菅原孝標女のレビュー一覧

  • 胸はしる 更級日記

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    はしるはしる!気持わかる。おもしろかった〜本好き、物語好きって、そうだよね…もっと読みたくなるよね。源氏物語を全巻読みたくて、神にも仏にも祈っちゃうムスメ…平凡な人生だったと回顧して書いた更級日記だけど意外と波瀾万丈。私も何もすごいことできなかったし、やりたいこともあれこれ諦めた人生だけど、もしかして物語にな…らないな…

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    2025年06月05日
  • 胸はしる 更級日記

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    第三弾は意外にも更級日記 清少納言と紫式部で打ち止めかと思いきやだいぶ間を空けて登場しました

    更級日記はずいぶん昔から馴染みはありましたが小向さんの描写で改めて特異な女性だったことが浮き彫りに身近に感じました

    このマニアックな感じがすごく共感を覚えました

    第四弾も期待して待ってます!

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    2024年10月08日
  • 更級日記

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    少女の見る、美しくも哀れな世界。

    少女は、姫君の生まれ変わりたる猫と遊ぶ。
    少女の姉は月明かりの夜更け、縁に出でて、「ただ今ゆくえなく飛び失せなばいかが思うべき」と問う。
    翌年猫の姫君は火事で死に、姉も子を産みて死ぬ。

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    2009年10月04日
  • 胸はしる 更級日記

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    『日本人なら知っておきたい日本文学』を読んで(こちらでもメガネっ子で描かれている)、物語が好きな菅原孝標女にとても親近感を感じ興味をもったが、20年近く経ってついに初めて全体を通して読むことができた。
    お姫様の生まれ変わりだと姉が言う猫は、行成の娘だと知りびっくり。旅先で聞いた都市伝説のようなエピソードもあって面白い。
    漫画パートを読んでから巻末の原文(一部略あり)を読むと、すらすら読めてしまう、気分になれた。
    ちょっとしたシーンもさらっと絵やセリフで表現していて情報量が多く、原文と併せて読むとまた面白い。
    『更級日記』のタイトルの由来を初めて知った。
    本作の「胸はしる」もいいなぁ。

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    2025年08月31日
  • 胸はしる 更級日記

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    ★4.5
    オタク、推し活のお話ですね。とっても面白い。
    多分?初心者の方でもわかるように、説明もあり。
    コミックなので、情報量やもっと深掘りしたい人は別の書籍を読むといいかも。
    まず「楽しく読める」の入り口は大事だと思う。
    別で枕草子と源氏物語もあるようなので、そちらも読んでみたい。

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    2025年03月31日
  • 胸はしる 更級日記

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    おもしろかった、良い漫画!!!
    清少納言、紫式部に続いて、
    平安女流文学コミカライズド第3弾は菅原孝標娘
    源氏物語推しの物語ガチヲタ、
    そして、詣ヲタ女性高標のムスメ、たしかにこんなイメージや
    と、するっと楽しく読んだ。このシリーズ、ほんまおもろい。
    巻末にはコミカライズした箇所の更級日記の抜粋原文もついていて、
    お得感あり

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    2024年11月20日
  • 更級日記

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    高校の時に授業で習ってから興味を持っていた古典です。筆者が「源氏物語読みたい読みたい!」と言っていたり嬉しさのあまり「皇后の位なんてどうでもいい」と言っているシーンは1000年経っても人間は変わらないんだなあと思えてきます。完全に理解はできませんでしたが、読んでよかったです。

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    2021年11月17日
  • 更級日記

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    私が、2つ目に通読した文語文学(始めて通読したのは土佐日記)。

    源氏物語の世界に憧れ、上京(もちろん東京じゃなくて京都!)を望む少女時代は、
    NHKの連続テレビ小説で描かれる現代っ子の心理にも通じる。

    姉が月を眺めながら「私が今死んでしまったら.....」と話すシーンが、なぜか印象に残っている。

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    2009年10月04日
  • 胸はしる 更級日記

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    このシリーズ、枕草子、紫式部日記に続き三作目。
    どれも分かりやすく面白いですが、やはりいちばん好きなのは枕草子ですね。
    まあ枕草子はポジティブ感強いからかも?

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    2025年02月15日
  • 胸はしる 更級日記

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    平安時代の『源氏物語』オタク、ここに在り。
    『光る君へ』の最終回にも出てきましたね、菅原孝標女。
    お目々キラキラさせて源氏分析を滔々と語っている姿を見て好感を持ちました。
    この漫画はその菅原孝標女が書いた(とされる)『更級日記』を漫画化したもの。

    物語に耽溺しすぎて目が悪かっただろう、とのことでメガネを掛けさせたのだそう。

    フィクション(『源氏物語』)に沼った夢見がちな娘時代。
    その後、自身が何者でもないことに気づいて、苦しむ中年時代。
    それでも、『源氏物語』の舞台となった場所に訪れたときの、どうしようもない高揚感。
    身につまされます。オタ気質で逃避気質のニンゲンとして。

    菅原孝標女が、

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    2024年12月27日
  • 更級日記

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    おそらく日本で最初に自分がオタクであることを公言した女性でしょう。上総国から都への旅路を経て夢中で物語の世界に浸った少女時代。親しい人たちと別れ、容赦ない現実の波に押し流されていく青春時代。宮仕えして源資通と議論を交わし作者の人生で最も晴れがましかった"春秋のさだめ"。晩年を迎えて己が所業を深く悔恨しながらの神仏への傾倒…かつて栄華を誇った王朝政治が翳りを見せ始めた平安後期に一下級官吏の娘である女性が辿った人生。現代の中産階級オタク少女にも共感する所があるのではないでしょうか。

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    2009年10月04日