藤田元信のレビュー一覧
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レーダーや航空機の技術革新が、戦争をどう変えたかについてわかりやすく解説している。当時の基礎的と思われる科学の進歩が相手国のプレッシャーとなり、戦略だけでなく研究の競争が進んだことを感じた。当時も今もオリジナリティの追及や、個人のパッションに基づく長期投資、人のネットワークとある種のオープンイノベー...続きを読むPosted by ブクログ
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基本は戦史において技術が果たした役割と教訓といった内容の話である。
戦史と聞くとそれだけで古めかしくて退屈という印象を抱いていたが、戦史に関する記述は、あくまでも技術の果たした役割を語る上での最小限にとどめられており、退屈することなくスラスラ読めた。
また最初に、技術と戦場との関係を既存・新規で...続きを読むPosted by ブクログ -
「技術は非対称性を生み出す」
「戦略は非対称性を利用する」という表現がツボ。
それだけで、この本を読んだ価値があったかな。
一言でいうと、タイトル通り「技術を知り、活用法を探り、世界をリードすること」
そんな内容が戦争での勝因・敗因の具体例と共に紹介されていた。
戦争での具体例は、無知な私には難し...続きを読むPosted by ブクログ