借りたもの。
物語の肉付け、リアリティーのためにミリタリーに関する諸要素を事典的に解説。カバー袖部分に「ミリタリーを俯瞰的に知りたい人」と書いてあるように、現代戦争の入門的な情報を知るために便利。
見開きのページにぎゅっと凝縮。
軍と呼ばれる存在の一般的な定義や自衛隊の組織体系など。
敬称やスラング
...続きを読むについても。
戦略、戦法の話よりも、正面装備や先鋒部隊の装備についての事項が多い。…戦術についても言及されてはいない。
現代の軍隊の話なので、過去――中世・近世――との違いも何となく言及されている。迷彩について書かれているところでは、かつての派手さがなくなり、第二次世界大戦以降、戦場でのカムフラージュ――実利的な面が重要視――されていったことが理解できる。
現代戦争で今後の行方が気になる電子戦の話も最終ページに載っているが……ちょっと少ない。
情報戦、サイバー戦などの話がどんな手段で行われる可能性があるか等の明言は避けている?プロパガンダについては書かれていたが。レーダー戦やその対抗策(ステレス)についてちょっとだけ。
できればドローンの話もあって欲しかったが…言及はなかった。