古谷彰子のレビュー一覧
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私たちの体の1日のリズムを刻む体内時計。その「時間」と「食」を組み合わせてうまく活用し、毎日の生活や健康をより良くしていこうと近年研究が進んでいる学問が「時間栄養学」である。「何を食べるか」より「いつ食べるか」を変えることで、無理なくダイエットでき、生活を改善させることができるかもしれない。最新の研究結果を解説しながら、体内時計を調え、健康を維持する方法を考える。
時間栄養学の最新の研究を、体調管理からダイエット、時差ボケの解消やシフトワークへの対応といった、私たちの身近な問題の原因究明や解決へわかりやすくフィードバックしてくれていて、とても勉強になった。私たちの生活に具体的にどのように取り -
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時間栄養学というコンセプトが
ユニークだなと思って読んでみました。
時間栄養学と言うのは文字通り、
「いつ、何を食べるべきなのか?」ということを
探求している学問で、
栄養学で考えている「何を食べるのか?」という問いに
「(それを)いつ(食べるのか)?」という問いも
合わせて考える学問になります。
とは言え、この本は時間栄養学の初級編に位置するのか、
前提となる体内時計の話に前半の1/3を費やしたりと、
結局「何をいつ食べるのか?」という問いに対して、
著者の研究結果を示してくれるのは後半からになります。
また、どちらかというと「健康になるため」という
大目的がベースとなっており、
例えば「 -
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時間栄養学…とは?
「食べる時間」を意識することで体内時計の調整をして、日々の体調を整えることを目的とした研究。
体の中には「体内時計」と呼ばれる「一日のリズム」を刻むメカニズムがある。それを形づくっているのが「時計遺伝子」だ。
体内時計は、体の中のあらゆる細胞の中にある。
体内時計の仕組みを知り、うまく活用することが、人間の生活や健康に大きく寄与するのではないかという期待から、体内時計に関する研究が盛んになされている。この学問を「時間生物学」と呼ぶ。
地球の一日は24時間。人間の一日は24.5時間。放っておくと、地球の時間と人間の時間はずれていく。
ただ、朝起きて光を浴びて、食事を摂る