稀見理都のレビュー一覧

  • エロマンガ表現史
    本書の目的はこんな研究もあるんだと知ってもらうことでそれは十分に達成できていると思う。
    多様であるが故に定義が難しい分野への取り組み方を学んだ。
    エロマンガと聞くとただ性的欲求を処理するための道具のように見られがちだが、その表現は研究対象になるべく表現の発端も広がりも多様だった。規制が逆に表現に広が...続きを読む
  • エロマンガ表現史
    エロマンガの歴史をあくまでアカデミックにまとめた1冊…とみせかけて、それ以上に文章全体から著者のエロマンガに対する熱い想いがヒシヒシと伝わってきて凄く楽しく読めました。内容自体もボリュームが多いものの大味になっておらず、豊富な参考画像と照らし合わせながら読めますし、とても充実していたと思います。
  • エロマンガ表現史
    エロマンガの研究には、永山薫『エロマンガ・スタディーズ』という名著がある。発表された2006年当時、エロマンガというジャンルは、研究や評論の対象としてはほぼ手つかずの分野。その未開の地を開拓して、エロマンガの歴史やそこで描かれるセクシャリティを体系立てて解説し、エロマンガ評論というジャンルをつくった...続きを読む
  • エロマンガ表現史
    借りたもの。
    エロ漫画定番の表現の種類・ルーツを体系的にまとめ分析した、ある種の禁忌?に踏み込んだ一冊。
    それらは性への関心・好奇心、そしてファンタジー(妄想やマンガとしての面白さへの追及)と、規制との戦いが複雑に絡み合っていた。

    女性の身体の性的に強調される部位の表現から、想像を掻き立てるための...続きを読む
  • エロマンガ表現史
    パワーワードがすさまじかった…笑

    おっぱいインフレーション
    乳首残像
    揺れはついに光速を越え
    蛸と海女
    断面図の貴公子
    修正は美学だ
    デビデ像のハート目
    エロマンガ女子会

    単なるエロマンガと侮ることなかれ。表現史の勉強にもなるし、何より筆者のエロマンガに対する情熱、知識に驚く。あとがきにも様々な...続きを読む
  • エロマンガ表現史
    ・少年誌、エロマンガ、映像作品はサイロ化されているわけでなく、相互に影響を与えあっている
    ・表現、概念はどこかで生まれた後、バズって市民権を得ると「記号化」される
    ・規制が表現の進化を促進する
    ・「くぱぁ」と「らめぇ」はマーク・チャンギージーに解説してもらいたい
  • エロマンガ表現史
    エロ漫画における表現のおこりや変遷を概観した1冊。
    エロ漫画における巨乳、触手表現の変遷や、またくぱぁやらめぇなど漫画特有の表現についても考察されている。
    多くの章では画像の参照が多いため、表現の変遷や漫画家による違いなども把握しやすい(電車では読めないが)。
    これは完全に偏見だが、文章のちょっとし...続きを読む
  • エロマンガ表現史
    一部の自治体で、有害図書にしていされているらしい。思うに、エロマンガのサブカルチャー史としての役割は果たしている。偏見持たないで、評価すべきじゃないかと。
  • エロマンガベスト100+
    歴史背景および成長に連れ、いろんなジャンルのエロ漫画が生まれてきた。
    それら各作品の特徴がここで詳しく解説されている。

    自分の性癖にあった作品を見つけるのに最適な本です
    ('ω')ノ
  • エロマンガ表現史
    石恵の巨乳表現に関するインタビューとGANTZ作者の乳首残像に関する議論はなかなか秀逸だった。あとはくぱぁとらめぇのオノマトペ誕生をめぐる論説だけは読んでおこう。
  • エロマンガ表現史

    せいぜい100円だな

    試し読みだけで、内容の薄っぺらさが解る。
    こういう悪書があるだけでも、マンガに悪い印象を与えてるだけ。
    資料的価値も低い。
    ボッタクリにも限度を超えた価格設定。