九月文のレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレアルシェイドの代わりにアズィールに向かったスメラギ。
正直ここまで他国の内乱に関わっていいんだろうかって思いながら、このお話の中でがんばったのはシエラかなぁ。
スメラギが捕まったっていう報告に、いてもたってもいられないはずだけど、そこは王女という立場を思い出し、自分は王宮に残ることを選んだし、まあ次の瞬間には飛び出してはいましたけど、それはちゃんとみんなの了解を取ったあとでしたし。
今回のスメラギはひたすら待つっていう、我慢の子でした。
「帝位継承編」という流れの中、アズィールの内乱が終わり、いざスメラギとシエラが再会!っていうところで、まさかの邪魔者が。一目しか会えずにそのままスメラギ -
-
Posted by ブクログ
最近のスメラギさんは眼鏡をかけていないことが多いなあって思いながらの9巻目です。
この巻から「帝位継承編」とあるとおり、アズィールの後継者争いにスメラギがばっちり巻き込まれていきます。スメラギもアルシェイドもアズィールの皇帝の血は引いていないようですけど、まだスメラギの出生の秘密はちょっとしか明らかになってませんし、これがどう影響するのかは楽しみにしてます。
ただ、今回ちょっとシエラの暴走が鼻につきました。いい子ちゃんなのはいいですけど、王女様があとさき考えずに飛び出したりっていうのは止めて欲しいです。シエラとしては恋人であるスメラギのためにってことかもしれませんけど、もうちょっとスメラギ -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集です。
私的にはスメラギとシリスが出会った「幼き主の学び舎」とシエラの両親の出会い話の「素顔の仮面舞踏会」がよかったです。
「幼き主の学び舎」を読むと、今のスメラギとシリスの関係の元ってのが分かる感じがしましたし、意外とスメラギも昔は貴族の娘を相手にがんばってたんだなって(^^ゞ
何より「素顔の仮面舞踏会」では、これまで全然出てこなかったシエラのパパがどんな人だったのかが書かれていて、今は女王となっているシエラのママとの出会いのお話は感慨深いものがあります。このお話のあと、パパはスメラギを助けて命を落としちゃうんですよねー。
脇役グレンも健在で、こういう仲だったら、シエラが砦に行っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ銀の竜騎士団の2巻目。
今回は舞台が王宮。そしてシエラは帝国からやってくる使者の第3皇子の接待役をすることになってしまい、その上、その護衛に付くのはスメラギで・・・。今度こそルーシェが王女だとバレてしまう!?・・・わけではありませんでした(笑)ここまでスメラギも鈍いといっそ清々しいwwルーシェはシリスの遠縁の貴族だと思い込んでしまっているのでしょうね。カイトの方がいろいろ気づき始めてるような。でも、彼は隊長至上主義なところがありそうなのでスメラギが白だというのであれば、カイトも白だと思うように努力しそう(笑)たとえそれが黒でも。
そして初登場、帝国の第3皇子・アシュア。彼は小さいのに立派に皇子 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前々から絵が綺麗だなぁと思いつつ、読めていなかった銀の竜騎士団。やっと読みました。
読み始めてみたらページを送る手が止められませんでした。テンポも良く、ストーリーも飽きがこない展開でサクサクと最後まで読めました。キャラクターもみんな個性的で良いです。
主人公は自分の竜・ルーが育たないのは自分が成長しないからだと、王女にも関わらず身分を隠し、竜騎士団に入団して黒竜隊の隊長の元で頑張る15歳のシエラ(竜騎士団にいる時はルーシェ)。
黒竜隊の隊長は死神隊長というかなりおっかないあだ名の18歳・スメラギ。とても10代には見えない落ち着いた態度と、職務に熱心すぎる真面目な世話焼きお兄さん。
そして、そ -
-
Posted by ブクログ
王女のたまご編というだけあって、確かにルーシェの未熟さが際立っていた気がする。決めるところは決めてくれてたので、全然ダメってわけじゃないですけど。
思うに、トップの人が必ずしも誰よりも優秀である必要はなくて、優秀な人達を纏めて、使うことにさえ秀でていればいいんですよね。その時に使う武器は、シリスみたいに思考を働かせて望む結果を引き寄せようとする頭脳であったり、信頼という互いの人間性をぶつけた上で築き上げる関係の力であったり、要するにその人のために動く人間がいればいい。より多くの人間を動かすことが出来るのが、王様ってことで。目指すところはそこだと、思うんだけどなぁ。最終的に優秀な人が自分の味方に -
Posted by ブクログ
ネタバレいったい、スメラギはいつルーシェが王女と気付くのだろうと、ずっと思ってましたけど、4巻目でやっとばれました。
ルーシェにとってはグリフォンの登場で予定外のばれかたになったみたいですけど、ちょっとがんばれば竜公の自分でも手の届くと思っていたウサギが、実は高嶺の花だと気付いたときに動揺していたスメラギは、なかなか見れないです。
最後に出て来たアルシェイドはスメラギにそっくりということは、なんらかの血縁関係はありそうですけど、そうなるとスメラギもどこの馬の骨っていうんじゃなくて、正当な王家の血筋だとなるし、意外と最後はうまくいきそうな感じはします。
まあ、その前にアルシェイドの求婚に対して、女 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3巻目。
シエラが王女であるってことが一気にいろいろな人にばれているのに、スメラギだけには相変わらずばれていないです。
でも今回は、スメラギがシエラのことを好きだと自覚して、ヤキモチ妬いたりと悶々としてるのが見れて、なんかニヤニヤしちゃいました。両思いにもなれて、なんかラブラブなんですけど、どんな感じでスメラギに王女であるとばれるのか、ばれたときのスメラギの動揺ぶりが楽しみです。
あと、やっぱり、スメラギ=皇だと思ってたら、短刀に名前書かれていたんですねー。となると、東方の国の皇子ってところかなぁ。いつも18歳ってことを忘れちゃうんですけど、どうしてもイラストからは25歳くらいに見えてしま -
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
身分を隠してるお姫様と鈍感ヒーローのお話第二弾。
今回の展開でも、やっぱり隊長の節穴メガネを叩き割りたくなるわけですが。何故あんなに冷静なのに気づかない……。
内容としては、王道的な展開を踏まえつつ、前回よりも政治色・国境を越えた他国との話が入り込んできます。竜の存在がいかに影響力あるか、というのもよく分かる話でもあります。
全体的に前回よりもそこそこ糖分ありつつも、なかなか、ぎくしゃくする部分も多いかな?という感じ。
他国の思惑が見える一方で、自国内の思惑はそこまで前面に押し出されてはいない感じです。
とりあえず主軸の登場キャラ達にとことん振り回されているカイトを、誰かねぎらってやるべき