ホルヘ・ルイス・ボルヘスのレビュー一覧

  • ボルヘス怪奇譚集

    期待しすぎ

    レビューが結構良かったので期待しすぎたみたいで、それほど面白いとか初めて気がついた、なんていう感動はありませんでした。短いお話なのに、主語が誰かわからないような訳で残念でした。
  • ボルヘス怪奇譚集
    「書淫」ことボルヘスらが選ぶ、珠玉の超短篇92!
    どれだけ長くなっても、見開き3ページほどしかありません。しかし、短いからとてすぐに読みおわるわけではないのだなぁ…。ひとつの超短編に5分以上費して考えこともざらにあります。いい意味では深奥な趣がありますが、不親切な部分があるといえなくもないです(ま...続きを読む
  • ボルヘス怪奇譚集
    大半が理解できないものばかり。けれどそれはわたしの読書経験値によるものだろうと早々に白旗を振り、理解せぬまま空気だけ読み取るように読んだ。もしや冬の夜にぴったりの読み物だったかもしれない。
  • 夢の本
    神話、聖書、小説、詩などなど。西洋から東洋まで。古今東西の「夢」をテーマに編まれた113篇のアンソロジー集。各作品の一部が抜粋されているため、ダイジェスト集のようにも見えました。以前から「ギルガメシュ叙事詩」を読んでみたいと思っており、この本で部分的に内容を確認できたのは幸いでした。好みは分かれそう...続きを読む
  • ボルヘス怪奇譚集
    ボルヘスとビオイ=カサーレスが選りすぐった
    古今東西の奇妙な断章、92編。
    表題に「怪奇譚」とあるが、読んでみると怪奇色は薄い。
    むしろ小さく笑ってしまうシュールで滑稽な情景が並ぶ。
    次々にページを繰って短い物語に触れ続けると、
    まるで夢の入れ子に囚われたような感覚に陥る。

    以前どこかで読んだはず...続きを読む
  • 幻獣辞典
    絶版のを読んだことはあったけど、新しい表紙が好みで買ってしまった。
    物語の種であるボルヘスの、さらにその種という感じ。彼の編む怪奇譚集系に共通する、あの感じです。
  • 幻獣辞典
    再読。
    国内のこの手の本だと、ゲームに出てきそうなキャラクターしか載っていないことが多いのですが、さすがに古典というか、世界中から幅広くキャラクターを集めてきています。
    名前のない幻獣も載っているのが特徴的。
    事典としては収録数が少ないため役に立つかどうかはわかりませんが、愉しめる本でした。
  • 幻獣辞典
    ボルヘス入門に手に取ってみた。
    辞典と言えど体系的な解説がある訳ではなく、古今の文献からの引用で構成されるのでよくわからないものもしばしば。それでもゲームや小説でお馴染みの空想上の生物の由来がわかって面白く読めた。
    かなりの頻度で引かれる、名前だけは知っていたプリニウスの科学的に誤謬だらけの説明には...続きを読む
  • 幻獣辞典
    名前は知ってたけど何となく手を出してなかった。文庫化ってちょうどいいタイミング。
    これだけ簡単にネットで何でも調べられるようになると、博識とか売りになりにくい。そうなると後は取捨選択に力量が問われるわけで、そう思って読むと、世の中不条理というか、神話とか伝説って因果応報とか倫理的にはできてないんだな...続きを読む
  • 幻獣辞典
    無教養なうえ、ゲームもファンタジーも苦手な私には、五十音順の情報を吸収することはハードル高すぎた。
    じゃあ、ある程度カテゴライズされた形ならいいのかっていうと、そういうもんでもなく。つまりは、自分の教養、想像力のなさが問題。