あらすじ
シリーズ累計9万部突破の大人気、平安文学コミカライズシリーズ第3弾!
『源氏物語』にあこがれて、キラキラとしたヲタ活に勤しんだ10代から、大人になるにつれ経験していく、大切な人の死、仕事、結婚、家族などの現実、そして後悔と懺悔の日々を送る晩年までを綴った、菅原孝標女の『更級日記』。この名著を、人気イラストレーター小迎裕美子がユーモアたっぷりに描く。
テストにも役立つ、『更級日記』原文付き!
【目次】
プロローグ
菅原孝標女周辺人物相関図
イントロダクション
旅パート1
旅パート2
物語が手に入ったパート
ふりかかる現実!!
愛と青春の旅立ち
夢見る頃が過ぎても
エピローグ
赤間先生のよくわかる更級日記講座
巻末おまけ コムカイ的さらす日記
『更級日記』原文 etc.
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
はしるはしる!気持わかる。おもしろかった〜本好き、物語好きって、そうだよね…もっと読みたくなるよね。源氏物語を全巻読みたくて、神にも仏にも祈っちゃうムスメ…平凡な人生だったと回顧して書いた更級日記だけど意外と波瀾万丈。私も何もすごいことできなかったし、やりたいこともあれこれ諦めた人生だけど、もしかして物語にな…らないな…
Posted by ブクログ
第三弾は意外にも更級日記 清少納言と紫式部で打ち止めかと思いきやだいぶ間を空けて登場しました
更級日記はずいぶん昔から馴染みはありましたが小向さんの描写で改めて特異な女性だったことが浮き彫りに身近に感じました
このマニアックな感じがすごく共感を覚えました
第四弾も期待して待ってます!
Posted by ブクログ
『日本人なら知っておきたい日本文学』を読んで(こちらでもメガネっ子で描かれている)、物語が好きな菅原孝標女にとても親近感を感じ興味をもったが、20年近く経ってついに初めて全体を通して読むことができた。
お姫様の生まれ変わりだと姉が言う猫は、行成の娘だと知りびっくり。旅先で聞いた都市伝説のようなエピソードもあって面白い。
漫画パートを読んでから巻末の原文(一部略あり)を読むと、すらすら読めてしまう、気分になれた。
ちょっとしたシーンもさらっと絵やセリフで表現していて情報量が多く、原文と併せて読むとまた面白い。
『更級日記』のタイトルの由来を初めて知った。
本作の「胸はしる」もいいなぁ。
Posted by ブクログ
★4.5
オタク、推し活のお話ですね。とっても面白い。
多分?初心者の方でもわかるように、説明もあり。
コミックなので、情報量やもっと深掘りしたい人は別の書籍を読むといいかも。
まず「楽しく読める」の入り口は大事だと思う。
別で枕草子と源氏物語もあるようなので、そちらも読んでみたい。
Posted by ブクログ
おもしろかった、良い漫画!!!
清少納言、紫式部に続いて、
平安女流文学コミカライズド第3弾は菅原孝標娘
源氏物語推しの物語ガチヲタ、
そして、詣ヲタ女性高標のムスメ、たしかにこんなイメージや
と、するっと楽しく読んだ。このシリーズ、ほんまおもろい。
巻末にはコミカライズした箇所の更級日記の抜粋原文もついていて、
お得感あり
Posted by ブクログ
このシリーズ、枕草子、紫式部日記に続き三作目。
どれも分かりやすく面白いですが、やはりいちばん好きなのは枕草子ですね。
まあ枕草子はポジティブ感強いからかも?
Posted by ブクログ
平安時代の『源氏物語』オタク、ここに在り。
『光る君へ』の最終回にも出てきましたね、菅原孝標女。
お目々キラキラさせて源氏分析を滔々と語っている姿を見て好感を持ちました。
この漫画はその菅原孝標女が書いた(とされる)『更級日記』を漫画化したもの。
物語に耽溺しすぎて目が悪かっただろう、とのことでメガネを掛けさせたのだそう。
フィクション(『源氏物語』)に沼った夢見がちな娘時代。
その後、自身が何者でもないことに気づいて、苦しむ中年時代。
それでも、『源氏物語』の舞台となった場所に訪れたときの、どうしようもない高揚感。
身につまされます。オタ気質で逃避気質のニンゲンとして。
菅原孝標女が、こんなにも「ものがたり」が溢れた現代に生まれていたら、どんな人生を送っただろうか。