スウィフトのレビュー一覧

  • ガリヴァー旅行記

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    一度全て読めば、誰もが驚くだろう。
    幼少期の頃に読んだガリバー旅行記のファンタジーな雰囲気とは一転、物語後半に進むにつれて、人間世界への疑問、皮肉、風刺へと変わっていく。

    理性的な馬の国で見たものは衝撃的で、フウイヌムがいかに賢明な生き物かが分かる。

    人間社会は欲にまみれ、利己的で、暴力が絶えない世界である。
    しかし、人間に生まれた以上楽しむしかないよな。

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    2022年03月26日
  • ガリヴァー旅行記

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    小さい頃に絵本?か何かで軽く読んだことはあったが、原作を読んでみるとあの時感じた奇想天外ファンタジー感とは違ったテイストだった。

    3章のラピュータは王立協会を皮肉っていると言われていたり、社会批判と受け取れれるシーンも多い。スウィフトが生きていたイングランドの現実を如実に描いた作品。

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    2024年08月25日
  • ガリヴァー旅行記

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    ネタバレ

    子供の頃読書をしてこなかったので、児童文学でもお馴染みのこの作品も巨人が旅行する!と思ってました。
     
    面白すぎてグングン読んでいきました。
    想像スイッチをオンにして読むとかなり怖いかも⁉️
    沼正三の家畜人ヤプーと繋がると思ったのは、私だけでしょうか?

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    2021年02月06日
  • ガリヴァー旅行記

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    子供の頃に絵本で読んだことがあったが、
    しっかり全編読んでみると本質は風刺文学だと言うことがわかった。

    とくに第4章については、人間全体に対する批評がなされている。

    とても面白かった。

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    2021年01月03日
  • ガリヴァー旅行記

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    小人の話と巨人の話は有名で、皆さん子供の頃に読んだかもですよね。その後があるなんて知らず、アニメPsycho-passの槙島聖護がバルニバービの医者の話をした所で、ガリヴァー旅行記本来のユーモアの香りを感じ、自分の好みに合うかも、と思い読んでみました。
    実際バルニバービの医者の話を読みたくて読んだ人も少なからずいるのではないでしょうか?
    シニカルで皮肉の籠った物語で、現実の色んな場面で「ラピュータの数学者達は、自分が精通してないが故に政治に対して好き放題、熱心に文句を言ってたみたいだね」とか「リリパット国の、王子は体裁と自分の思想のどちらもを取って靴底の高さが違う靴を片足ずつ履いて、歩き方が不

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    2020年12月13日
  • ガリヴァー旅行記

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    この旅の物語がこれほど怒りに満ちた物語だったとは。。
    子どもの頃に誰もが読んだ小人の国、巨人の国の話は、それぞれ原作の第一篇と第二篇の抜粋に過ぎない。原作は、これでもかというくらい、風刺と皮肉のてんこ盛り。そして、第三編の空中に浮かぶ島国を経て、怒りの頂点は、馬が支配する国を描いた第四篇にやって来る。馬が、獣人 (=人の形をしたけだもの)を家畜同然に扱うという設定からして、奇異な気配を感じるが、さらにこの馬が極めて理性的であり、馬の国では統治らしい統治が不要であるということに至って、これはもう人間否定・人間嫌い以外の何ものでもないことが分かる。なぜ、政治が必要なのか、なぜ法律が必要なのか、なぜ

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    2018年11月18日
  • ガリヴァー旅行記

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    政治・社会、そして人間への鋭い風刺が冴え渡り、私達にスウィフトに対するある種の異常性と恐怖の念を抱かせるのが本著「ガリバー旅行記」です。
    ガリバー旅行記といえば、児童書として有名ですが、その実態はそんな生易しいものではなく、人間の負の部分、すなわち傲慢、嫉妬、強欲、虚偽、その他あらゆる悪徳を鮮明に描き出し、最早ラディカルの域を超えて人間そのものを否定するに至るほどです。その背景には、スウィフトの生い立ちが大きく関係しているのは広く知られているところではないでしょうか(リリパットとブレフスキュや、ラピュータとバルニバービの関係が、スウィフトの時代の国際情勢の反映である点等)。
    成人した今だか

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    2013年03月03日
  • ガリヴァー旅行記

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     ページ量が多くて、読もうか止めようか迷いましたが、読んで正解です。ものすごく楽しめました。

     多種多様な登場人物たちですが、思わずこんな人いるいる!といいたくなるような身近な存在に感じられて、とても今から300年近く前に書かれた作品とは思えません。

     屁理屈というのは、身に降りかからない限りにおいては、これほど聞くに楽しいものはありません。もう自分勝手な理屈のオンパレードです。作者の人間観察眼に感服です。

     子供のころに読んだという人も、ぜひ大人になった今読んでみてはいかがでしょうか。きっとうなずくことしきりです。

    『天空の城ラピュタ』にちょっとだけ出てくるラピュタ人の話もあります。

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    2017年08月15日
  • カラー名作 少年少女世界の文学 ガリバー旅行記

    ネタバレ 購入済み

    次は、何処へ?

    こんな話だっけ?(笑)小人の国に行った後、巨人の国も、有ったんだね。次は、何処に行くのかな?ふらふらっと、また、出かけそうね。

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    2024年10月10日
  • ガリヴァー旅行記

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    ロビンソン・クルーソー。中流階級の三男。家出。航海。ギニア(アフリカ西海岸)で金持ちに。帰国。再度ギニアへ向かう途中、海賊につかまり、モロッコでムーア人(北西アフリカのイスラム教徒)の奴隷に。逃亡、海上でポルトガル船に助けてもらいブラジルへ。ブラジルで農園主に。奴隷を調達するためギニアに向かう途中、大嵐に会い、無人島に流れ着く▼自分の生活の明るい面をより強く見、暗い面はあまり見ない。なくて困っているものよりも、現に享有しているものを考える。こうした考え方がしみじみとした深い慰めを私に与えてくれた▼危険への恐れは、危険そのものよりも一万倍恐ろしい▼今日、私たちは明日憎むことになるものを大事にして

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    2025年08月01日
  • ガリヴァー旅行記

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    小人、巨人の国しか知らなかった。
    風刺の物語の意味がわかった。
    Yahooの語源も。
    みずから体に悪いものをたくさん摂取して、健康を害してるか…
    著者は本当に日本に来たことがあるのかな?
    想像ですべてを書いたのだとしたら、天才か狂人。
    300年前の物語とは思えない。映画化してほしいな。

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    2023年03月24日
  • ガリヴァー旅行記

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    ネタバレ

    巨人の国の女の胸を見れるのいいじゃん。第三篇の言語学者の暴論が衝撃的。不老不死の人間の話も印象的なのと、別の国の人々に自分たちの国について話せば、我々が普段気づかぬ正論が聞けると言う構造が良い。

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    2022年02月24日
  • ガリヴァー旅行記

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    ネタバレ

    小人→巨人→ラピュタ(浮島)と荒れた大陸(学士院)→幽霊▶︎埃を舐める国▶︎不死身の人間(不死は決していいものではない)→江戸の日本→馬の国

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    2022年01月26日
  • ガリヴァー旅行記

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    自分の中の読んでない名作を読もうキャンペーン。きちんと読んだことがなかったので。馬の国の話が皮肉が利いてて良い。得てして海外の翻訳を読むときはきちんと時代背景を勉強しているともっと楽しく読めるのにといつも思う。

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    2021年08月09日
  • ガリヴァー旅行記

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    ネタバレ

    PSYCHO-PASSで槇島が引き合いに出していたから気になって読んでみた。絵本で楽しく読んだ子どもが、大人になってから全部を読んだらあまりの違いに驚くのではないだろうか…。

    あとがきでスウィフトがデフォーのロビンソン・クルーソーに触発されてこの本を書き上げたというのが興味深い情報だった。

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    2016年09月28日
  • ガリヴァー旅行記

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    上司に勧められて軽い気持ちで読んでみたが、子供の時に読んだガリバー旅行記とのギャップにびっくり。童話というよりは哲学を語っている本。これを読むと人間が如何に愚かで傲慢であるかを感じてしまう。。。

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    2015年11月29日
  • ガリヴァー旅行記

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    ネタバレ

     ガリバーが最初に到達した「小人国」は誰でも知っているだろうし、その後迷い込んだ「巨人国」までなら知っている人もいるかもしれない。
    しかしその後「日本」や「ラピュタ」、そして「馬人国」まで行っている事を知っている人は少なかろう。
    そして岩波文庫版では巻末にドッと注釈が載っているのだが、これほどまで風刺に満ちていると知っている人はほとんどいないのではないか。

     その風刺は「小人国」あたりではまだ当時英国に実在したウォルポール内閣を皮肉る程度(この事により書かれた年代が実際の世界史と符合する)なのだが、「巨人国」ではとにかく女性の体臭や風貌を批判するような論調になる。
    要約すると「どんな美人も巨

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    2014年11月08日
  • ガリヴァー旅行記

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    一般的に知られているような「小人の国」の話すらおぼろげにしか覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めました。風刺小説だと言われると、なるほどなー、と思います。

    それにしても、ラストがこうなるとは思わなかったよ。

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    2014年10月25日
  • ガリヴァー旅行記

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    リリパットの王宮が火事になった時に、小便で消火して出禁になったところで爆笑した。

    童話では巨人国で終わっていたが、むしろそれ以後の方が大人はおもしろい。

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    2013年05月30日
  • ガリヴァー旅行記

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    受験勉強の際に題名と作者だけ覚えた本を読もうという試み。

    子供向けに省略されたものしか読んでいなかったので再読。
    ただの娯楽小説と勘違いしていたんだぜ…

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    2012年11月02日