岡本浩のレビュー一覧

  • グリッドで理解する電力システム

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    ネタバレ

    電力システムという難しい領域を簡易な表現で読みやすくまとめてくれています。周波数の維持を池のプールに例えて解説してくれているのはとても分かりやすかったです。
    Utility3.0の時代に向けて様々な角度からの取り組みが必要になることも理解しました。
    5つのDとして、脱炭素化、分散化、デジタル化、人口減少、自由化規制緩和があり、それぞれを網羅的に進めていくためにも尖った人材を集める必要があるということもよくよく分かります。

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    2024年12月01日
  • グリッドで理解する電力システム

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    現在の電力システムについて図解を用いて説明されており、非常に分かりやすく、理解に役立った。また、今後の電力システムのあり方が、数々のデータ予測に基いて書かれており、将来の世界を予測する上で大いに役立った。

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    2021年01月18日
  • グリッドで理解する電力システム

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    知りたかったことがわかりやすく解説されている。

    ・電力系統:発電、流通、消費の3つの要素から構成される電力システム

    ・周波数を10秒程度で一定に保つ必要性
    パワープールに蓄えられている慣性エネルギー(タービンの回転力として蓄えられているエネルギー)が放出される時間に相当

    ・系統全体の需給バランスが10%崩れると、周波数は2%(50Hz系統なら1Hz)変動、周波数が4%変動すると多くの発電機は運転停止
    →常時の変動の範囲を±0.2Hz(0.4%)以内に収めるよう運用

    ・ロードカーブ(日負荷曲線)
     夏の昼間、冬の夕方(最近は省エネ浸透、太陽光発電の普及で冬の夕方の方がピークが立つケースが

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    2021年01月11日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    エネルギー業界初心者でも、kWh価値, kW価値, ΔkW価値が何を意味するのか、再エネ増加が電力システム全体にどのような影響をもたらすのか、今後の電力サービスはどうなるのか、を概観できる良い本でした。電気自動車のTeslaがVPP事業を手掛ける現在、全貌を理解するのは大事だと思いました。

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    2020年03月09日
  • グリッドで理解する電力システム

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    電力グリッドの理解をするのに相応しい一冊。電力に限らず、将来的なエネルギーのあり方にまで言及している。また今後ホットワードになりうる5つの要素をあげた上で、独自に将来予測をしている。その算出根拠自体がとても勉強になる。

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    2024年02月19日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    内容としては少々物足りないものの、エネルギーにまつわる産業の現状及び将来図を描いた良書である。特に、kWh・kW・ΔkW価値(DER化に伴い、kWとΔkWh価値向上)や託送料金に関するデススパイラル問題、電気自動車の市場参入等は分かりやすくまとめられており、なるほどと感じた。需要家目線では普段気にすることはほとんどないが、日本における電力制度設計は複雑であり、これらの課題に対応すべく柔軟に変更していく必要があるのだろう。
    ただし、太陽光や風力発電等の再生可能エネルギーや蓄電池の指数関数的価格破壊が起こりうる、そうなった場合には冒頭のストーリーのように電気代という概念がなくなる、といった記載があ

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    2023年09月05日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    インフラ小売業の未来予測。総括原価だった1.0の時代、自由化の2.0の時代の先を占う。
    電気インフラは特に影響が大きい、人口減少、同時同量、分散電源化、kwh価値の減少とΔkw価値の増大、電気as a serviceのような流れ、電気自動車の普及。
    料金体系から見直すんだろうな。

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    2023年03月04日
  • グリッドで理解する電力システム

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    著者の岡本氏は東電PGの役員であり、電気システムの権威である。

    ニュースで太陽光発電がじゃぶじゃぶに入っていて、出力抑制されることが多いということをたまーに聞くけれど、それってどうゆうこと?と思った人は本書をオススメしたい。

    電気って当たり前に使えるけれど、実は安定して(=高品質な)電気を供給するって非常に難しいことなのです。

    ガソリンなんかはタンクに貯めておくことができるけれど、電気は作ったら光の速さで進み、それをちょうど同じ分だけ消費する必要があるのです。
    今、スマホの充電を開始したら、どこかの発電所はその分だけ今すぐに発電をさせないといけない。

    とは言え、タイムラグってあるよね、

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    2023年01月03日
  • グリッドで理解する電力システム

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    電力システムがどういう仕組みで運用されているか分かった
    周波数を合わせる必要がある
    法規関係の部分は難しかった

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    2023年01月03日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    電力ビジネスの今と未来について書いた本。素人にも分かりやすい言葉で書かれている上に、内容がコンパクトにまとまっているので時間をかけずに読むことができた。

    原発事故でも感じたが、電気は私たちにとって当たり前にある一方で、電力ビジネスは想像以上に複雑である。電気を使うことイコール本書で言うところのKWh価値を買うと一般的には思われているが、KW価値、ΔKW価値というユニバーサルサービス的なものがあっての電力市場だということはほとんどの人は知らないのではないだろうか。そうでなければこんな無邪気にSDGsとか言っていられないだろう。

    現状KW価値、ΔKW価値をKWhに対する料金で賄っているというこ

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    2022年02月22日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    すでに自由化に関しては進みつつあるのですけど、人口減少については過疎化でインフラの持続性の問題が起こること、そして脱炭素化は世界的な潮流となっているため、日本にとっては国をあげて対策が必要になるなと。
    対策案として分散化の項目に該当する分散型電源の普及になります。日本の太陽光発電の現状も公平に書かれていてわかりやすかったです。
    インフラは生活で必要不可欠なものですし、そういう意味では日本でも合併で規模が現状よりもでかい会社ができたり、サービス提供会社への転換する可能性を頭の片隅に置いておきたいですね。

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    2021年05月09日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    本を読んだり聞いたりして地球温暖化はガチでやばいんだと理解したので、再エネ系の本ということで読んだは良いものの、内容が難しすぎて細かい所はわからなかった笑


    未来に向けて電気のあり方を変えていく必要があるのは分かった、
    このままいくとライフライン維持が難しくなったりもするし、改善した方が楽しい未来がありそう!

    とにかく今の火力発電や原子力発電以外のものでの発電(太陽光、洋上風力など)を増やす
    指数関数的に蓄電技術を伸ばす
    EVの普及
    など投資対象を探す、それに投資する明確な理由を見つける良い本だった

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    2021年03月16日
  • グリッドで理解する電力システム

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    図を用いて、文章に偏っておらず、理解しやすい内容となっていた。これからの電力業界におけるシステム変化の展望などについてもヒントが散りばめられていると思った。また海外の現状についても述べられており、日本と海外どう違いのか、そういった観点からも比較することができる良い本だと思った。また読み返して勉強してみたいと思う。

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    2021年02月17日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    エネルギー関連の本を読むのが初めてだったが、分かりやすかった。
    ただ初めて知ることが多すぎて理解しきれていない気がするから読み返す必要はありそう。

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    2020年05月07日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    娘が生きているであろう2050年、2100年へと思いを馳せながら読んだ。約6,000万人まで人口減少すると予測されている2100年の日本。人口減少を見据えたコンパクトシティの実現、妥当性を確保した発電設備のスリム化のために、これまでよかれとされてきたユニバーサルサービスを見直す必要があるという提言が興味深かった。

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    2020年05月06日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    【内容】
     エネルギー業界が直面している、あるいは今後直面するであろう変化について「5つのD」というキーワードでまとめられており、それぞれのDに対する問題点やそれに対する筆者の考え(現状の分析や解決策等)が記載されている。

    5つのD
     1. Depopulation(人口減少)
     2. Decarbonization(脱炭素化)
     3. Decentralization(分散化)
     4. Deregulation (自由化)
     5. Digitalization (デジタル化)

    【感想】
    「5つのD」というキャッチーなフレーズでエネルギー問題が簡潔に述べられており、今後、日本はどのように変

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    2020年01月22日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    noteにも書いたけど、今後のトレンドを5つのDとしてわかりやすくカテゴリー分けされている点が良い。
    またマネタイズ方法がモノから体験"サービス"に移ることをよく理解できる良書

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    2019年04月16日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    エネルギー問題の専門家達が書いた、2050年時点でのエネルギー産業の未来予測とそこに至るベストシナリオ、ホラーシナリオ。最も印象に残ったのは、良い方のシナリオでいけば、2050年までにはエネルギー(特に電力)は、太陽光等の新エネにより、無尽蔵の供給を得るようになる、というところ。これはブロードバンド時代直前に「これからはジャブジャブ・インターネットになる!」と村井先生を中心として提唱していたあの頃のインターネット業界と重なるものを感じたこと。

    ジャブジャブ電力が到来すれば、いまのあらゆる産業や社会は大変革を遂げると思う。機会が莫大に生じる。ベストシナリオだけを信じて今からいろいろ仕掛けたいな

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    2019年01月04日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    電力の2050年、特に原発が稼働せず人口も減少していく日本で、如何にインフラとしての電力供給を維持していくかを、東電在籍の著者等が若干電力業界寄りではありつつも極力フラットに書こうとしている良書。
    分散電源や蓄電池の技術進歩が無いと手詰まり感がいっぱいと。

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    2018年09月20日
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

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    分散電源社会。
    どちらかというと、CO2削減のためにはどんな社会にすべきかということを論考したもの。
    電気自動車の存在が不可欠。
    BERも重要。電流の周波数を安定化する役目だったり、提供価値は存在している

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    2018年04月29日