、歴史、周辺民族との交流、日本とアイヌの歴史についてわかりやすくまとまっていた。

    日本の昔話は三人称、アイヌの昔話は一人称、っていうのが面白い。

    「三千世界のカラスを殺しぬしと朝寝がしてみたい」という都々逸が北海道アイヌに伝わり、「ピリカメノコと ナシモコロ ニサッタパシコロ チシコラチ」と訳されて大流行した話、面白い。

    落雷の炎から生まれたのが英雄オキクルミ。アイヌの文化神。英雄神。トリックスター。

    オキクルミの相棒または兄弟がサマイクル。

    この辺は大神ってゲームのモチーフになってたの思い出した。

    義経が北海道に渡った伝説は、オキクルミ、サマイクル伝説とまとめて語られることがある。オキクルミが義経でサマイクルが弁慶。

    アイヌ文化圏の最大領域は、本州北部(東北にはアイヌ語由来の地名もある)から北海道、樺太、千島に及ぶ。

    ・北海道の歴史
    紀元前500-紀元500頃、続縄
    紀元500-1200、捺文時代、オホーツク文化時代
    アイヌ文化の成立期は13世紀ごろ。

    ・オホーツク文化との折衝
    阿倍比羅夫の蝦夷遠征は、続縄文人と朝廷が共同でオホーツク人を排除したということ?

    7世紀以降、日本海沿岸のオホーツク人は追い払われ、続縄文文化は捺文文化へ。

    オホーツク人はいまのニブフ(樺太北部の少数民族など)
    捺文人が力を増し、オホーツク人は樺太へ。北海道は捺文文化→アイヌ文化へ。両者の混合文化はトビニタイ文化。樺太、千島、北海道東北部がオホーツク文化圏だった(9世紀)。

    アイヌ文化には、縄文時代の自然信仰、オホーツク人から伝来した信仰(熊への信仰とか)、平安期の日本の信仰が混ざってる。


    ・北の元寇
    13世紀後半、捺文人は矢羽の原料になる鳥を求め樺太へ。ニブフの鷹取職人を捕虜にしたりしていた。14世紀、オホーツク人(ニブフ)は元に服属。

    オホーツク人、元に援助を求める。
    元は樺太の捺文人を討つ。
    捺文人は元に朝貢することに。

    明になると山丹貿易が活発化。


    ・山丹貿易
    山丹人、とは沿海州の民族のこと。現在のウリチ人が近い。

    清:山丹から毛皮を買う。
    山丹:アイヌから毛皮を買う。

    清:錦織物やガラスを売る。
    山丹:清の錦織物やガラスを売る。

    日本の開国と日露国境設定で消滅。樺太は行き止まりの島に。

    ・15〜16世紀
    松前藩のアイヌ支配。
    コシャマインの乱
    シャクシャインの乱
    に敗北。

    ・場所請負制、ニシン漁、アイヌ社会の崩壊
    漁場へアイヌを労働者として派遣、働かせる。
    ニシンの絞りかすからできる堆肥は西日本の商品作物の堆肥に。

    松浦武四郎「知床日記」
    酷使されるアイヌ労働者、人口減少、梅毒と天然痘の流行。アイヌ人口激減。

    ニシン漁場からはなれた東蝦夷、日高地方で現在に至るアイヌ文化が受け継がれることに。


    ・コロボックル伝説は沈黙貿易を伝説化しているのかもしれない?

    ・アイヌの楽器
    ムックリやカチョ(団扇太鼓)に似たものを、ウルムチの新疆ウイグル自治区博物館で見た。なんだか繋がりを感じる。

    ムックリは台湾や中国西南部の少数民族、シベリア先住民族にも伝えられているらしい。台湾のムックリは映画「セデックバレ」でタイヤル族が演奏してるのを見たし。

    ・タバコ伝来以前のアイヌにも喫煙習慣があった。エゾユズリハの干した葉っぱや、白樺に生えるきのこ、水芭蕉よ派を混ぜたものを吸う。煙を食う、シュップヤイペ

    ・占い
    下顎の骨を頭に乗せて落とす。たったら吉、ひっくり返ると凶。

    寛政年間、宗谷にいた占い師の老婆は遭難者の行方や交易船到来を百発百中であてた。

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    2020年06月24日
  • 図解 空母

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     改造空母から原子力空母に至る経緯や甲板やカタパルトなど空母特有の装備、スタッフと居住環境、艦載機、空母が中心となった代表的な海戦などが一冊にまとめられている。もう少し踏み込んだ説明がほしいところもあったが、一冊で空母とは何かがだいたい分かるようになっているので最初の一冊としては十分の内容。ただし、アメリカの原子力空母を軸とした構成になっているので、日本の空母について詳しく知りたいのであれば別の本をあたった方が良いだろう。

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    2014年11月08日
  • 図解 空母

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    これだけ知っていれば、たぶん、困らないでしょう。ただ、発艦シーケンスの順序で説明すれば、もっとわかりやすい箇所もありました。早期警戒機、救助ヘリ、給油機を発艦、以後、作戦機を発艦みたいな感じで。

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    2014年10月24日
  • 図解 陰陽師

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    「陰陽の京」の登場人物で、知っている人が、一杯いるのでけっこう、うれしかったです。

    独占すると技術が廃れていくというのが、なんとも、どこも一緒だなぁと思ったりしました。

    しかし、この図解シリーズは、なんか、今までにない切り口がいつもあって面白いです。多少、ツッコミが浅いと感じるところもあるのですが。

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    2009年11月19日
  • 図解 中世の生活

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    【中世】
    農地に縛られた農奴と、神学的迷信が支配する時代。

    情報入手が難しい世の中ではあった中で、
    新鮮な肉を求め都市間を動く肉屋が、情報屋としての役割を果たしたり、
    牧人が民間療法、呪いに通じた異教的存在と考えられていたり、
    文化がリアリティーあって面白い。

    領主は限られた領地からできるだけ多くの税収を得るために、領民の様々な日常行為を制限し、課税対象としていた。例_パン焼き、水車小屋
    領主から権利を与えられた水車小屋の管理人「粉挽き」などは、農民からよそ者として嫌悪。
    苦しい生活でも一致団結できない雰囲気か。

    深い森林に君臨する狼は人々の恐怖の対象だった。
    その認識、伝承が、「人狼」を生み出す。
    栄養不足、禁欲的生活、死が間近に存在するストレスにより、狂的妄想(自分が人狼!? あいつが人狼!?)など。
    まじで人狼ゲーム。

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    2022年01月06日
  • 図解 黒魔術

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    一見するとただのオカルト本に見えるが、背景にある文化や思想に関しても簡潔に述べられていて非常にわかりやすい。見開き2ページでの左側で開設を右側でイラスト等での説明がなされているスタイルも非常に読みやすかった。項目の重さにはばらつきがあるように感じたが、小説やアニメを楽しむ際の参考書籍としては秀逸。ただ、この本を読んでも黒魔術が使えるようになりたいと思った人には残念な内容だったかもしれない。

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    2021年07月06日
  • 図解 スナイパー

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    自分でちまちま創作をしているんだが、その中に射撃の好きな主役がいる。
    そいつをスナイパー一歩手前くらいまで、でもあくまで歩兵、というレベルにするにはどの程度何だろうと思って、読んだ。腕も頭もスナイパーになり切れないっていうその感じとはと思って。

    技術的なことは書きながら読み返すのだろうけれど、読んで初めて知ったのは、スナイパーとして大事なことが、好奇心と注意深さだったこと。
    確かになんにでも興味を持たないと、些細な違いにも気が付かない。ただスコープを覗いて、敵がいたら撃てばいいわけじゃないのだからね。

    私の中の、スナイパーのイメージって、遠くの場所から、ライフルでもって敵を撃つという姿なんだけど、そうではないんだねぇ(笑)

    某アニメで、この世の最も不条理なことは殺し、というセリフがあったけれど、スナイパーはその不条理を、その終りまで(敵の絶命まで)見ていなければならない。
    本の中で、メダリストとの違いを書いてある箇所があったのだけれど、私は戦場に立ったことがないから分かっていないのだけれども、別の本では、敵を殺すことのむごたらしさより、戦友の死を防げない方が相当心に堪えるのだそうだが、兵士はどんな不条理と戦うのだろうね。

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    2017年10月16日
  • 図解 中世の生活

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    中世ヨーロッパの風俗を農民、市民、聖俗の支配者とその従者たち、に分けて紹介している。見開き左に本文、右に解説イラストという構成でわかりやすい。異端など読んでいると一部の内容は若干古い研究が載っている気がするけれど参考文献も明記してあり、入門書としてオススメだと思う。

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    2017年10月11日
  • 図解 組織・結社

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    政府に邪教、薔薇十字にアノニマス、古今の組織がずらっと。
    広く浅く……といった具合で、面白いけど物足りない!

    日本政府のページの
    敵にすると面倒で、味方にすると役に立たない
    の一文でまず笑った。ライバルキャラか。

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    2014年04月28日
  • 図解 陰陽師

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     史実の陰陽師とフィクションの陰陽師の違いが分かる本。

     陰陽師は時代によってずいぶん役目が違ったようです。学者だったり易者だったり芸人だったり。呪をかけたり呪いを防いだりもしていたようだけど、それも神秘的にではなく体系的で何か作法めいている。この本を読んでから改めて陰陽師関係のフィクションを読むと、違った読み方ができて面白いと思います。

     難度は小学生の歴史の教科書レベルでした。楽に読めます。

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    2012年11月11日